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揺れる想い…

2019.11.11(03:34) 385


吹き消したはずのロウソクが

何故か燻り続けていて

ぽっと炎が甦る…


消えたはずなのに…


もう燃えることはないと思ってたのに…


燻り続けていた私の想いを見透かすように

消したはずの想い出に

ロウソクの炎が入り込む…


再び燃え上がりそうな

終わったはずの愛…





どもです(*´∇`)ノ♪

今回は懐かしい想い出を詩にしてみました。

消したはずのロウソクが、数秒後にぽっと燃えだした時の私の心情です(o´ェ`o)ゞ

再び火が着きそうだった私の心だったけど無理矢理自分で消しました…

懐かし(  ̄- ̄)

【レイニーブルー】徳永英明
いつまでも心に残るあなたを
消し去ることはできないから
二人の想いでは
雨の降るときだけ

ふと想いだすよ…

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移り行く日々の徒然に…


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幸せ?

2019.11.09(14:30) 384


生きることは辛いもの

それでも人は幸せ探し

思いがけない出来事に

倖せ感じ辛さを感じ

生きる事への道理を問えば

理不尽な事も見えてくる…


人に媚売りゃ礼儀も過ぎて

愛が深けりゃ情脆く

義理も重けりゃ融通利かず

知恵が回れば嘘も上手い

人を信じりゃ騙される


何事も良い加減なら心地好い
人の幸せ妬むべからず♪

人の幸せと辛さなんて
線が一本有るか無いかの違いだけ♪
イミハゼンゼンチガウゾーΣヽ(゚∀゚;)

辛いときには辛い道をそのまま進まず
草むら掻き分け自分で一本道を造れば
違う世界も見えてくる(*^^*)b…かも😃💦
アクマデモタトエデスd( ゚ε゚;)


ということで…

どもです(*´∇`)ノ♪

倖という漢字をばらして見てみると…

幸という字は、遠い昔の罪人に掛ける手錠のイメージが文字になったもの。

倖せとは人に手枷(手錠)を掛けるものになります。

手枷を掛けてひざまずき
身体丸めて手を着けば執拗とか執行という
言葉の執という字になるという…

それが幸せというのなら…

恥を晒すのが幸せというのなら…

真性のマゾですよね(*ノ▽ノ)ワタシノコトカー♥

何故、倖せがそういう意味なのか…

調べました(*^^*)b

昔の罪人は悪いことをすれば、それはそれは残酷な刑が行われていたそうです。

両手両足をそれぞれ丈夫なロープで馬に縛り付け四方へ馬を鞭で叩いて走らせると…
どうなるか分かりますよね…アーナッテコーナッテ…
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

他にも残酷な刑があったりした当時は、手錠を掛けられるだけの刑ならその方が良いわけで、良かった…嬉しい…幸せ…となる説が一つ。

もう一つは、やはり罪人として手枷を掛けられた者が、手枷が緩くて外れたことで、逃げることができてラッキー😆💕嬉しい( ≧∀≦)ノキャッホー♪シアワセー♪

そんな思いがけない幸運が幸せとなった説があります。

どちらにしても倖せという字は人に手枷を
かける事を現していることになります。

そういう幸運や嬉しいことが今の時代の
倖せという言葉になったようです。

冒頭の言葉の中に伊達政宗の名言を
私なりに解りやすくはしょって書いた
五徳『仁・義・礼・智・信』

「仁」過ぎれば 弱くなる
「義」過ぎれば 固くなる
「礼」過ぎれば 諂(へつら)いとなる
「智」過ぎれば 嘘をつく
「信」過ぎれば 損をする

 伊達政宗

現代にも通用する名言ですよね♪

因みに、幸と辛の字はよく似てるけど辛は
手枷とは全然関係ないものです。

辛は昔の刺青を彫るときに使う道具の形から
出来た文字です。

刺青を彫るときは痛いから、その痛みを我慢する事から刺青を彫るときに使う道具が文字になって辛いという言葉になったようです♪

痛いのに彫る…

やっぱり昔の人はマゾだったのでしょうか…
(*^-^)

