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心の詩…


静かなリズムに包まれながら産まれて

優しい歌を聴きながら育ち

元気な歌を聴き遊び疲れたり

ラブソングに胸を焦がしたあの頃…


時には哀しい歌のように涙を溢し

時にはテンポのよい曲のように仕事に励んだ…



窓から見える見慣れた風景が

季節に色を変えていくように

いつも身近にある音楽の色も

歳と共に私の心の中で

目まぐるしく変わっていく…



自分で書いた詩にメロディをつけたり


歌のない曲に詩を書いてみたり


季節ごとに代わる私の心の中にある言葉は


バラードに合う詩もあれば

ポップスやロックに合う詩もある


心にある歌のアルバムのレコードに針を落とせば

懐かしい歌を聴くように鮮明に甦る想い出


そろそろA面も終わりに近い…

これから作るB面にも

過ぎて行く記憶が

歌と共に

詩と共に

生まれてくる言葉と共に刻まれる…


B面が完成した時が

自分の最後の時だとすれば…


それはきっと…


一度だけ走馬灯のように流れ

見聞きできるのかな…


もしそうだとすれば

できるだけ最後に後悔しないように

移り行く日々を大切にしたい…


美香。。。



どもです♪(*´∇`)ノ♪

今日は曇り空の横浜であります♪

日に日に暮れ行く秋。

開けたままの窓からは冷たい風が流れ込む。

私にはなんとも心地好い季節。

もうすぐ晩秋に入りますね♪


夕刻の長い影は哀愁を漂わせ

冷たい風が襟元や頬を撫で

木枯しは落ち葉を揺すり落とし

そして落ち葉は風に踊る♪


ん~♪これぞ秋(*^-^)


俳句

すれ違う行き交う人や秋の風


短歌

暮れる秋目映く光る街灯り瞳に映る遠い想い出


ではこのへんで♪

今日も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪
【ORION】中島美嘉

次回は【妹…】続きです♪

いつも応援ありがとうございます♪
お帰りの際に気が向いたらぽっちり一押し
宜しくお願いします♪:*(〃∇〃人)*:
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テーマ : 詩・想
ジャンル : 小説・文学

妹…6 (短編ハードボイルド)


鈴木琴音は、須藤と亮介が神栄商事の男を捕らえて店を出ていった後、店が荒らされたと警察に通報して10分程で警察官数人と刑事二人が現場の鈴の音に到着した。


『捜査四課の黒田です。派手にやられましたなぁ…』

刑事の黒田は被害者である琴音に事情聴取を始めた。

『えぇ…。男四人が突然店に入ってきて…あっという間にこの有り様です』

琴音は顔の傷を須藤のハンカチで押さえながら応えた。

『その四人組ですが…顔に見覚えはありましたか?』

『はい、昨夜店の中で他のお客さんに喧嘩をふっかけたグループがいて、それまでも他のお客さんに変な言いがかりつけたりしていたので出入り禁止って私が言ったんです。その時のグループの中の二人は、さっき店を滅茶苦茶にした四人の中に居ました』

『その昨夜のグループの中の誰か一人でも名前分かりますかね』

『はい、神栄商事の社長だと名乗る吉田という人しかわかりません…』

黒田の視線が不意に琴音から不自然に逸れた。

『なるほど…。その時ですが…その神栄商事の吉田や連れの者に危害を加えたお客さんが居ませんでしたか?』

『助けてくれたお客さんはいましたけど…』

琴音は須藤の名前を出すのを躊躇った。

『その助けてくれたお客さんは常連さんですか?』

『えぇ…まぁ、そうです…』

『もしかしたら須藤という男ではないですか?』

琴音は、心臓が跳び跳ねたように感じた。

『なぜ名前を言わなければいけないんですか?お客様の事はお話しできません』

『そうですか…。あのですね…その須藤という男に、その神栄商事の社員から大怪我を負ったと被害届が出されているんですよ…』

『ちょっと待ってください。その事とこの滅茶苦茶にされた私のお店となにか関係あるんですか?うちの被害で刑事さんが来たんじゃないんですか?それに私の店を滅茶苦茶にして私も怪我してるんですよ?神栄商事の連中の方がよっぽど暴力団じゃないですか!』

『勿論そうだと思います。しかしここまでさせたのは須藤という男が原因でもありますからね。とりあえず須藤を障害の容疑で我々も捜査中でしてね。須藤は元々暴力団でもありましたから我々四課が出向いたわけです』

黒田は被害者である琴音を他所に、須藤の事に重点を置いていた。

『私被害者なんですよ?私の事はどうでもいいんですか?』

琴音は黒田に対して怒りを露にした。

『分かってます。後程神栄商事の吉田という人に聴取してみます。それとここで働いていた佐久間由美という女性の行方不明の届けが由美の兄の佐久間亮介から捜索願いが出されているんですが佐久間亮介はご存じですか?』

亮介の名前が黒田から出たことで、琴音はわざと大袈裟に呆れた顔を黒田に見せて何も言わなかった。

『ニュースでご存じかと思いますが…佐久間亮介は神栄商事の社員に対して暴行監禁、傷害で容疑がかけられていまして捜査一課の方で行方を追っています。佐久間亮介もここの店に以前は出入りしていたようですが、最近は来ていませんでしたか?』

黒田は尚も琴音に食い下がった

『もう刑事さんとはお話ししたくありません!私の被害には関心が無いようですから…別の刑事さんとお話しします』

琴音はそう言って黒田から離れた。

琴音はもう一人の若い刑事に黒田とは話したくないと告げ、若い刑事に事情を話始めた。

そこで黒田は琴音が居ないかのように若い刑事を呼びつけた。

黒田は若い刑事に耳打ちして、若い刑事が琴音のところへ戻ってきた。

戻ってきた若い刑事は開口一番に須藤の事を琴音に聞くのだった。

琴音は若い刑事に食って掛かり、それ以降一切口を開かなかった。

そして琴音は須藤に刑事の対応と須藤が傷害で訴えられていて警察が探していることをメールで告げた。

電話だと聞かれる恐れがあったので、須藤と亮介に対する琴音の精一杯の配慮だった。



琴音からメールを受けた須藤は舌打ちをした。

『亮介…』

『何ですか?』

『不味いことになった…』

『えっ?何ですか不味いことって!』

『奴に聞かれたくないからちょっと待ってろ…』

須藤はガムテープを探したが無かったので、残っていたビニール紐を小さく丸めて、後ろの席にいる鈴の音から連れてきた体の大きな男の両耳に詰め込んで顔をビニール紐でぐるぐる巻きにした。

男は手足を縛られ、その縛られた手足と首をビニール紐で繋がれていて、口には自分の履いていた靴下を詰められていたので、男は顔を左右に動かす以外、ほぼ無抵抗だった。

『これでよし!』

そう言って須藤は助手席に戻ってきた。

『不味いことって何ですか?』

亮介は運転しながら須藤をチラッと見た。

『その事なんだけどよ~。俺も警察に追われてるみたいなんだ』

『えーっ!何でですか!』

『あぁ、どうやら吉田の部下が俺に怪我させられたって警察に届け出たらしいんだ。どうせ吉田の入れ知恵だと思うけどな…。でも、何かおかしいんだよな…』

『何処がどうおかしいんですか?』

『琴音ママから教えてもらったんだけどよ、俺達が店を出たら警察に連絡しろってママに言ったろ?』

『はい』

『ママが警察に連絡して刑事が来たらしいんだが、店の被害状況を全然聞かないで俺と亮介の事ばかり聞いてたらしいんだ。おまけに店が滅茶苦茶になったのは俺が悪いようなこと言ってるそうだ。何かおかしくねぇか?』

『妙ですね…。須藤さんに全部責任を押し付けてるみたいじゃないですか』

『まぁ、確かに怪我してたかもしれねぇけどな』

須藤は口許だけでにやっと笑った。

『俺が元暴力団だったから四課の刑事が来たってママのメールに書いてあったよ。神栄商事の方がまんま暴力団じゃねぇかよ。なぁ?』

『奴等は暴力団以外何者でもないですよ。妹拐ってボロボロにした挙げ句ママの店まで滅茶苦茶にしやがって!』

『だよなー。でもよ、その四課のデカおかしくねぇか?もしかして吉田とつるんでたりしてな…』

須藤の言葉に亮介は沈黙した。

須藤自信もその後なにも言わなくなった。

少しの沈黙の後、亮介は口を開いた。

『須藤さん…もしかしたらじゃなくて本当の事もあり得ますよ…』

『やっぱりお前もそう思うか…。だとしたら、何としても今夜か明日中にけりを付けなきゃな』

『吉田取っ捕まえましょう』

『おう』

そして二人は町外れの山の中に車で入っていった。

『着きましたよ、須藤さん』

『おっし。奴に吐いてもらうとすっか』

『ですね』

亮介と須藤は後ろの席にいる神栄商事の男を車から降ろした。

『須藤さん、ちょっと俺に任せてもらえますか?』

『いいぜ、好きなように痛めつけてやれよ』

『はい』

亮介はそう言って車の中にあるハサミを持ち出した。

『おいおい亮介…いきなりハサミ持ち出して何すんだよ。殺すのは早いぞ』

『殺すつもりは無いですよ。コイツらの仲間の神崎って野郎にしたことと同じことするだけです。けっこう効果的ですよ、今の時期は…』

『今の時期?』

『はい』

亮介はそう言ってハサミをチョキチョキ動かしながら地面に転がっている男に近付いていった。

男は両手足を後ろ手に縛られ首と繋がっているため身動きすら出来なかった。

口に靴下を詰められているため、「うー、うーっ」としか言えず目は恐怖に怯えていた。

『さーて、吉田が何処にいるか教えてもらおうか…』

亮介はそう言って男の口に詰められている靴下を引き抜いた。

『テメェら、こんなことしてタダで済むと思うなよ!』

男は精一杯の抵抗を見せた。

『そんなこと言ってられるのも今だけだぜ。あんたの仲間の神崎って野郎もペラペラ喋ってたからな』

『ちきしょう、ほどけ、この紐ほどけよこの野郎!テメェらぶっ殺してやっからな』

『そんな元気出せるかな?』

亮介はハサミで男の服を切り刻み始めた。

あっという間に上半身の服を切り刻み、十二月のクリスマス前の極寒に男はガタガタ震えだした。

『殺せ!殺しやがれ!テメェらなんかに何も話すことなんて無ぇんだからよ!さっさと殺せ!』

『おー、まだ元気だな』

亮介はそう言いながら男のズボンを切り刻み始めた。

下着だけになった男は寒さと恐怖に震え歯をガチガチ鳴らしていた。

『吉田は何処にいる?』

『…』

男は震えているだけで何も言わなかった。

『もう一度聞くけど…吉田は何処にいるんだ?』

『…』

亮介は後ろ手に縛られている男の無防備な腹を一蹴りした。

男は息が出来ないようで、口を大きく開け息を吸い込もうとしているかのようだった。

『吉田は何処にいるんだ?』

『と、とう…東城ビ…ルだ…そこ…そこにいる…はっ、八階だ』

『東城ビル?⭕⭕町のか?』

亮介は念のため聞き直した。

『そ、そう…だ…』

『始めっから素直に言ってりゃいいものを…。須藤さん、東城ビルだそうです。俺東城ビルなら知ってますよ』

『もうすぐ九時か…もう少し待って吉田の寝首欠いてやろうぜ…。ただし…こいつの言ってることが本当なら、だけどな…』

『そうですよね…コイツ嘘言ってるかもしれませんからね。コイツここにこのまま残して見に行ってきましょうか。本当だったらまた迎えに来るってことで。もし嘘だったらこのまま放っておけば凍死で死人に口なしって事でいいですよね?』

