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24時間3分遅れのデジャヴ


⭕月⭕日 (月)


高校生になって一日目が終わった。

隣の席の水池加奈ちゃんと早くも友達になれそう(*^^*)

お昼はお弁当派と売店派で半々くらいか?

お弁当派は中身よりもお弁当箱の可愛さ。

私のお弁当箱は男子が持っていてもおかしくないようなもの。

加奈ちゃんのお弁当箱はマカロン風で可愛かった。

私のお弁当箱は中学の時から使っているもの。

だから授業が終わった帰り道、加奈ちゃんと大通りのお店を見ながらお弁当箱を探した。

ランチバッグとセット、長方形で可愛い色の二段ランチボックスを見つけた。

お小遣いもあったからソッコー買った(ノ^∇^)ノ

さっきお父さんにお弁当箱のこと言ったらお小遣いとは別にお金くれた♪
lucky😆💕

それにしても…今日はおかしな一日だったなぁ~。

初めて入ったお店とか、辺りの景色とか…

つい最近見たような変な感じがした。

お弁当箱を買ったお店では、店員さんに「妹さんとお揃いのお弁当箱なんですね」って言われた。

えっ?って思った(笑)

「私独りっ子です」と言ったら「えっ?」って驚いてた。

昨日来たお客さんと私がそっくりで同じお弁当箱を買っていったらしい。

私にそっくりな人がいるなら会ってみたい。

同じ制服着てたから嫌でも会えるかもしれない。

楽しみにしとこう♪



木嶋優香は寝る前の日記を書き終え日記を閉じた。

歯を磨こうとリビングを横切るときに部屋を覗くと、父の晃はやっぱりソファーで寝ていた。

『お父さん!布団で寝なよー』

優香の一声で起きる父、晃。

『また寝ちゃったか…』

晃はテーブルの上のグラスを手に取り、残っていた酒を飲み干した。

『ねぇ、お父さん。この街私が小さい頃来たことあったりする?』

優香は今日の変な出来事を父親に話すのだった。

『隣のN県には優香が産まれた時お墓参りには行ったけど、このY県は初めてだよ。どした?何かあったのか?』

『うん、今日ね…学校に居るときから、何か見覚えある風景だなーって思ってたの。
教室に居るときも…
お弁当箱を買いにいった時も…
辺りの景色とか何となく見覚えある景色だなーって思ってた。
お弁当箱を買ったお店では、私とそっくりな人が私が買ったお弁当箱と同じもの買っていたんだって。
同じ学生服で双子か姉妹だと思ってたみたい』

『うーん、初めての場所で何となく懐かしく思ったり、前にも来たことあるかな?なんて思うのはデジャヴって言うんだよ。以前見た何処かの景色と似てたりすると、そんな気持ちになるらしいぞ』

『デジャヴ?なんか聞いたことある』

『あと、世界には自分とよく似ている人が3人は居るって言うからな。優香に似ている人って言う人も、その内の一人なのかもな』

『でも双子に間違われるくらい似てる人って居るのかな…。制服も同じって言ってたから、すぐ噂になって会えるかもしれない。私によく似て私と同じお弁当箱を買った人に…』

『もしかしたら、その人と優香はシンクロしちゃってたりしてな。よく双子は同じ動作をする、とか聞いたことあるけどな』

『お父さん…まさか私に隠してることとか無いよね?』

『隠してること?』

『実は私の他にもう一人子供がいます、とかさ!』

優香は言った後、悪戯っぽく笑った。

『い、居るわけないだろ…、たぶんな。優香にそっくりな人が居るなら父さんも会ってみたいな』

娘の質問に答えた晃も、言った後ニヤリと笑った。

『さて、歯磨いて寝よ。お父さんも布団で寝なきゃダメだよ』

『あぁ、分かったよ。おやすみ』

『おやすみ。あっ、今日は入学式来てくれてありがとね』

優香はそう言うと、いそいそとリビングを出て洗面所に入り歯を磨き始めた。

晃は優香の後ろ姿を見て口許だけで笑った。


鏡を見ながら歯を磨いていた優香は、一瞬だが鏡に違和感を感じた。

歯を磨く自分が一瞬止まったように思えた。

『えっ?』

ほんの一瞬の違和感だったので、特に気にすることなく優香は歯を磨き終え、リビングを覗くと父親の晃は寝室に入ったのか姿は無かった。

部屋に戻り、何気無く母の形見の腕時計を見てから部屋の電波時計を見ると腕時計は3分遅れていた。



翌朝、五時に起きた優香は新しいお弁当箱におかずを可愛く配置して自分の弁当と父の弁当を作り終え、朝食の支度を始めた。

朝食が出来上がったころ、晃が寝室から出てきた。

『おはよう、今日は随分早いな』

『うん、新しいお弁当箱に綺麗に盛り付けたかったからね』

テーブルには父の弁当と、優香のカラフルなランチバッグが置かれていた。

『私、先に食べちゃうね。途中に雰囲気のいい神社があったから毎朝お参りすることにしたの』

『おー、神社があったのか!俺も休みの日に行ってみるかー』

『お父さんの好きそうな神社だよ』

『父さんはどんな神社でも好きだけどな。お前も俺に似ちゃったんだな』

『まあね、小さい頃から神社巡りしてれば好きになっちゃうよ。ごちそうさまー』

『もう食ったのか?』

『女の子は朝から忙しいの!』

そう言って、優香は新しいお弁当箱を持ち部屋に戻り弁当箱をバッグに入れて腕時計を着けた。

昨夜時間を合わせたので確かめることなく部屋を出た。

『お父さん、行ってくるねー』

『あぁ、気を付けてな』

そして、優香は元気に家を出ていった。

しかし、母の形見の腕時計は既に3分遅れていたのだった。



つづく。。。




どもです♪(*´∇`)ノ

最近体調悪しのワタクシ…

中々話の続きも浮かばず、やっとこここまで書けました😃💦

これからの異変は小出しにしていきます(*^^*)

週一連載になりますので気長にお付き合いくださいませ♪

今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~


今回の選曲♪
【いつも何度でも】井上あずみ



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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
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