そんなことを思いつつ
終わりにしたいと思います♪

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました😆💕✨

【昭和枯れすすき】さくらと一郎
昭和のど演歌♪
辛く貧しい二人の夢は
愛の幸せ育みながら
生きる幸せ探すこと
耐えて忍んでいつかはきっと
枯れたすすきに花が咲く…
シンダラアカン(;ω;`*)

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移り行く日々の徒然に…


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誘う瞳…

2019.11.07(19:46) 382


愛しさ溢れる温もりに

小首傾げて見つめつつ

抱いてほしいとすり寄れば

あなたの誘いに促され

身体をあずけて甘えれば

撫でる愛撫に目を閉じて

恍惚の中で夢心地…






どもですー(o´ェ`o)ゞ♪

ちょっとあやしい感じの詩ですが…

実は私の…

実体…験

だったり…




するのですがー(*^-^)

私は抱き寄せる側なのであります♪

すなわち…

相手は愛猫トマトなのです~( *´艸`)

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こんな瞳で見つめられたら😍〰💕

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こんな仕草を見せられたら(ノ≧▽≦)ノ💕

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膝の上でこんな可愛いふみふみされたら…😌💓✨

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愛でないわけにはいきません♪
:*(〃∇〃人)*:💓♥❤

そんなトマトは冬になれば私の湯タンポとなるのであります♪

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明日は立冬🌁⛄🌁
一段と寒くなるようです。
風邪、インフルエンザ等には
十分気を付けましょう(*^^*)
またね♥
じゃ、また来てね♪

【ダンスはうまく踊れない】石川セリ
夜は色付き薄紫の
ドレス纏えば独りの部屋で
猫と戯れお酒に酔えば
ふらつく足はダンスのように
ゆらゆら揺れる部屋の中…

ほろ酔い3%( *´艸`)
ジュースのようで飲みすぎには要注意♪


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花言葉のように…  追記有ります(*^-^)

2019.11.05(19:37) 380


秋も晩秋を過ぎて、暦は12月に入り季節は冬へと移り変わっていた。

健二は、小さな思い出という花屋で、花が好きな恋人の瞳へのプレゼントを探していた。

しかし、花に関して知識の乏しい健二。

アレンジメントされている花や、色が鮮やかな花を見ては腕を組み考えていた、というよりどれが良いのか分からず悩んでいた。

そんな健二を、店内の花を見映えするように整えていた女性店員が健二の側に来た。

『いらっしゃいませ。どのような花をお探しですか?』

『あ、どうも…いやぁ~、自分の彼女なんですが…花が大好きなんですよ。誕生日も近いし…プレゼントの花を探してたんですけど…綺麗な花ばかりで正直どれが良いのか分からないです』

健二は照れるような仕草で、頭を掻きながら店員に助けを求めた。

『そうですか。あの、差し支えなければ彼女さんのお誕生日教えていただけると、ある程度お花選びを絞れますが…』

『えっと…12月11日です』

『明後日ですね♪その日の誕生花がありますが…見てみますか?』

『へぇー、誕生花ってあるんですか。是非見せてください』

それほど広くはない店内に、ひしめき合う花の中で小さく赤い花に混ざって黄色い花が所々に散りばめられてアレンジメントされている花を女性店員が手に取り、健二に見せた。

『こちらが、彼女さんの誕生花になります』

『小さい花が寄り添ってて可愛い花ですね』

小さく赤い花が集まっていて、健二にはそれが一つの花のように見えた。

店員がバスケットにアレンジメントされたその花を、健二の両手に乗せた。

健二は、その花をよくよくみると小さなベルの形をしていることに気が付いた。

『なんか小さいベルみたいな形してるんですね』

『そうなんですよ♪その花の特徴から幸せを告げるという花言葉があるんですよ。それから、この花は長い期間咲き続けるので長く続く愛という花言葉もありますから、お花の好きな彼女さんならこの花の花言葉もご存知かと思います。もし知らなくてもお花の好きな彼女さんなら、花言葉も調べると思いますよ♪彼氏さんからご自分の誕生花を贈られれば絶対喜ばれると思います』