亮介は男に聞こえるように須藤を見た。

『構わねぇだろ、こんな雑魚居なくなったって誰も泣きやしねぇよ』

須藤も地面に転がっている男を見ながら言うのだった。

『まっ…待って…本当…本当の事だから…う…嘘じゃ…ない…く、車に…乗せて…お、お願いします…』

『亮介、俺はこのままコイツを置き去りにしてもいいんだけどよ…どうする?』

『俺もこんな奴連れていくのめんどくさいですよ…』

『じゃ、置いてくか』

『ま、待って…置い…て…いかないで下さい』

男は泣き出した。

『じゃぁよ、もう一つ聞きたいことあるんだけどよ…』

須藤は男の前にしゃがんで男の顔を見た。

『な、な…んです…か』

『吉田って野郎は警察と繋がってねぇか?』

『き、昨日…⭕⭕警察の…く、黒田って…け、刑事に会って…ました』

須藤と亮介は顔を見合わせた。

『お前も一緒に居たのか?その場所に…』

『い、いま…した…。はな…話しのな、内容はわ、わかりませ…んた、ただ…金をわ、渡してたのは、し、知ってます』

『亮介、ビンゴだ』

『ですね。すぐにでも吉田のとこ行きましょう、須藤さん』

『そうだな。コイツも切羽詰まって嘘は言わねぇだろう。じゃ、行くか、亮介』

『はい』

そう言って二人は車に乗ろうとした時、男が泣き叫びながら車に乗せてくれと須藤と亮介に懇願するのだった。

『ばか野郎、冗談だよ冗談。亮介、コイツ車に乗せてやろうぜ』

『須藤さんも意地悪ですね』

亮介は笑いながら須藤の顔を見た。

『お前だって俺が何にも言わないのに、車に乗ろうとしてたじゃねぇかよ』

須藤の顔にも笑みが溢れた。

男を車に乗せて、須藤と亮介は東城ビルへと向かった。

『しかしお前もえげつないよな。こんな寒い日にハサミで服を切り刻むなんてよ』

『この車の持ち主だった神栄商事の神崎って野郎にも同じことしてやったんです。あいつもペラペラ喋ってくれたから俺も神栄商事を襲って由美を助け出せたんです。コイツらの大量の薬と神崎って男のセットで警察に通報してやりました』

『お前も中々やるなぁ…昔の俺を見てるようだよ…』

『そう言えば、遠藤先生も同じようなこと俺に言ってました。須藤さんと同じことしてるって』

『先生に聞いたのか?俺のこと』

『いえ、教えてくれませんでした』

『この一件が片付いたら教えてやるよ。お前には話してもいいって思ったよ』

『じゃあ、後で聞かせてくださいね』

『おう。…なぁ亮介…腹減らねぇか?俺腹ペコだ。腹が減っては戦もできねぇよ…』

『あっ、パンとおにぎりならありますよ』

『ほんとか?何処にあるんだ?』

『この中に入ってます』

亮介は、運転席と助手席の間にあるボックスの蓋を開けて須藤に見せた。

『ありがてぇ。おにぎり貰うぜ』

『どうぞ遠慮なく。俺はパン食べますから』

『お前はママの店を滅茶苦茶にしやがったからお預けだ』

須藤は後部座席にいる男の目の前でおにぎりを頬張った。

『やっぱり須藤さん、意地悪ですね』

亮介は片手でパンをかじりながらチラッと須藤を見た。

『うるせぇ!』

声に迫力があったが須藤の目は笑っていた。

そして車は東城ビルのある町に入っていった。



つづく。。。



どもです♪(*´∇`)ノ♪

話が長くなってしまい、いよいよクライマックスとワタクシ前回で言っていましたが次回がクライマックスであります😃💦

上手くいけば次回で終われますが…
話が長くなったらもう一回繋がりますf(^_^;

とことん悪党な吉田を捕まえようとする須藤と亮介。

果たして警察と繋がる吉田を二人は捕らえられるのか…。

ただいま、ワタクシ絶好調にノッております♪

お時間の許す限り、もうしばらくお付き合いくださいませ♪

今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪

【横浜ホンキー・トンク・ブルース】
原田芳雄



いつも応援ありがとうございます♪

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妹…5 (短編ハードボイルド)


由美を遠藤医院に預けてから、亮介は車ごと入れるラブホテルに身を寄せていた。

由美が行方不明だったこともあり眠れない夜を過ごしていた亮介。

由美を助け出したことで、亮介は昼過ぎまでぐっすりと寝ていた。

午後二時に目覚めた亮介。

シャワーを浴びてから、改めてラブホテルの部屋を見回すと部屋まで直接運んでくれる出前のおしな書きを見つけた。

昨夜から何も食べていなかった亮介は、ラーメンとカツ丼を注文した。

暫くして出前が届き、亮介はあっという間にたいらげた。

「さーて…どうすっかなー。神栄商事の新しい事務所の場所は警察に言ってあるから奴等もそこには行けないだろう。吉田が何処に居るか見つけられれば…。
あっ、そういえば鈴の音に奴等が来て暴れていったって須藤さん言ってたな。
奴等、鈴の音にまで手を出したのか。
由美を探してるのか?もし由美を探して鈴の音に行ったんなら俺も黙ってられないな…店の近くで張り込んでれば…奴等また現れるかもしれない。
奴等の一人を取っ捕まえて吉田の居場所を聞き出してみるか…」

亮介は、そんなことを考え外が暗くなり始めた夕方五時前にラブホテルの部屋内にある精算機で料金を払い部屋を出た。

鈴の音に向かう途中、スポーツ用品店に寄りバットを購入してからコンビニに寄り、亮介はパンとおにぎり、飲み物を買って持久戦に備えた。

午後六時前に亮介は鈴の音から少し放れた道路の反対側に車を止めた。

程なくして鈴の音の琴音ママが店に向かって歩いていくのが見えた。

少しでも怪しい動きがあれば亮介は飛び出していくつもりでいた。

琴音が店に入って10分ほど経ったとき、一台の車が鈴の音の前に停まった。

亮介は助手席に置いてあったバットを握りしめ、神崎を車内で襲ったときに使ったビニール紐を持ち車を降りた。

店の前に停まった車の様子を見ていると、運転手を残し四人の男が木刀のようなものを持ち車を降りて店に入っていった。

亮介はすぐに走り出した。

人通りはまばらでバットを握り締めて道路を横切る亮介を気に留める者はいなかった。

外に停めてある車の中の男には見向きもせずに、亮介が店に飛び込むと、二人の男がカウンター内の酒のボトルを木刀で滅茶苦茶に叩いていて他の二人はテーブルや椅子を破壊していた。

亮介は琴音の姿を探したが見当たらなかった。

ホールのテーブルや椅子を破壊している一人が亮介に気付き叫んだ。

『何だテメェは!客なら出てけ!』

『お前らこそ何やってんだ!』

亮介は低い声で言ってバットを男目掛けて力一杯横に振った。

亮介のバットは男の腕に当たり「ゴキッ」という鈍い音が亮介の耳に聞こえた。

不意を付かれた男は木刀を落とし、腕を押さえて踞った。

残りの三人が亮介に襲い掛かってきた。

亮介は振り下ろされた木刀をギリギリで避け男達と間合いをとった。

『お前ら神栄商事のもんか?』

亮介は、そう言って見た感じ亮介と同じくらいか年下に見える三人の男を睨み付けた。

『テメェこそ何もんだ?』

ほんの少し静かになったところで琴音がカウンター奥の狭い厨房から出てきた。

飛び散ったボトルの欠片が当たったのか琴音の顔と腕から血が出ていた。

『亮介くん?』

琴音は亮介の顔を見て一瞬ホッとした顔を見せた。

『ママ!大丈夫か?』

亮介が琴音に声をかけた時、三人の男の一人が木刀を亮介に付き出してきた。

バットでそれを払い除けると同時に、亮介はその男に前屈みで向かって行き男の腰のあたりを抱え込んだ。

少し揉み合いになったところで亮介は男の体を持ち上げ、後ろへ投げ飛ばした。

男は腰から落ちて立てなくなった。

亮介も倒れたが、すぐにバットを拾い上げ残りの二人を睨み付けた。

『お前ら…ママに怪我させたんだな?俺も許さねぇけど、あの人が来たら半殺しにされるぞ?』

亮介は、ママに手を出したら俺も黙っていられない、という須藤の言葉を思い出していた。

『あの人だぁ?誰だか知らねぇけど連れてこいよ!俺が叩きのめしてやっからよぉ!その前にテメエをぼこぼこにしてやらねぇとな』

『上等じゃねぇか!やれるもんならやってみろ!』

言いながら亮介はバットを振り上げた。

体の大きな男だが、意外にも機敏な動きで亮介のバットをよけた。

空振りで勢い余って体制を崩した亮介に体の大きな男は木刀で亮介の脇腹に木刀を食い込ませた。

思いがけない反撃に亮介は息を詰まらせて床に転がった。

そこにもう一人の男の木刀が亮介に襲いかかった。

床を転がり辛うじて木刀を避けた亮介は、起き上がり息を整えた。

想像以上の力で叩かれ亮介は苦しかった。

『痛てぇだろ。もう一発お見舞いしてやろうか?あぁ?』

亮介は転がっていたバットを素早く拾い上げた。

『どうした兄さんよ?肩で息してんじゃねーか』

男は一歩前に出た。

亮介は構えた。

その時、もう一人の男が横から亮介に木刀を付きだした。

横から付き出した男の木刀を亮介がバットで払い除けた時、大きな体の男の木刀が亮介の背中に襲いかかった。

亮介は体を捩って避けた分、まともに喰らう事はなかったが息が詰まる思いだった。

その時だった。

大きな男目掛けて琴音が割れていないウイスキーのボトルを投げつけた。

しかし大きく外れもう一人の男の頭に見事に命中。

ウイスキーのボトルが当たった男は頭を押さえて尻餅をついた。

大きな体の男が尻餅を着いた男に気を取られたところを
亮介は見逃さなかった。

大きな体の男の腕にバットを振り下ろした。

際どいところで男は腕を引っ込めた。

亮介のバットは男の腕を掠って床にめり込んだ。

そんな店の中の騒ぎを知らず、須藤は仕事を終えて「鈴の音」に向かっていた。

店が見えてきたところで、店の前に停まっている一台の車に目が止まった須藤。

須藤は嫌な予感がした。

『まさか…』

須藤は走り出した。

車の運転席にいる男を横目に須藤は店に入った。

亮介と体の大きな男が睨み合っていた。

カウンターの奥で怯えて顔から血を流している琴音を見て須藤の頭に血が上った。

大きな体の男は須藤に目をやった。

『なんだテメェは?』

『須藤さん』

琴音は須藤の名前を呼んだ。

須藤は改めて店の中を見渡した。

テーブルとイスは滅茶苦茶に壊れ、三人の男が床に四つん這いになっていた。

そしてカウンター奥の棚に置いてあるはずの酒が一つもなかった。

そして須藤の目に亮介の姿が止まった。

『よう…』

須藤は亮介だと分かると亮介から目を反らし体の大きな男を睨み付けた。

『テメェが店をこんなにしたのか?』

須藤は、そう言いながら床に転がっていた木刀を拾い上げた。

『だったら何だ!テメェは横から口出すんじゃねぇよ!』

そう言って男は亮介に木刀を振りかざした。

須藤は拾い上げた木刀で男の木刀を弾いた。

その勢いで須藤は男の足の脛を目掛けて木刀を叩きつけた。

男は呻き声をあげて床に倒れた。

その時、体の大きな男を残して他の三人は店から出て外に停めてある車に乗り込んで逃げていった。

『ママ、大丈夫か?顔から血が出てるぞ…』

脛を叩かれ床に体を丸めて転がる男を横目に、須藤は琴音の側に行きハンカチを取り出し琴音の傷口にそっと当てた。

『怖かった…須藤さん…怖かった…』

琴音は須藤に抱き付き体を震わせて泣き出した。

琴音は泣きながら事の経緯を須藤に話した。

『そうか…分かった。ママ、ちょっとここに居てくれ…』

須藤は琴音の側を離れて亮介に歩み寄った。

『亮介、大丈夫か?やられたのか?』

須藤は亮介に声をかけた。

『須藤さん、俺は大丈夫です。ママの側に居てあげてください。俺、コイツらのアジト聞き出して吉田を取っ捕まえてきます。ママの店までこんなことしやがって、もう許せないです。必ず吉田に償わせてやる』

『俺もその話乗るよ。ママに手を出したこと後悔させてやる。このでかい男から聞き出すか?』

『いいんですか?須藤さん…』

『昨日電話でも言ったろ?ママに手を出したら許さねぇって。この男別の場所に連れてくぞ』

『それなら話も早いや。須藤さん、これ使いましょう』

亮介はポケットから落ちたビニール紐を須藤に見せた。

『おっ、いいものあるじゃん。こいつの手足縛っちまおうぜ』

『俺も神栄商事の奴等を捕まえて吉田の居所掴もうとして用意してたんですよ。車持ってきますからこいつ乗せちゃいましょう』

『そうだな。ママ、こいつ車に乗せたら警察に電話して店が襲われたって言って』

須藤は琴音に向かって言った。

『分かった。でも襲われた理由何て言う?』

『そうだな…あっ、ママがコイツらを出入り禁止にしたからって言うことにしとこう。コイツらから店の弁償代も貰わないといけないからな』

『分かった。コイツらから500万くらい取っちゃって!』

琴音はそう言ってカウンターから出てきて亮介がビニール紐で縛り上げた男を蹴り飛ばした。

須藤と亮介は顔を見合わせてニヤッと笑った。

『俺、車持ってきますね』

『おう、頼む』

『ママ、後は上手く口裏合わせといて。亮介が居たことバレたら不味いから』

『わかってる』

それから五分も掛からないで、須藤と亮介は男と投げ出されていた木刀を車に乗せて走り去った。



『亮介、今夜中に片付けちまおうぜ。あまり長引かせたくないからな』

『そうですね』

須藤が話に乗ってくれたことが、亮介は心強く感じていた。

たった今大乱闘があったことが幻のように思えるような夜の町のクリスマスイルミネーションが亮介の目に揺れていた。



つづく。。。



どもです(*´∇`)ノ♪


とうとう須藤を本気で怒らせた神栄商事の吉田。

車に乗せた男から吉田の居場所を聞き出せるのか…。

次回に漂うクライマックス…

お付き合い頂きたくお願い致します♪


今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪

【白い恋人達】桑田佳祐

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生きる…


若葉映える青い春

夢を見続ける白い夏

過去を見つめる紅い秋

新しい何かをみつけるのかもしれない

まだ見えない透明な冬


夏から秋の間にいる今の私…

柵にまとわりつき

勢いを無くした水が

ただ渦を巻いているように

出口を探している…





生きながら思い通らぬものと知り流れ消え行く雲を見つめて

美香。。。



病伏せ無くしたものの切なさに生かされる身の想い哀しく

美香。。。



気晴らしに空を見上げて目についた落ちる枯れ葉に重ねる想い

美香。。。



色付いた木の葉に想う世の定め

美香。。。



どもです♪(*´∇`)ノ♪

詩、短歌、俳句で私の心の中を詠みました。

ちょっと後ろ向きかもしれませんが、先を見ていないわけではありません(*^.^*)b

とは言え見えない未来は不確かなものであります。

不確かな未来。

確かに過ぎていった過去。

過ぎた過去は未来への糧(*^.^*)b

未来が思い通りになるようにしたいですね♪


ではよい一日を♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪
【Freedom】
最近お気に入りのインストの曲です♪
馬が力強く走る姿に自由を感じます♪
痛みや苦しみ、差別等から解放されるfreedomという言葉が本当に似合う映像と曲だと思います♪
是非ご視聴を♪


いつも応援ありがとうございます♪

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妹…4 (短編ハードボイルド)


佐久間亮介は、薬(覚醒剤)が切れて苦しむ妹の由美を助手席に乗せて、須藤に言われた医者へと車を走らせていた。

『ねぇ、吉田さんは?吉田さんどこにいるの?薬が欲しいの!ねぇ、吉田さんは?』

神栄商事の社長を名乗る吉田和也に拉致され、覚醒剤を毎日のように射たれ、幻覚と快楽に溺れる錠剤を飲まされ吉田のおもちゃにされていた由美。

薬で変わり果てた由美の口から吉田の名前が出てくることに、亮介は苛立っていた。

しかし、由美に対して何ができるわけでもなく、ただ妹の由美を苦しめておもちゃにした吉田への増悪だけが亮介の頭の中を駆け巡っていた。

由美が暴れては車を止め、少し落ち着いたら車を走らせる、という繰り返しで40分ほど走って須藤に言われた○○市に入った所で、亮介はスナック「鈴の音」の琴音に電話をかけた。

ワンコールで電話に出た琴音。

『亮介君、電話待ってたよ~。⭕⭕市内に入ったの?』

『はい』

亮介が電話をしている時も、由美は吉田の名前を連呼して薬を欲しがっていた。

苦しむ由美の声は琴音にも聞こえていた。

『亮介君、由美ちゃんきっと治るから。今から須藤さんが教えてくれた病院の住所言うからメモして』

『わかりました。ちょっと待ってください』

亮介は神崎の携帯を取り出した。

『住所お願いします』

『分かった。⭕⭕市⭕⭕町……』

『分かりました。ありがとうございます』

『それから…須藤さんが、もう無茶なことするなって』

『…もう…無理かもしれません…由美を…妹をこんなにしやがった吉田を許すことはできないです。住所ありがとうございました。病院に向かいます』

亮介はそう言って電話を切った。

神崎の車にはナビが付いていたので、亮介は琴音から聞いた住所をナビに入力した。

『ここから10分くらいか…』

亮介は、そう呟いて車を走らせた。

ナビ通り、10分で須藤が教えてくれた病院に着いた。

そこは小さな町医者の佇まいで遠藤医院と看板が出ていた。

車を入り口の横に止めて、亮介は神崎の札束が入ったバッグを手に取り、由美を車から降ろして小さな町医者の入り口のインターホンのボタンを押そうとした時、入り口の明かりが着いてドアが開いた。

中から年輩の男が出てきた。

『佐久間亮介さんかな?』

年輩の男は眼鏡を下にずらし、上目使いで亮介を見た。

『はい、須藤さんからこちらに行くように言われた佐久間です』

『私は遠藤、ここの医師だ。さっ、早く入りなさい』

『はい』

いわゆる闇医者だと思っていた亮介は、人の良さそうな遠藤医師に正直ホッとしていた。

『さぁ、こっちの診察室へ入って少し待ってて』

遠藤は亮介と由美を診察室で待つように言って、携帯を取り出した。

診察室に入り、亮介は苦しむ由美を抱き寄せていた。

遠藤は須藤に電話をかけた。

『もしもし、須藤さん?』

「遠藤さん、佐久間亮介はそっちに着きました?」

『えぇ、今来たところです。これから診察を始めるから、また後で電話しますよ』

「遠藤さん、いつも無理言って申し訳ない」

『なぁに、気にすることないよ。じゃ、後で…』

「すんません、お願いします」

須藤の言葉の後に遠藤は電話を切った。

遠藤は診察室に入り由美の診察を始めた。

『彼女は妹さんだよね?』

遠藤が唐突に亮介に聞いた。

『歳は幾つかな?』

『23です』

『何故警察に行かなかったのかな?』

『妹が拉致されて無理矢理薬を射たれておもちゃにされたようで、警察には行きたくない、あんな悪夢のようなこと二度と口にしたくないって言っていたので…』

『うーん、それだけの理由かな?』

『…いえ、警察に捜索願いを出していたのに一向に動かないので、自分が妹に薬を射った奴等の一人を監禁して妹のいる場所を聞き出して奴等から妹を助け出したんです』

『そうか…うん、警察に行きたくない事情は分かった。派手にやらかしたみたいだね。ニュースになってたよ…。須藤さんと同じことしたんだな』

『えっ?須藤さんと同じこと?』

遠藤の言葉が亮介には引っ掛かった。

『いや、古い話だ。ところで健康保険は使えない状況だから薬代や治療費が嵩むけど大丈夫かな?見ての通り小さな町医者だ。中々こっちで負担するのも厳しいからね…』

『金なら大丈夫です』

亮介は、そう言って神崎のバッグから札束一つ、百万円を遠藤の前に差し出した。

『これで足りるでしょうか…』

『君は見たところ若い感じだが、歳は幾つかな?』

『27です』

『27でこんな大金をポンと出せるのか…。この金は君の貯金かな?それとも…危険なお金なのかな?』

遠藤は亮介を見つめた。

『…自分の金です…』

『…そうか…ニュースでも大量の薬を押収したことしか言ってなかったし…まぁ、遠慮なく受け取らせてもらうよ?これだけあれば治療費に困ることはないから。後は私に任せてほしい。彼女の望みだから警察に行くこともないから心配することないよ』

『すみません、どうか妹をよろしくお願いします』

『ちょっと治療には時間かかるかもしれない。症状を改善することはできるけど、また彼女は薬を欲しがるかもしれない。そこは理解してほしい…』

『…完治はできないんですか?』

『うん、麻薬常習犯が警察に捕まってもまた薬が欲しくなるのは君もテレビのニュースで知ってるよね?』

『はい…時々いますね…』

『覚醒剤は常習性が強いんだ。治療後は君がしっかり妹さんを見ていないと何処かから薬を仕入れることになるかもしれない。それは何としても君や家族がしっかりサポートしてあげてほしい』

『…分かりました。妹の家族は俺だけなので何とかします』

『うん、そうしてほしい。じゃあ治療始めるから2~3日したら電話するから、連絡先ここに書いておいてくれるかな』

『分かりました』

亮介は名前と電話番号だけを書いて遠藤に渡し、病院を後にした。

車を走らせ、亮介はこれからのことを考えた。

須藤と琴音の所へ行こうと思ったが、自分が警察と神栄商事に追われていることで、これ以上迷惑をかけたくない思いもあり店に行くことは辞めて琴音に電話をかけた。

『もしもし亮介です』

『亮介君、由美ちゃん病院に預けたんだね。さっき先生から須藤さんに電話があったよ』

『ママ、ありがとうございました。須藤さんはまだ店に居ますか?』

『いるわよ、代わる?』

『お願いします』

琴音は自分の携帯を須藤に渡した。

『もしもし』

亮介のスマホに須藤の声が聞こえてきた。

『須藤さん、本当にありがとうございました。由美は無事に遠藤医院に預けられました』

『そうか…完全に治る訳じゃないからな。この先お前が由美ちゃんを守らなきゃならないんだが…警察に追われてるんだろ?神栄商事の吉田にも…』

『はい…でも、由美が治るまで警察からは何としても逃げ通して見せます。吉田には俺のやり方で償ってもらいます』

『おい亮介…無茶するんじゃねぇぞ。
吉田が警察に捕まるのは時間の問題だ。
それまで奴等にちょっかい出すなよ?
奴等相当ねちっこいからな。
さっきもこの店に来て暴れてったんだ。
俺もママから目が放せねぇよ。
お前も大切な妹を守ってやらなきゃなんねえんだぞ?
お前にもしもの事があったら由美ちゃんどうするんだ?
また薬に手を出すことになりかねないんだぞ?』