手に持っている花の花言葉を店員から聞いた健二は、瞳の誕生花であるこの花をプレゼントに決めた。

『さすが花屋さんですね。そういう花言葉がスラスラと出てくるなんて素敵だと思います。決めました。この花を彼女にプレゼントします』

『ありがとうございます♪彼女さんのお誕生日は明後日ということですが、当日までこちらで預かっておきましょうか?』

『あ、そうしていただけると自分も助かります。花の知識はほとんど無いので…。花といえども小さな命ですからね。当日までこちらに居るほうが花にも良いと思うので…。彼女が何時も言ってるんですよ。花にも寂しさや嬉しさの感情があるって…。自分の部屋には花のはの字も無いので、この花も寂しくなって元気なくなっちゃうかもしれないから。いま、お会計だけして当日の夕方に取りに来ます』

『ありがとうございます♪花を一つの小さな命と言っていただいて私も嬉しいです。この花はまだまだ蕾もいっぱい持ってますので暫くは綺麗な花を咲かせてくれると思います。ましてや花を大切にしていただける彼女さんの所に行くなら、この花の花言葉のように、長く続く愛を叶えてくれると思います♪それから、たくさんの小さな思い出をお二人で育んで幸せをつくるのも良いですね♪たくさんの小さな思い出と幸せをつくる、というのもこの花の花言葉ですのでいつまでもお幸せに…』


瞳の誕生日当日の夕方に花屋へ花を受け取りに来た健二。

『こんにちは。花を受け取りに来ました』

健二の声で先日の女性店員が、店内の花の間から顔を出した。

『いらっしゃいませ♪お花できてますよ』

そう言って女性店員はレジカウンターの奥に入り綺麗にラッピングされた花を丁寧に抱いてカウンターへ置いた。

『あれ?この前よりバスケット大きくないですか?それにこの小さなペアのクマのぬいぐるみも無かったですよね?』

健二が一目でバスケットの大きさとペアのクマのぬいぐるみを見て店員の顔を見た。

『こちらはサービスです。改めてアレンジして私の気持ちでクマのぬいぐるみも置きたかったので…。お気に召さなければクマのぬいぐるみは外しましょうか?』

『いやいや!とんでもない!こんな可愛くしてもらって大歓迎です。ありがとうございます』

『喜んでいただいて良かったです。このペアのクマのぬいぐるみは新婚さんなんですよ。これから二人は小さな思い出をたくさんつくっていく、という意味が込められています。いつまでもお幸せに…。それから誕生カードがありますので一言書いていただいてこのラッピングの中に入れておいてください』

『わかりました。本当にありがとうございます。俺、この花を渡して彼女にそれとなく結婚の事を言おうと思います。付き合い始めて2年半ですからね…そろそろ結婚の事も二人で考えていこうと今思いましたよ♪小さな思い出か~…あれ?こちらのお店の名前…』

『はい。この花の花言葉からもらいました。私の誕生花でもありますので…』

『そうだったんですか。俺、こちらのお店に入ったのは店名が良いなーって思ったからなんですよ。決してお世辞ではないです!店名に誘われて入ったら素敵な店員さんだし…俺の気持ちも、ちゃんと彼女に伝わりそうな気がしてきました。ありがとうございます』