須藤は亮介と電話で話ながら、琴音から離れて店の外に出た。

琴音は不安な面持ちで須藤の後ろ姿を見ていた。

『…わかってます。由美が治ったら外国に行こうと思っています。その前に吉田には償ってもらうつもりです』

『亮介!俺の言うこと聞けねぇのか?』

須藤の口調が強くなった。

『すみません…こればかりは…すみません…』

『全く強情っ張りだな…。まぁ、お前の気持ちも分からんでもないがな…俺だって、もしママに奴等が手出ししたら黙ってられないからな…
まぁいいや…ただ一人で無茶はするなよ。
どうしても収まりつかなかったらママか俺に電話しろ。いいな?』

『分かりました…』

亮介の返事を聞いて須藤は電話を切った。


須藤は15年前の事を思い出していた。

須藤は、若い頃に暴力団とは一線を画す古いしきたりを守り任侠を重んじる小さな組織の竜神会という組にいた。

竜神会に入って数年経った、須藤が33歳の時のことだった。

同棲していた恋人が、別の大きな組織の組が竜神会を潰そうと須藤の恋人が拉致されてしまった。
そして薬を射たれて廃人にされた恋人は、自ら命を絶ってしまった。

当時、竜神会の若頭だった須藤は怒りに任せ、木刀一本で大きな組の分家である事務所に舎弟と共に殴り込みをかけた。

20人いた組の事務所へ、たった5人で殴り込みをかけた須藤の竜神会は見事に勝利した。

大きな勢力の組だったが、警察沙汰にしたくなかった事もあり竜神会は一目置かれる組に成り上がった。

それから5年後に須藤は組長が替わって任侠を軽んじるようになり、竜神会から足を洗った。

その頃から新しく開店したスナック「鈴の音」に通うようになった。

強面の須藤だったので、当所琴音は敬遠していたが見た目は強面だったが、暴力団とは一線を画す任侠を重んじる須藤の人柄に琴音は少しずつ引かれていった。

しかし、琴音はお店のママであり、ホステスの女の子達の手前、その気持ちを表に出すことはなかった。

ある日、柄の悪い暴力団風の客が数人来て、店の女の子に手を出したり、他の客に喧嘩を吹っ掛けることが度々あった。

そんな客を舌打ちしながら、でしゃばるような事はしたくなかった須藤だったが、その客が琴音にに手を挙げたことで堪忍袋の緒が切れた須藤は4人の暴力団風の客を店から追い出した。

琴音は始めてみた須藤の気迫に驚いたが、自分を守ってくれた須藤に、その時完全に恋に堕ちたのだった

須藤と琴音は、お互いの気持ちを分かっていながら、今でも客とママの関係を保っていた。

今回の吉田の件で、琴音は須藤に対しての想いが一層強くなっていた。

ここ数日は、ホステスの女の子の安全を考え、終電前には店を閉めるようになっていた。

そして由美が病院に入ったその日、ホステスの女の子達は一足先に帰り、琴音と須藤だけが最後まで残って店を閉めて、須藤は琴音を駅まで送る、という事が続いていた。


そして翌日の夜…

琴音は鈴の音に向かって駅から歩いていた。

そして、神栄商事の連中が「鈴の音」を潰せという吉田の命令で琴音の店へと向かっていた。


つづく。。。


どもです(*´∇`)ノ♪

須藤の過去…
琴音との出会い…
そして二人の想いが明らかとなりました♪

そして琴音の店へと向かっている神栄商事の吉田の部下達…。

うーん…危険な香り…

須藤さん…早く来て…

と、思わず呟く作者の私(笑)

次回もお楽しみに♪

今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪
須藤さんと琴音さんをイメージしました♪

【ねじれたハートで】
来生たかお、桃井かおり


来生えつこさんの歌詞が凄くいい♪
桃井かおりさんの歌いかたも曲調に
ぴったんこですね♪
下の名前が皆平仮名なところもいい♪えっ?
(*´ー`*)

いつも応援ありがとうございます♪
お帰りの際はポッちりと一押し
お願いしますぅ~😃💦

テーマ : ハードボイルド
ジャンル : 小説・文学

言霊…


生まれたばかりの世界に

愛しい想いと

綺麗な言葉を投げ掛けた…

見慣れた景色に自分を置けば

覗く世界はきっと綺麗なんだろう…


生まれたばかりの世界に

嫌な想いと

悪意のある言葉を投げ掛けた

見慣れた景色に自分を置けば

覗く世界はきっと汚れているんだろう…


雨の雫に二つの世界を創った私の言霊


反対側から観る私の顔は

逆さまに映る天使と悪魔…

愛ある言葉は綺麗なものを引き寄せ

愛無き汚れた言葉はきっと

綺麗な言葉を寄せ付けないのだろう…


花を誉めれば綺麗に咲き誇る

花を貶せば早く枯れる

人の振る舞いと言葉はシンクロする…


言霊って…

もしかしたら

そういうものなのかもしれない…




叶わないことと知りつつ口に出し手合わせ願い託す言霊

美香。。。



どもです(*´∇`)ノ

今日の横浜は冷たい雨☔

雨の日、ワタクシ嫌いではありません♪

何処がどう好きなのか聞かれると上手く言えませんが、多分…物静かな雰囲気が好きなのかもしれません。

豪雨などは別ですが…
「しとしと」「ぴちゃぴちゃ」「ぽつぽつ」「ぱらぱら」など、こういった雨の擬音が好きなのもあります♪

五月雨、氷雨、霧雨、秋雨、春雨、通り雨、時雨等々、情緒ある言葉も好きであります♪

雨の呼び方は、実に400種ほどあるそうです。

日本語には雨を表現する言葉がたくさんありますよね(*^^*)

四季があって、よく雨が降る日本。

時に雨は災害をもたらした、時に雨は豊かな実りの恵みの雨になったりします。

昔の人は、そんな雨を敏感に感じとり、雨に名前を付けてきたのでしょうね。

もしかしたら、日本が一番雨の名前が多いのではないのでしょうか(*^^*)b

たくさんある情緒的な雨の呼び方にも、人の想い…魂が込められているのかもしれませんね♪

言葉で情景を現す短歌や俳句、小説等にも書いた人の想い、言霊は沢山詰まっています。

想っていることを「口に出すと出さない」とでは人や動物、植物にまでも伝わり方が全然違うものだとも思います。

口に出せば、自然と振る舞いにも出てきますからね♪

植物にも愛情を注げば長く綺麗に咲いてくれます。

花をただの花だと思っていれば、花はすぐに萎れてしまうでしょう…。

人一人の中に、幾百幾千の言葉を持っているのだから、言葉は時に人を導き、人を傷付け、人を殺めてしまうこともあります。
言葉に感情が無いのが今のAI。
言葉に感情があるのが人の言葉。
魂…人の情念が籠った言葉は人の心を良くも悪くも動かしてしまいますからね。

言葉使いには気を付けよう…というか、できるだけいつも優しい気持ちでいたいなぁ~と自分でも思うのであります♪

雨雫の中の自分が。いつも綺麗に映るようにしていたいです♪

しとしと降る雨を見ながら、そんなことを考えていたワタクシであります(^^;


ではこのへんで…

今日も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪
【心の愛】スティービー・ワンダー

私がこの曲に決めたあと、さいたま局のFMラジオ、NACK5から心の愛が偶然に流れてきました。
自分がリクエストしたようで、なんか嬉しかったです♪

【シェルブールの雨傘】白鳥英美子

いつも応援ありがとうございます♪

テーマ : 詩・想
ジャンル : 小説・文学

妹…3 (短編ハードボイルド)


佐久間亮介と妹の由美は、神栄商事の吉田と警察から逃れ、亮介は隣街の外れにある有料駐車場の奥に車を止めた。

その時、助手席で眠っていた由美が苦しそうに目覚めた。

『どうした?由美?』

由美はシートベルトを外し、『薬…薬…何処にあるの?薬…警察には行かない…行きたくない!薬…何処?吉田さんは?薬何処?』と言いながら助手席のダッシュボードを開け引っ掻き回し、シートの下に手を入れて苦しみだした。

『由美!しっかりしろ!我慢するんだ!我慢してくれ…』

亮介は由美を抱き締め押さえ付けた。

由美は暴れたが亮介の力には敵わなかった。

『くそっ!吉田の野郎…』

麻薬を欲しがる今まで見たことのない妹の姿に、亮介は泣きたくなるのと同時に吉田への怒りが急激に沸き上がってきた。

『病院に連れていくべきなのか…』

暴れる由美の体を押さえ付けながら亮介は時計を見た。

夜の九時を回ったところだった。

その時亮介のスマホの着信音が鳴った。

由美に着せていた自分のジャンパーの内ポケットからスマホを取り出しディスプレイを見ると、由美が働いていたスナック「鈴の音」からの電話だった。

『もしもし…』

『あっ、出たでた。亮介くん?』

『琴音ママ…』

『そうよ、さっきからずっと電話してたんだよ?』

『そうだったんだ…気が付かなかった…』

暴れる由美を押さえ付けたままなので、由美の声が琴音に聞こえていた。

『亮介くん、もしかして側に由美ちゃんいるの?』

『はい…神栄商事の吉田の野郎に薬射たれてたみたいで由美が薬を欲しがって暴れてるんです…』

『やっぱり…。スマホのニュース速報でさっき見たんだけど、亮介くん警察に追われてるよ。今何処に居るの?なんで警察に任せなかったの…』

『すいません…、警察が一向に動かないから痺れきらして神栄商事の奴に鎌かけてみたら、由美が神栄商事に居ることが解ったので…』

『ニュースでは大事になってるよ?神栄商事の吉田と亮介くん指名手配になってる。
由美ちゃんは苦しんでるんだね?』

『はい…俺なんかどうなってもいいけど…由美だけは…警察には渡したくないんです…吉田に相当酷いことされたみたいで…警察に話すのも嫌だって…由美が…』

『分かった、ちょっと待ってね…』

琴音はそう言って電話口で誰かと話していた。

『もしもし…亮介…くん。須藤だけど覚えてるか?』

電話口に須藤の声が聞こえてきた。

『須藤さん、覚えてます。何度か鈴の音で飲んだことある方ですよね?』

『あぁ、覚えててくれたか。由美ちゃん薬射たれてたんだって?今苦しんでるのか?』

『はい…吉田の野郎に毎日のように射たれてらしいです』

『そうか…ちょっと待ってろ。知り合いに医者がいるから今から診てもらえるように話つけとくから…』

『須藤さん…ありがとうございます!何処に行けばいいですか?』

亮介は落ち着いた須藤の言葉に心を撫で下ろす思いになった。

『とりあえず⭕⭕市の方に走れるか?』

『わかりました。⭕⭕市ですね。今から行きます』

『そうだ。連絡つけとくから⭕⭕市に入ったら電話くれるか?』

『わかりましたママの電話でいいですか?』

『あぁ、それでいい。これから行く医者は薬の治療には慣れてるから安心しろ。ただちょっと金かかるけど、そこはお前が何とかしろよ』

『はい、大丈夫です。本当にありがとうございます。今から向かいます』

『そうしてくれ』

電話はそこで切れた。

亮介は車を動かし、駐車場の出口で料金を払い⭕⭕市に向けて走り出した。


スナック「鈴の音」では、須藤の知り合いという医者に電話をかけて、佐久間亮介という男が妹を連れて行くので診てやってほしいと話をつけ由美の受け入れの了解を得た。

『須藤さん、ありがとう。由美ちゃん治るよね?』

琴音は須藤の好きなソルティドッグをカウンターの席に座る須藤の前に置いた。

『あそこなら薬にやられた連中を何度も診てるから大丈夫だよ。俺がいた組が世話になってた医者だからな』

『須藤さんがそう言うなら安心だね。全くうちの女の子に酷いことして…早く捕まればいいのに…あの男』

『手配受けてりゃ時間の問題だよ。ただ…あの無鉄砲な亮介がまた何かやらかさないか心配だけどな…』

カウンターで須藤と琴音が話しているとき、神栄商事の吉田が手下を連れて店に入ってきた。

『全く噂をすれば…』

須藤が振り向いてボソッと呟いた。

『あんたは出入り禁止って言ったでしょ!また暴れるんなら警察呼ぶよ!』

『うるせぇ!この店で働いてた佐久間由美来てねえか?』

『3週間前から連絡とれなくなってるんだけど…あんたが一番よく知ってるんじゃないの?さっきニュースで観たんだからね』

『てめぇ、女隠してたらタダじゃおかねぇぞ!』

吉田はそう言ってボックス席の椅子を力一杯蹴り飛ばした。

ホステス達の悲鳴が店内に響いた。

客は須藤の他に二人いたが、須藤と琴音以外は店内の隅に固まっていた。

須藤はゆっくり立ち上がり、吉田の前で仁王立ちとなった。

『おう、おっさん。うちの奴等襲ったのてめぇんとこの組員だろ!』

吉田は木刀の刃先を床に叩きつけながら須藤に一歩近寄った。

須藤は微動だにせず、吉田の目を睨み付けていた。

『組なんてもんは俺は知らねぇな。てめぇが恨み買うようなことしてるから襲われたんじゃねぇのか?
寄せ集めの若い奴等ばっかり揃えてやがるから簡単に襲われるんだよ。
お前らもいい迷惑だよな?
こんな半端もんの下で働かされてよ』

須藤は吉田の部下五人を一人づつ見ながら言った。

『何だとこの野郎!』

吉田は持っていた木刀を須藤の顔の前に突きだした。

須藤は吉田の木刀を左腕で横に払い吉田の襟首を右手で鷲掴みにした。

『兄さんよ…またここで暴れるつもりか?この店の客にも、ホステスにもちょっとでも触れたら容赦しねぇからな』

須藤は吉田を睨みつけた。

『おい、お前ら女がいないか店ん中探せ!』

吉田が部下に言ったその時、客の一人が警察に電話しようと携帯を取り出した。

吉田の部下がそれを見て、客に手を出そうとした。

ほぼ同時に須藤は吉田の胸ぐらを掴んでいた手を放し、吉田の顎を手のひらで下から突き上げた。

吉田は仰け反り木刀を手放して後ろに倒れそうになったところで、客に手を出そうとしていた男に寄りかかる格好になった。

須藤は落ちた木刀を拾い上げ、吉田の顔の前に木刀を突き付けた。

『手を出したら容赦しねぇって言ったはずだよな?頭かち割られたいのか?』

須藤は木刀で吉田の胸の辺りをつついた。

『ふざけてんじゃねぇぞおっさん!』

吉田は須藤に掴みかかった。

その時、須藤の持っていた木刀の刃先が吉田の顎の下を捉えていた。

『兄さんよ。このまま下から突き上げたらどうなるか分かるか?』

須藤はそう言って吉田の顎の下を木刀で少しずつ押し上げていった。

『このくそ野郎!』

吉田の部下が喚きながら須藤に飛びかかった。

須藤は飛びかかってきた男の股間を足で蹴りあげた。

喉から絞り出すような声をあげて男はその場で踞った。

須藤が持つ木刀は更に吉田の顎に食い込んでいった。

『これが本物のドスじゃなくてよかったな?えっ、兄さんよ。俺とお前らとじゃ喧嘩の場数が違うんだよ。大人しく帰るか?そして二度とここには来ないと約束するか?』

『わ、わかった…』

『わかりました…だろ?』

『く、くそ野郎…』

吉田は精一杯の反抗を見せた。

『なんだ、まだ分かってねぇようだな?』

須藤は吉田の顎の下に突き付けている木刀を突き上げた。

吉田の下顎が突き上げられ横にズレるのが須藤には見えた。

吉田は大きく仰け反り後ろに倒れた。

倒れたと同時に吉田の口から歯が溢れ落ちた。

『社長!』

部下の一人が須藤に掴みかかろうとした時、須藤の持つ木刀の刃先が掴みかかろうとした男の腹にめり込んだ。

男は腹を押さえて膝を着いた。

『おらおら、さっさと尻尾丸めて帰れ!』

須藤は吉田達を追い払うように木刀を左右に振った。

『てめぇ、近いうちに半殺しにしてやるから覚えとけよ』

顎を手で押さえて須藤を睨み付ける吉田。

『おい、折れたてめぇの歯、持って帰れよ』

吉田の部下の一人が吉田の折れた歯を拾い上げた。

吉田は捨て台詞を残して部下に抱えられ店を出ていった。

『ママ、塩撒いときな』

『は、はい…』

須藤の気迫に呆気にとられていた琴音は塩を持ち入り口を開けて塩を撒いた。

『さ、飲み直し飲み直し』

須藤は客とホステスを見てVサインを見せて、にやっと笑った。



その頃、亮介は助手席に座り薬が切れて苦しむ由美を片手で押さえながら○○市に向い車を走らせていた。

「○○市に行くには、奴等を襲った街を抜けなきゃならないのか…」

亮介は考えていた。

裏道を行くか、街中の幹線道路を行くか…。

その時、後方からライトのパッシングをしてくる車が近付いていた。

亮介はパトカーなのかそうでないのか、バックミラーで確かめた。

神崎のことは警察に言ってあるから、この車が警察に手配されていることは亮介も分かっていた。

警察ならマイクで呼び掛けるはず。

しかも赤色灯も着いていない。

だとすると神栄商事の奴等か…。

奴等も、神崎と大量の薬が警察の手に渡ったことも知っているから、神崎の車が走っているのは奴等も腑に落ちないだろう。

そんなことを考えていた亮介の目に、パッシングしながら追い越そうとする車がサイドミラーに映った。


亮介が運転している神崎の車を追い越そうとしている車の中には三人の男が乗っていた。

『社長、神崎さんの車を見つけました。ナンバーも車種も間違いありません』

助手席の男が吉田に電話をした。

『必ず捕まえろ。男は半殺しにしてやれ!女がいたら無傷で連れてこい!男も半殺しで俺のところに連れてこい!生きたまま海に沈めてやらねぇと気がすまねえからな!』

『わかりました』

「片側一車線の追越禁止道路で追い越しかけてくるのは奴等に限らずろくでもないやつだからな。関わらないのが一番ってか!」

追い越しをかけていた車とスピードを合わせていた亮介は、信号の無い交差点手前でフルブレーキをかけて脇道に右折した。

追い越してをかけていた車も、亮介にワンテンポ遅れてフルブレーキをかけたが、亮介が入った脇道を通りすぎていた。

しかし、対向車も後方車もいなかったため、神栄商事の男達の車はすぐに体制を建て直し、脇道に入り亮介の運転している車を追いかけるのだった。

再び車が追いかけてきたことで、亮介は追いかけてきている車が神栄商事の奴等だと確信した。

亮介は再び右折してすぐに止まった。

追いかけてきた車も右折してきたが、亮介が運転していたワンボックスが止まっていたのでビックリして慌ててハンドルを切ったせいで電柱を支える黄色いカバーのかかったワイヤーに車体が乗り上げて前輪が浮いてしまった。

『よし、成功だ』

亮介はそのまま走り去って男達を巻いた

その後、亮介は大通りに出て他の車と街に溶け込み、街を抜けたのだった。

冬の夜空には丸い月が浮かんでいて、亮介が運転しているワンボックスのラジオからは Fly me to the Moon の歌が静かに流れていた。


つづく。。。



ども~♪(*゚▽゚)ノ

亮介が抱く吉田への怒り。
吉田が抱く亮介への怒り。

もうすぐ、この二つの感情は須藤をも巻き込みぶつかり合うことになります。

次回もお付き合いいただけたら嬉しいです♪

今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪
【Fly me to the Moon 】ドリス・デイ

いつも応援ありがとうございます♪

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妹…2 (短編ハードボイルド)


佐久間亮介は、神栄商事の吉田和也に拐われた自分の妹、由美を取り戻すために神栄商事でヤミ金を担当している男を呼び出し、その男から妹の居る場所を聞き出した。

更に、麻薬、違法ドラッグ、振り込め詐欺を資金源としている神栄商事は事務所を転々と変えていて、今夜にも事務所を変える、という情報を亮介が呼び出したヤミ金の男から聞き出したのだった。

神栄商事で、ヤミ金を担当している男を使われていない倉庫に監禁して、亮介は神栄商事が入っているビルの出入り口が見える場所に、ヤミ金の男が乗っていた車を停めてビルの出入り口の様子を見ていた。

亮介は車に備え付けてある時計をチラッと見た。

午後の6時半になったところだった。

ちょうどその時、助手席に置いてあるヤミ金男の鞄の中で、携帯が鳴り響いた。

鞄の中の携帯を取り出した亮介は、携帯の着信相手をディスプレイで確認すると「社長」と表示されていた。

『間違いなく吉田だな…』

亮介が呟くと10回ほどのコールで着信が切れた。

少し経ってから、ディスプレイに留守番電話のメッセージが表示された。

留守番電話を確認する亮介。

「神崎~。お前、何処ほっつき歩いてんだよ。7時にはここ出て、先に⭕⭕市の移転先、西城ビルに行ってるからな。後で必ず連絡しろよ。お前、薬持ち歩いてるんだからな?警察や他の組の奴等には気を付けろよ。
お前が仕入れる薬は大事な資金源なんだから慎重に動けよ」