『こちらこそありがとうございました』

健二は綺麗な花を大事に胸に抱いて店を出ていった。



それから1か月後…

新しい年を迎えた1月。

健二は彼女を連れて花屋の『小さな思い出』に顔を出した。

『こんにちは』

『いらっしゃいませ…あら♪先日はありがとうございました。今日は彼女さんとご一緒ですか?』

女性店員は健二と彼女を見て屈託のない笑顔を向けた。

『この人が素敵な花屋さんと素敵な店員さんがいるからって言われて一緒に来ました』

健二の彼女である瞳が口を開き会釈をした。

『お花好きの彼女さんですね』

『はい♪先日この人が、こちらで私の誕生日に花を買ってきてくれて、とても嬉しいことがあったので今日こちらに来ました』

『そうですか。あのお花は元気に咲いてくれていますか?』

『はい、今でも元気に咲いています。ペアのクマさんも幸せそうにしています』

『私が彼氏さんにお花を渡す前に、いっぱい幸せを分けてあげてねって言って送り出したんです』

『そうなんですね…ありがとうございます。お陰さまでこの人が、やっと結婚の事を話してくれました』

『そうですか♪それはおめでとうございます』

『ありがとうございます。それで、ちょっとお聞きしたいことがありまして…』

『はい♪なんでしょう?』

『あの…こちらで結婚式に使うブーケをお願いしようと思いまして…まだもう少し先なのですが…二人の絆を深めてくれたあの花をメインに作っていただけないでしょうか』

『そういうことでしたら喜んでお引き受けさせていただきます。ただ、開花時期が10月から5月くらいですのでその期間なら心を込めてアレンジさせていただきます』

『ほんとですか♪ありがとうございます。私の方は結婚の準備はできてるから何時でもいいのですが…あとは、この人次第なんですよ…』

少し不満げに健二を見る瞳。

『俺…結婚式するには、まだ貯金が足りないんだよな…』

ボソボソと呟く健二。

『今ある貯金だけでいいから来年5月前には結婚式挙げようよ♪あの花が元気に咲いている時期に…』

瞳は健二の腕を掴みながら懇願するように言った。

『そうだな…あの花は10月から5月の間だけ咲くなら4月くらいが良いのかな』

『4月で決まりかな♪3ヶ月あれば、式も会場もなんとかなるよ。コネならあるから心配しないで♪』

健二は頭を掻きながら照れ臭そうに女性店員を見てすぐに目を反らした。

女性店員は幸せそうな二人を見てから、外にある店の看板をみて心から溢れてくる笑顔になっていた。



おしまい…



どもです(*´∇`)ノ♪

花言葉と花の詩ではなく、青文字の花言葉と花の特徴を折り込んだお話にしました。

こういうのも折句と言っていいのかわからないのですが…(^_^;)

この花とかあの花とか、文中で言っているのは何のお花でしょうか…(*⌒∇⌒*)

私が毎日遊びに行っているたくさんのお花のブログを書いている方々には解っちゃうかもしれませんが…
(*^-^)

このお話を書いていたので時間掛かっちゃったから答えは明日書きまする😃💦


いつも拙い文章のブログへ訪問していただき
ありがとうございます😆💕✨

私も毎日欠かさず皆さんのブログを楽しみにしておりますので、これからも変わらぬお付き合いを宜しくお願い致します♪



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自信… 【折句】 

2019.11.03(08:58) 379


を生き抜く人世の道に

を残せば思いを巡らせ

未来は予測と思考の中で
い 
を改め残さぬように

自負の念を己の生きる力に変えて…
 

まいらいふ マイライフ

My life.
私の人生
my theory of life.
私の人生観

後悔しない人生って無いと思うけど
命を最後まで全うして
人生の最後に一つでも幸せを感じる
ことができるなら、それで良し、と思う♪

【マイ・ウェイ】ポール・アンカ



どもです(*´∇`)ノ♪

ちょっと風邪気味美香ちゃんどす😷

咳は止まらず鼻づまり

鼻声艶声ハスキーボイス💓


あんあん♪あんあん♪

♪あなた知ってるー
♪港横浜ー
♪街の並木に潮風吹けばー♪

♪ドゥドゥビドゥビドゥバドゥビドゥヴァー

伊勢佐木町ブルースを歌いながら更に喉を痛めるおバカさん😃💦


気温の変化に着いていけず

要らない風邪は着いてくる( >д<)、;'.・


ということで…

おはようございます(*´∇`)ノ♪やふー💓

いくら寒さに強いとはいえ、キャミ一枚でお腹を出して寝れば風邪を引くのもあたりまえ♪

自己管理がなっていないのであります😃💦

悔い改めなければ…


そんな私が書いた説得力のない冒頭の詩には、ある言葉を織り込んであります。

お暇なときに探してみてね(*^^*)