留守番電話はそこで終わった。

「あのヤミ金、神崎っていうのか…。それにしても、吉田のしゃべり方からすると神崎って野郎は重要人物ってとこか?重要人物を一人で動かすなんて吉田も甘いな…」

亮介は呟きながらヤミ金、神崎の携帯に表示されている吉田の携帯番号の頭に184を付け加え、自分のスマホに入力して保存した。

『7時に奴等は動き出すのか…』

時計を見ると6時45分になっていた。

亮介は神崎の携帯をジャンパーの内ポケットに入れて、リヤトランクに置いてあったバットをジャンパーの中に隠して車を降りた。

そして神栄商事が入っているビルの近くに身を潜めて出入り口の様子を見ていた。

程なくして、1台のワゴン車がビルの出入り口の前に止まって運転手がリヤゲートを開けてビルの中へ入っていった。

ビル内に何人居るのか亮介には分からなかったが、できるだけ一人ずつ倒していくつもりでいた。

亮介は出入り口の様子を見るため、歩行者に紛れてビルの前を通り過ぎ中をチラッと見た。

縦に細長い古いビルにはエレベーターが無いようで、車から降りてビルに入っていった男は、出入り口に見当たらなかった。

亮介は再び立ち止まり、ビルの出入り口に目を向けて少し待った。

ワゴン車をビルの出入り口に横付けした運転手が段ボール箱を抱えて出てきて、ワゴン車の後ろに段ボール箱を積み込み再びビルに入っていった。

少し間をおいて、今度は三人の男が段ボール箱を持って出てきて、ワゴン車に積み込むと二人がワゴン車の側に残ってワゴン車を運転していた一人がビルに入っていった。

『残ったのは見張りか…。あの段ボール箱には薬が入ってるのか?』

亮介はタイミングを待った。

「吉田は7時に出るって言ってたからな…今のところ三人は確認してるけど…中には何人居るんだろう…」

一人づつ片付けるつもりでいた良介だったが、数人纏めて相手をする覚悟を決めて再びタイミングを待った。

ビルから四人の男が段ボール箱を持って出てきてワゴン車に積み込んで四人の男はビルに入っていった。

四人の内、一人はワゴン車を乗り付けた男だった。

「今のところ六人か…。吉田を入れても七人…。由美が出てくるまで待つべきか…」

亮介が考えていると、ビルから男二人に抱えられた由美が出てきてワゴン車に男二人と一緒に乗り込んだ。

亮介は反射的に飛び出しそうになったが、車の後ろで荷物を見張っていた二人がビルに入っていった。

「由美を抱えて車に乗った二人が残って見張り二人がビルに入ったか…。吉田を入れても七人前後か…今がチャンスだな…」

亮介はジャンパーで隠していたバットを握りしめビルの入り口に止まっている車に向かって走り出した。

開いたままのリヤゲートから荷物を道路に放り出した亮介。

落ちた段ボール箱から書類に混じって、錠剤が入ったビニール袋や注射器が散らばった。

『なんだてめぇは!』

リヤシートの横のスライドドアが開き男が出てきた。

『由美!逃げろ!』

亮介は由美に向かって叫んだ。

『お兄ちゃん!?』

『逃げるぞ、由美!』

亮介はそう言って車を降りてきた男の足をめがけてバットを振った。

「バシッ」という鈍い音と共に男が地面に転がった。

『おらっ、てめぇも降りてこい!』

亮介は叫びながら車に残っている段ボール箱を道路にぶちまけた。

車の中の男が亮介に気を取られている隙に、由美は開いたままのスライドドアから飛び出して、兄の亮介の所へ走り寄った。

『お兄ちゃん!』

『由美、逃げるぞ!走れるか?』

『大丈夫…』

亮介は由美の手を取り走り出した。

ワゴン車の中で、由美の側にいたもう一人の男が亮介と由美に追い付いて由美の服を掴んだ。

亮介は振り返り由美の服を掴んだ男目掛けてバットを上から振り下ろした。

辛うじて避けた男は、由美の服を掴んでいた手を離した。

亮介は、間髪入れず男の足目掛けてバットを力一杯振った。

「バチっ」と音がして男の太股に当たった。

男が歩道に転がった時、『あそこだ!』という声が遠くで聞こえて数人の男が亮介と由美に向かって走ってきた。

周りにいた歩行者はビックリしたように歩道の両端に飛び退いた。

『由美!こっちだ!』

亮介は妹の由美の手を取り細い路地に逃げ込んで、建物の間のゴミ置き場の陰に隠れた。

亮介がそっと細い路地に顔を出して様子を見ると、遠くに巡回のパトカーの赤色灯が見えていた。

そして、そのパトカーの赤色灯に怯んだ男達は大通りの歩道に立ち竦んでいるのが見えた。

『お前らは車に戻って道路に散らばった荷物を出来るだけかき集めて車で逃げろ!』

『はい!』

二人の男が返事をしてワゴン車の所へ戻っていった。

『まだ警察には通報が入ったか入らないかの頃だろう。お前らは向こうの路地から回れ!俺はこの路地を探してみる』

『分かりました』

二人の男は一本違う道へと走っていった。

警察に通報が入ったのか、遠くに見えていたパトカーがサイレンを鳴らしながら近付いてきて、亮介と由美が身を潜めている横を通り過ぎて大通りを左へ曲がっていった。

亮介達を追いかけていた男二人がワゴン車に辿り着くと、荷物は綺麗に片付けられていた。

『お前は車に乗って逃げろ!連絡とれるようにしとけよ!俺は奴等を探す!』

『はい!』

ワゴン車を運転してきた男が車に乗り込みワゴン車を急発進させた。

歩道で座り込んでいる、亮介にバットで足を殴られた男にパトカーに乗っていた警官が駆け寄ったとき、ワゴン車は後方の車にぶつかりそうになりクラクションを鳴らされたが、男はお構いなしに逃げていった。

パトカーで巡回中だった警官の一人がそのワゴン車に気が付き、亮介にバットで足を殴られて歩道に座りこんでいる男の横で、急発進したワゴン車の特徴を無線で知らせ応援を呼んだ。

ビルの出入り口にいた神栄商事の連中は散り散りに別れ、警察の目を掻い潜りながら亮介と由美を探し始めた。


『由美、大丈夫か?』

『うん…』

由美は泣きながら返事をした。

よく見ると、由美は裸足だということに気がついた亮介。

由美は足の指を所々擦りむいていた。

亮介は自分のジャンパーを薄着の由美に羽織らせながら、自分が乗ってきた神崎の車が近くにあるはずだ…。そう思った亮介は細い路地に顔を出した。

人通りは少ないが、奴等の姿は見られなかった。

バットを由美に預け、亮介は大通りの歩道手前まで行き、顔を出し左右を見渡した。

神栄商事の社員らしき男が、少し離れた所で警官に職務質問を受けているのが見えた。

亮介が乗ってきたワンボックスは大通りの、亮介がいる細い路地に入る手前に停めてあった。

『今しかないな…。これ以上此処に居たら警察も増えてくるからな…』

そう思った亮介は躊躇することなく由美のところへ戻り、由美の手を取って小走りに車へ向かった。

大通りの歩道の手前で左右を確認すると、左方向では警官に職務質問を受けている神栄商事の男二人。

右の方には神栄商事の社員らしい男二人が遠目に見えていた。

警官の姿を見てこっちに来られないと読んだ亮介は右方向の遠くにいる男二人が警察を避けて振り返る時を待った。

数秒後、新たな応援のパトカーがサイレンを鳴らしながら右方向から走ってきた。

その時、亮介と由美の後ろの方から男三人が歩いてきた。

一人は足を引き摺っていたのを確認した亮介は神栄商事の男達だと確信して由美を見た。

『由美、あそこのワンボックスまで歩くぞ。後ろからも三人怪しいのが来てる…。走ると怪しまれるからな。振り向かないでゆっくり歩くんだぞ』

『わかった…』

由美は寒さのせいなのか恐怖のせいなのか、体が小刻みに震えていた。

『行くぞ…』

亮介と由美は、車に向かってゆっくり歩き出した。

右方向を見ると男二人は背を向けて歩いていた。

後ろから走ってくる足音が聞こえてきた。

亮介と由美はワンボックスに辿り着いて、亮介がカギを開けると由美を運転席から乗せ、その後に亮介が乗り込んでエンジンをかけ、ゆっくり走り出した。

後ろから走って来た男三人は歩道に出たところで左方向にいる警官を見て細い路地に戻ったところだった。

その様子を見ていた助手席の由美は、安心したと同時に体をガタガタ震わせていた。

亮介は大通りに停まっている数台のパトカーを横目に、その場から離れていった。

『由美、大丈夫か?』

『怖かった…凄い怖かった…』

由美は、兄が側にいる安心感から再び泣き出した。

『もう大丈夫だ。由美が無事で良かった。足、痛くないか?』

『何か刺さってるみたいで痛い…』

『ちょっと我慢してろな。離れた場所で薬局見つけて薬買おうな』

『うん…』



その頃、亮介と由美を後ろから追いかけていた男達三人の中に、吉田和也がいた。

『今のワンボックス、神崎の車じゃなかったか?』

石田が他の二人に確認するかのように呟いた。

『そういえば車種が同じでしたね』

『ナンバー見たか?』

『いえ…』

『焦っている雰囲気も無かったし人違いか?』

吉田は今走り去ったワンボックスに乗ったのが、自分達を襲った男なのか半信半疑だった。

そして他の二人が警察の目を掻い潜り、吉田に合流した。


『おいっ!居たか?』

『いえ!見つかりません!』

『何やってんだお前ら!仲間呼んでしらみ潰しに探せ!絶対に奴等を逃がすな!』

『はい!』

数人の若い連中は吉田の一喝で夜の繁華街へ散らばっていった。

亮介は、神崎の携帯を取り出し吉田に電話をかけた。

『神崎ー、お前何処にいるんだよ!今までの事務所には来るんじゃないぞ!内の奴等が誰かに襲われて警察がうじゃうじゃいるからな!…おい、神崎?聞いてるのか?』

吉田はイラついた感じで、押し殺した声が凄みを増していた。

『あんた吉田さんか?』

『て、てめぇ誰だ!』

『たまたま携帯拾ったもんだよ』

『たまたま拾って、何で俺の名前が分かるんだよ!舐めてんじゃねぇぞ!神崎はどうした?』

『あのヤミ金男なら、あんたの大好きな薬と一緒にこっちで預かってる。これから警察に電話して薬と一緒に保護してもらう予定なんだよね。あんたが警察に捕まるのも時間の問題だから覚悟しとくんだな』

亮介はそう言って電話を切った。

『あの野郎…、俺の女を連れ去った上に大量の薬を警察に売りやがって!見つけたら必ず海に沈めてやるからな!』

吉田和也は薬を取り戻せない恨みを、亮介と連れ去られた由美に抱くのだった。

亮介は吉田への電話を切った後、神崎の携帯で警察に電話をかけて、使われていない倉庫に神栄商事の神崎が居ることと覚醒剤、注射器、覚醒剤と同じ作用のある錠剤が大量に置いてあること、そして神栄商事の新たな拠点となるであろう⭕⭕市の場所を告げた。

警察は、半信半疑ながらも亮介が教えた倉庫へ行くと、倉庫の中でガタガタ震えている神崎と、側に置いてあった段ボール箱と紙袋から覚醒剤と注射器、大量の錠剤を確認したのだった。

神崎自身は低体温症で、手足の指の感覚は無くなっている状態だった。

神崎はブルーシートのお陰で命に別状は無かったが、警察が呼んだ救急車で運ばれていった。

警察は、神栄商事の社員を名乗る男から状況を聞き取り、女が連れ去られたことだけが警察に伝わっていた。

薬の事も神栄商事の事も男は口を開かなかった。

目撃証言からも、女を連れ去る男がいたことが分かっていた。

警察では行方不明者のデータを照会して、数人の中から佐久間由美が捜査線上に浮かんだ。

そして、佐久間由美の行方不明捜索願いを出していた兄の佐久間亮介が重要参考人として捜査対象になった。

こうして警察と神栄商事の吉田から追われる身となった亮介。

亮介は自分はどうなってもいいが、由美だけは守りたかった。

車の中で覚醒剤を毎日のように射たれて、吉田の慰みものとされていた、と由美は兄の亮介に泣きながら言って痣になっている注射痕を見せた。

『警察には行きたくない…。悪夢のような事を警察に言いたくない…』

由美は大泣きした。

『大丈夫だ、兄ちゃんが着いてるから心配すんな…。お前を警察なんかに渡さない…』

金はある…由美と二人で何処か遠くへ逃げよう…。

亮介自身、神崎を監禁したことで罪に問われるのは分かっていた。

神崎の鞄に帯の着いた札束が三束入っていたのを見付けていた亮介は、後部シートに置いた神崎の鞄をチラッと見た。

そして、亮介はドラッグストアに立ち寄り思い付く薬だけを買い、深夜まで開いているディスカウントスーパーに寄り、由美の靴のサイズを聞き、女性もののスニーカーとサンダル、靴下を買い由美の足の傷口と擦り傷に薬を塗って包帯を巻いた。

靴は包帯を巻くため、大きめのサイズを購入していたので、包帯を巻いた由美の足でも楽に履けた。

その後、由美は兄が側に居ることで、久しぶりに安堵の眠りに付いたのだった。


その頃、警察は事件現場から走り去ったワゴン車の捜索と佐久間亮介の自宅、由美の自宅への張り込み捜査を開始していた。

更に、神栄商事の新しい移転先にも警察の捜査の手は伸びているのだった。



つづく。。。



どもです~♪(*´∇`)ノ

亮介が今回の神栄商事襲撃事件として、重要参考人として指名手配されてしまいました。😃💦

神栄商事の吉田と警察に追われる身となった亮介と由美。

そしてこの後、スナック「鈴の音」琴音ママと常連客の須藤がこの事件に大きく関わってきます。

お楽しみに♪


今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

また来てね♪(@^^)/~~~

今回の選曲♪
【横顔】阪井あゆみ

いつも応援ありがとうございます♪

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鏡の中は異世界…


2017年2月の記事を、少々修正した再掲載です♪




鏡の中の私はへそ曲がり

私が左手上げれば右手を上げて

右目を閉じれば左目閉じる

私が背中を向ければ素直になるけど…

鏡に背中を向けたまま

手鏡合わせて鏡を覗けば

背中を向けた本当の私がそこにいて…


だけど顔は見えないままで

手鏡顔に近付ければ

やっぱりへそ曲がりの私がいる…

手鏡少しずらしてみたら

背中を向けた鏡が映り

鏡の中の手鏡の中の私の顔が

半分映って見えたとき

半分映った私の顔が

ニヤリと笑った気がした…



ども(*゚▽゚)ノ♪

短編ハードボイルド【妹】が書き上がるまでの繋ぎとして再掲載であります♪
あまり更新間隔を空けたくないので😃💦


【鏡に映るもの…】

幼い頃、鏡の中に広がる世界に入ってみたいと思った事がありました。

いろいろ想像していたのを微かに覚えている。

鏡の中の世界は全部逆になる、とか…w

鏡の中の世界はここに映ってるだけなのかな?…とか w

なんか、いろいろなことを考えていたような(*^.^*)

その頃は、まだ鏡を怖がることはなかった。

いつの頃からか、鏡がちょっと怖いものになったのでありますw

それは、皆さんもよく知っていると思いますが…

合せ鏡の都市伝説(^_^;)

夜中の何時に合せ鏡をすると自分の死ぬときの顔が見えちゃう、とか(´゚ω゚`)

合せ鏡をすると魂を吸いとられるとかw

魑魅魍魎が通り過ぎるとかw

しかも、物凄い速さだから見えたり見えなかったり、みたいな(*^.^*)

私自身、恐る恐る合せ鏡をしてみたとき…

鏡の中に映る部屋の様子の片隅に黒い影の様なものを見たときには鏡を放り出して頭から布団被って怖くて朝まで寝られずトイレにも行けなかった、という程なのでしたw

それ以来、鏡がとても怖くなったのでありますw

今にして思えば、あれはただの残像か気のせい、だったと思われ…(^_^;)

も、もちろん、今は怖くなんかななないんだけどさ…

…でもね…

今でも黒い影は…部屋の中で蠢いている。

部屋の中で…時々、誰かに見られているような気がして…

部屋の中を見回してみると…

物陰に隠れて顔だけ半分出して片目で私を見ている。

鏡の中にも時々姿を現して、私をじぃ~~っと見つめているのです。

テーブルに鏡を置いてお風呂上がりにドライヤーで髪を乾かしていると後ろのベッドで蠢く黒い影…

鏡を持ち上げて後ろを見ると…

音もなく消える黒い影…

振り向くと素早い動きで物陰に隠れて此方を伺う。

私も黒い影から逃れようと、ベッドに上がり毛布を被り息を殺した。

少しの静寂の後…

「トトン…」とベッドに何かが乗ってきた。

「奴だ…奴が来た…」

私は恐る恐る毛布を少しあげて部屋の中を見た。

黒い影にギラギラ光る目が目の前に現れた。

私は慌てて少し持ち上げていた毛布を下ろした。

「ヤ、ヤバい…見つかったか?」

もう一度私は毛布を少し上げてみた。

同時に毛布の中の私を覗く鋭い目。

「見つかった…もうだめだ…」

私は奴を遠ざけるため、毛布をガバッと勢いよく跳ね退ける強行手段に出た。

黒い影は一瞬にして目の前から消えて足音だけが遠退いた。

部屋を仕切る引戸の横から薄暗い玄関を見ると、奴の片目だけが光って此方を見ていた。

私は部屋を仕切る引戸に隠れて奴を惑わせる呪文を唱えた。

『だるまさんがころんだ』

そう言って引戸から顔を出すと薄暗い玄関に両目がキラキラ光っていた。

『だるまさんがころんだ』

今度は早口で言って引戸から顔を出すと、前足の片方だけ上げて固まっている奴がいた♪

『だ~る~ま~さ~ん~がころんだ!』

最後だけ早く言って、私が引戸から顔を出すと…

奴の姿がハッキリわかるところまで近付いていて、隠れ損ねたのか、奴は後ろ足の片方を上げたまま固まっていた(笑)

『だるま!』

今度は、だるま、と言っただけで私が顔を出すと奴は目の前で固まっていた(笑)

『トマト~~~♪』

私が叫んで体全部を引戸から出すと、一目散に薄暗い玄関へ走っていく愛猫トマト♪

その後は散々遊んで、疲れてお休みグースカピーo(__*)Zzz
うちの まっくろくろすけ♥トマト🍅
冬でも暑がりな私の部屋着はミニスカワンピ
(*ノω・*)テヘ

変態、とよく言われます(笑)


鏡には、異世界へ通じる時間もあるそうです。
夜中に鏡を見るの時は、にゃんこに限らず黒い影にご注意を…。

ではこのへんで…。

また来てね♪(@^^)/~~~

次回の更新は、短編ハードボイルド【妹】です♪


怪談ドラマ
【鏡 背中をさわる指】稲川淳二
怪談苦手な方はスルーしてください♪

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妹… (短編ハードボイルド)


佐久間亮介は、妹の由美と夜の繁華街の路地裏に身を潜めていた。


『おい!居たか?』

『いえ、見つかりません!』

『なにやってんだお前ら!仲間呼んでしらみ潰しに探せ!絶対に奴を逃がすな!』

『はい!』


数人の若い連中がスーツを着た男、吉田和也に怒鳴られ再び夜の繁華街へ散らばっていった。

『あの野郎、俺の女を連れ去った上に大量の薬を警察に売りやがって!見つけたら必ず海に沈めてやるからな』


吉田和也は神栄商事という架空の社名を使い、麻薬と麻薬に似た成分の幻覚と快楽を誘う錠剤を売り捌き、ヤミ金や電話を使った詐欺を働いては事務所を転々と変えていた。




佐久間由美が行方不明になったのは、2週間前の事だった。

由美は、隣町にある繁華街の一角にある「鈴の音」というスナックでホステスとして働いていた。

極普通のスナックだったが、店のママの評判もよく、評判の良いママだからこそのお店のホステスもまた、お客ウケが良かった。

3週間前、そのスナックに吉田和也と神栄商事幹部と言われる連中が客として現れた。

そこで、鈴の音のホステスである佐久間由美を気に入り、毎日店に来るようになった。

柄の悪い客だったが、スナックの経営者である鈴木琴音は嫌な客だと思いながらも、スナックのママとして最低限の接客はしていた。

しかし、店の女の子の体を触ったり他の客と喧嘩になったりとトラブルが続き、琴音も我慢の限界になり神栄商事の社長と名乗る吉田和也に出入り禁止を告げたのだった。

『お客さん、ここはスナックなので女の子に手を出すのは止めてください、といつも言っていますよね!
他のお客さんにも喧嘩吹っ掛けるし!
ハッキリ言って迷惑なので、お金入らないから出ていってください!
そしてここには2度と来ないでください!
早く出てって!』

琴音はドアを指差し吉田を睨み付けた。

吉田和也は琴音の顔を見たまま、ゆっくり立ち上がった。

琴音は、この時既に腹を据えていて吉田への怒りだけが琴音を奮い立たせていた。

『よく聞こえなかったんだけど…、何て言ったのかもう一度行ってみてくんねーかな…』

吉田はそう言ってボックス席のテーブルに置いてあるウイスキーのボトルを握り締めた。

その時、店の常連客の一人が仲裁に入ろうとしたところで、吉田は手に持っていたウイスキーのボトルを、仲裁に入ろうとした常連客に投げ付けた。

『てめぇはでしゃばってくんじゃねぇ!』

吉田が怒鳴りながら投げ付けたウイスキーのボトルは、常連客の体を掠めて壁に当たって砕け散った。

店の女の子達の悲鳴が店内に響いた。

『ちょっと何すんのよ!他のお客さんが怪我するでしょっ!早く出てけ!クソガキ!』

『あぁ?クソガキだと?』

吉田は琴音に掴みかかろうとしたとき、カウンターの隅で一人で飲んでいた常連客の須藤が吉田に近付いた。

『須藤さん…』

琴音ママは一瞬ホッとしたような表情を見せたが、すぐに吉田の顔を睨み付けた。

『なぁ、兄さんよ。どこぞのヤクザか知らねぇけど、やることが少し子供じみてねぇか?
いい大人なんだからよ、大人らしい態度とれねえのかよ?』

須藤の低い声は、相手を怯ませるには十分な迫力があった。

しかし吉田は怯むことはなかった。

『なんだおっさん、テメーも引っ込んでろや!』

そう言って吉田は須藤のシャツの胸元を掴んだ。

須藤のシャツのボタンが外れ、背中から胸に繋がっている彫り物の竜の顔が吉田の目に留まった。

須藤は50近い歳だが30そこそこの吉田に怯むこともなく須藤の目は吉田の目から一瞬たりともそれることはなかった。

神栄商事という架空の会社を仕切っている吉田は、地域のいわゆる暴力団からも煙たがられていて、徐々に力を着けつつある吉田に対して、好きあらば潰そうと考えている暴力団も少なくなかった。

須藤の気迫に押されたかのように、吉田は須藤のシャツを掴んでいた手を離した。

『まぁいいや…。俺も他の組の奴等と揉め事は起こしたくねぇからな。
今回はあんたの顔を立ててやるよ。おい、帰るぞ』

吉田は一緒に飲んでいた神栄商事の幹部等に声をかけて店を出ていこうとした。

『兄さんよ。弁償金くらい置いていくもんじゃねえのか?この店はママさん一人でやりくりしてんだよ。ガキじゃねえんなら少しは大人らしいことしてもいいんじゃねぇか?』

吉田は舌打ちをして、胸ポケットから財布を取り出し三万円を、側のボックス席のテーブルに叩き付けるように置いて店を出ていった。

普段は見せない気迫のこもった須藤の顔は、ため息をついてから、カウンターの隅で飲んでいる時の何時もの穏やかな顔を琴音ママに向けた。

『全く…酒が不味くなっちまうよな…』

須藤は常連客と琴音ママに笑いながら言って
自分のカウンターの席に戻った。

『皆さん、お騒がせしました。気を取り直して飲んで歌ってください。ご迷惑掛けちゃったので、皆さんに飲み物一杯私からサービスさせてください』

その間、由美たちホステスは砕け散ったボトルの破片を片付け、汚れた壁と床を拭き取り、あっという間に掃除を終えて接客を始めた。

帰ってしまった客もいたが、常連客のカラオケも始まり、店内は何時ものスナック鈴の音に戻っていた。

『須藤さん…本当にありがとう…。なんてお礼を言っていいか…須藤さんが居てくれて本当に良かった…。これ、私からのおごりよ』

琴音ママは、そう言って須藤の好きなソルティドッグをつくり須藤の前に置いた。

その時、琴音ママの手が微かに震えていたのを須藤は見ていた。

『ありがとう。それにしてもママも強いね。こういうお店のママは、あのくらいの強さがあっていいと思うよ。ママが本気で怒ったの2回目?3回目だっけ?今日のママが一番怖かったかもしれない』

須藤はニヤリと笑って、ソルティドッグのグラスを顔の高さに上げてからグラスに口をつけた。

琴音ママは須藤より少し歳上の50代に入ったばかりだった。

40代になって、このお店「鈴の音」を始めた。

夫とはお店を始める前に別れて、それまでこつこつとお金を貯めて40代になって、自分の夢だったお店を持ったのだった。

須藤は開店当時からの客で、いつもカウンターの隅で一人で飲んでいた。

言葉数の少ない須藤だったが、時々カラオケも歌い、楽しかった、と上機嫌で帰っていく須藤。

時々鋭い目付きを、柄の悪い客に向けていた須藤は、琴音ママには強い味方だった。

琴音ママが柄の悪い客に強く出られるのも、須藤が居てくれるから、という思いになったのは、店を立ち上げて5年くらい経った頃だった。

琴音は心の中では、須藤を慕っていた。

お店のママという立場上、お店の女の子たちにも示しが付かないので、須藤に対する恋心に近い感情は、自ら押し殺していた。

しかし、それがあからさまに須藤の前で押さえきれない心が出てくるときもあった。

そんなとき、須藤に「ママ飲み過ぎだぞ」と言われる時が度々あった。

「ママがいるからここに来たいんだ」と琴音は須藤に言われたこともあった。

お互いが愛しいと思う気持ちがあるが、何時しか客とママの関係を楽しむようになっていたのだった。


そんな琴音ママが経営するスナック「鈴の音」で吉田が店で暴れたその日の閉店後。

神栄商事の吉田は若い部下を連れて「鈴の音」の見える場所で車に乗って、佐久間由美が出てくるのを待っていた。

吉田のお気に入りのホステスである由美を拉致して薬漬けにして監禁する計画だった。

そして「鈴の音」のネオンが消え、女の子たちが出てきて駅の方へ歩いて行き、駅前で女の子たちはタクシーを待っていた。

一人づつタクシーに乗り、最後に由美が残ったところで吉田達は行動に出た。

既に終電の時間は過ぎていて、駅前は12月の冬のせいか、人影は疎らだった。

タクシー乗り場で待つ由美の前に、吉田達は車を横付けして、あっという間に由美を拐っていった。

由美は力一杯抵抗したが、クロロホルムが染みた布で口を押さえられて、由美は無抵抗になった。



由美が行方不明になって2週間が経とうとしていた。

亮介は警察にも捜索願いをだし、由美が勤めてkたスナック「鈴の音」でも心当たりがないか聞いた。

そこで神栄商事の吉田、という名前を亮介は聞いたのだった。

警察への由美の行方不明捜索願いは、警察に何度照会しても「現在捜査中」の一点張りだった。

両親のいない亮介と由美は、近い場所で別々に暮らしていたが、由美がスナックで働いて帰りが遅いことを心配して、仕事が終わって家に着いたらメールか電話をするように亮介は妹の由美に言ってあった。

由美も兄である亮介に心配をかけまいと、家に帰ったら必ずメールを欠かすことは無かった。

そして、由美が吉田に拉致されたその日。

由美から帰宅のメールは無かった。

翌朝、亮介は出勤前に由美の家に行ったが帰った様子がなかった。

そして、次の日も…。

その次の日も…。

そして警察に捜索願いを出し、亮介は由美の勤めていたスナックで、神栄商事と吉田の名前を耳にしたのだった。

ネットで神栄商事と検索して、同じ名前の会社を隈無く検索して、ヤミ金の神栄商事を突き止めたのだった。

この時点で、由美が吉田に拐われたということは、亮介には憶測でしかなかったが、一か八かで鎌をかけてみることにした。

お金を貸してほしいと言って、偽名で佐藤真二と名乗り、ヤミ金を誘い出した亮介。

お金の受け渡しが車の中、ヤミ金業者は二人、ということを口コミで知った亮介は、ゴキブリ用の殺虫剤と針金とビニール紐、そして軍手とマスクを買い、軍手をはめてマスクを着けて、針金とビニール紐、ゴキブリ用のスプレーを手提げ袋に忍ばせて業者と連絡を取り、待ち合わせ場所で待っていた。

1台のワンボックスが亮介の前に止まり運転席の男が良輔を見て手招きをした。

後部座席のスライドドアが開き、『佐藤真二さん?』と運転席の30代くらいの小太りの厳つい男が亮介に声をかけた。

『あっ、はい佐藤です』

わざと男を見て怯える素振りを見せた亮介。

『乗って』

運転席の男は亮介に後部座席に乗るように促した。

後部座席には誰もいなかった。

運転席の男一人だと分かった亮介は「こりゃ都合いいや」と口許だけで笑った。

『ドアは自分で閉めて、俺が閉めると監禁になっちゃうから』

男はぶっきらぼうに言って書類を助手席に置いてある鞄から出そうとしたとき、亮介は紙袋からゴキブリ用のスプレーを出して男の顔めがけて噴射した。

『うわっ』

男は顔を手で覆いながら運転席側のガラスに頭をぶつけた。

すごい音がしたが、ガラスが割れることはなかった。

亮介は尚も男にスプレーを噴射した。。

そしてビニール紐を男が顔を覆っている両手と共にぐるぐる巻きにして運転席のヘッドレストに何重にも巻き付けた。

『今から俺の言うことに、ハイかイイエで答えろ。吉田という男を知ってるか?』

男は答えなかった。

亮介は片手でビニール紐を引っ張りながら、もう片方の手で男の顔にスプレーをたっぷり噴射した。

『ほーら、目を開けると痛いぞ~。息もすると肺が壊れるかもしれないぞ』

男は『うーうー』と言うだけで足をバタバタさせるだけだった。

『もう一度聴くけど、、、吉田という男を知ってるか?』

『⭕×※◻⭕×※◻』と喚く男。

亮介には男の言葉はハッキリ聞き取れなかったが、男が動かせない首を少しだけ前後に動かしたことで、亮介は納得した。

『その男は何処にいる?』

と聞いてもこれじゃ喋れないよな。

そう思った亮介は、男の顔に数回拳を横殴りに叩き込んだ。

男は脳震盪を起こして運転席に座ったまま気を失った。

亮介は、それほど大きい体ではないが、高校を中退してからスポーツジムで体を鍛えていて筋肉質で喧嘩をしても打たれ強かった。

喧嘩は高校の時からずば抜けて強く、喧嘩のセンスは高校時代は誰もが認めることだった。。

そんな亮介に、ぼこぼこにやられた男の顔にぐるぐる巻きにしたビニール紐を亮介がほどくと、男は助手席側に崩れるように倒れた。

小太りの男をなんとか運転席から後部座席へ引きずり出し、両手両足を針金で縛り付け、事前に調べておいた使われていない倉庫に、男が乗ってきたワンボックスごと入った。

亮介は男を引きずり出し、倉庫の床に転がした。

そこで男は目を覚ました。

『うぅぅ…』

『おっ、目を覚ましたね』

『て、てめぇはどこの組のもんだ…こんな…ことしてただ…ただで済むと…お、おもうな…よ…』

『まーだそんなこと言う元気あるんだ。もっかい顔にスプレーするか?』

『や、やめてくれ…スプレーはやめてくれ』

『だったら変に強がってんじゃねーよ。あんた、自分の置かれている立場をよーく理解した方がいいんじゃないか?』

『わ、分かった。何でもするから命だけは助けてくれ…なっ?殺さないでくれ…』

『別に俺は殺すつもりなんかないよ。あんたが俺の聞くことに正直に答えてくれりゃ、それでいいからさ』

『分かった、何でも喋るから…、何でも言うからさ…』

『ものわかりのいいおっさんだな。神栄商事はあんたがいる会社だよな?』

『そ、そうだ』

『吉田って男知ってるよな?』

『あぁ、うちのしゃ、社長だ』

『あんたら2週間前に何処かのスナックで暴れなかったか?』

『社長だ。社長と若いもんがスナックで、その店のママに出入り禁止って言われたことに社長が腹立ててウイスキーのボトルを他の客に投げ付けたって言ってた。
そのあとで、そこの店のお気に入りの女を拉致してきたって言ってた…』

『女?!店の女の子をか?』

『あぁ…拉致までするとは俺も思ってなかった…薬漬けにして俺の女にしてやるって言ってた』

『てめぇ…その女は何処にいるんだ!すぐに教えろ!』

亮介は、そう言って男の襟首を掴んだ。

『待て、待ってくれ…言うから…⭕⭕町の⭕⭕ビルの…6階の事務所とは別のフロアにいるはずだ…ただ…今夜…じ、事務所を別の場所に移転するこ、ことになってる。俺が…帰らなかったら…皆必死になって俺を探しにかかるだろう…』

『どう言うことだよ…』

亮介は男の襟首を掴んでいた手を離した。

『車の中に…さっき買い占めてきた…く、薬が大量に入ってるんだ。麻薬と、それに似た錠剤が入ってる…うちの…うちの会社の資金源だ…。お前にも…少しやるから…俺を見逃してくれ…。あんたの組も薬を売り捌けるんだ…それで…それでチャラにしてくんねーかな…』

男の言うことが本当かどうか、亮介はワンボックスの車の中を調べた。

後ろのトランク部分に段ボール箱が4つあり紙袋の中には錠剤のようなものが大量に入っていた。

その段ボール箱と、紙袋の錠剤を男の横に置き、車の中にあったハサミで男の来ている服をズタズタに切り裂いて素っ裸にした。

そして後ろ手に針金で縛られている男の手と足を針金で繋げた。

『おっ、おい…これじゃ約束が違うじゃねぇかよ…』

『俺はあんたを逃がすなんて約束してねぇぞ。殺すとも言ってない』

そう言って、亮介は男が逃げられないように、今は使われていない倉庫に素っ裸で縛り付けて監禁した。

『女を助け出したら、この場所を警察に伝えてやるから。あんたはヤミ金で相当悪いことしてるみたいだし、持ってちゃいけない薬も持ってるし…、間違いなく逮捕されて根掘り葉掘り聞かれるだろうから…覚悟しといた方がいいぜ。
あんたが言った今夜の事務所移転が、もし嘘で俺が女を助け出せなかったら…もうすぐクリスマスだからな。
あんたは凍死するかもしれない。
あんたの言ったことが本当だったら、俺は女を助け出して、ここにいるあんたのことを警察に伝えといてやる。
そこで…もう一度聴くけど、今夜の事務所の移転、嘘じゃないだろうな?』

亮介に縛られて転がっている男は、ふてくされたように『あぁ…』とだけ言って見るからに悔しそうな顔をしていた。

キツく縛られた男の手足は、寒さと痺れで既に感覚が無くなってきていた。

『間違いないようだな。警察が来たら俺が女を助け出せた、と思ってくれ。まぁ、あんたの体がそれまで寒さに耐えられれば、だけどな』

亮介は立ち上がりながら言って、倉庫内を見渡した。

汚れたブルーシートが亮介の目に留まった。

亮介は汚れたブルーシートを引き摺ってきて、男の上に無造作にかけた。

『せめてもの俺の気遣いだ。警察が来るまでそれで我慢してろ』

そう言って、亮介は男が乗ってきた車を運転して神栄商事へ向かった。


40分くらい走って、亮介は神栄商事という架空の会社として事務所が入っているビルが見える、少し離れた場所で車に乗ったままビルの出入り口を見つめていた。

広い道路で路上駐車も多く、その場所に溶け込むのは容易だった。


つづく。。。

どもです(*゚▽゚)ノ♪

短編ハードボイルド第2弾♪

緊迫の場面から始まったストーリー。

思い付きでストーリーが出来上がり、一日かけてここまで書けました♪

正直言って、場面を頭の中で描いて書いてる私自身楽しいです♪

喧嘩慣れしている佐久間亮介は、悪党の吉田和也とどう闘っていくのか…。

妹との絆…

スナック「鈴の音」のママ、琴音と須藤の行方は?

ラストはどうなる…

書いてる私もワクワクです♪



【妹】かぐや姫

今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

またきてね♪(@^^)/~~~


いつも応援ありがとうございます♪

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テーマ : ハードボイルド
ジャンル : 小説・文学

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