では、よい一日をお過ごしください♪

【サウダージ】ポルノグラフィティ
みんな元気だせー♪ヽ(´▽`)/


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雨上がりの空に…

2019.11.01(04:51) 377


桜井美雪(みゆき)は、部屋で独り想い出に耽っていた。

姉の一美(かずみ)が他界してから9年の歳月が過ぎた。

今日は美雪の誕生日で、姉の一美が他界した年齢の29才に追い付いてしまった。

複雑な思いを抱きながらアルバムを開く美雪。

一美の長く艶のある髪は写真の中でも綺麗だった。

姉の綺麗な髪が羨ましかった10代の頃の美雪は、姉に髪の洗いかたや髪を痛めないブローの仕方を教えてもらっていた。

姉のように綺麗になった現在の美雪の髪は、髪を大事にしていた姉の意思を引き継ぐように毛先まで綺麗にのびていた。

その髪も姉の歳と共に、当時の姉を越えていこうとしていた。

『お姉ちゃん、今日でお姉ちゃんの歳と同じになっちゃったよ…。ほら、髪もお姉ちゃんみたいに綺麗にのびたんだよ』

美雪は姉の写真を見つめ、髪を指に絡めて横に広げて見せた。


両親を早くに亡くした一美と美雪。

美雪が9才で一美は18才の時だった。

9つ離れた姉妹は父方の親戚の所へ行くことになった。

一年ほど片身の狭い思いをした生活から抜け出せたのが、一美が19才になったときだった。

母方の親戚の叔母さんに頼み込んで、アパートを借りる保証人になってもらった。

それからは、美雪の母親代わりとなった一美。

優しい姉であり、母である一美を慕う美雪。

一美には齊藤孝という恋人がいた。

高校生から付き合いはじめて一美が他界するまで恋人のままだった。

あれから9年過ぎた今でも独身を貫いている孝。

一美と孝は結婚の約束をしていたが、『美雪が成人するまで待っていてほしい』という一美の気持ちを受け入れていた孝。

しかし美雪が二十歳になる直前で一美はバイクの単独事故で他界してしまった。

一美(かずみ)が魂となって四十九日の間、病院にいたときに一美(かずみ)の魂と話ができる中学生の女の子の一美(ひとみ)に託された一美の恋人、孝への思いを一美(ひとみ)から聞いた孝。

亡くなってから四十九日目の天国へ上る最後の日のことだった。

『アタシがこの世から消える今日から一年間だけでいいから、アタシだけを想っていてほしい、アタシだけを愛していてほしいの。
一年過ぎたらアタシの事は心の隅にしまっておいて。
この先、孝を好きになる人もいるはずだから…孝もその人を好きになったら幸せになってほしいから…。
だから、一年間だけでいいの…。
アタシだけを想っていてほしい。
アタシだけを愛していてほしいの』

孝は、一美(かずみ)の想いを誠実に守った。

美雪は、姉と孝が結婚できなかったのは自分が居たせいだ、自分がいつまでも姉に甘えていたせいだと思っていた。

孝に泣きながら謝っていた美雪。

『一美(かずみ)の気持ちを尊重したのは俺の気持ちなんだから、美雪は自分を責めるな』

孝の言葉に慰められたあの遠い日…。



『お姉ちゃん、孝さんは今でも独身のままなんだよ?これからここに来るから、好きな人が居るなら結婚しなよって言ってあげないと…孝兄ちゃんの心には、まだお姉ちゃんが居るみたいだかさ…。
毎年アタシの誕生日にはプレゼントとシーフードピザ持ってここに来てくれるんだよ。
優しい人だよねー…』




スマホの呼び出し音に目が覚める美雪。

『あらら…いつの間にか寝ちゃってた…』

スマホを手に取り、孝からの着信を確認して通話ボタンを押した。

『独身の孝兄ちゃん、モシモシ』

『だからー、独身の、をつけるのはやめれ!それより、今日は美雪の誕生日に何人友達来るんだ?Lサイズのピザ2つで足りるか?』

『いつもの親友3人だから余裕で足りるよー。ケーキも買ってきてくれるから2つで十分だよ』

『なんだ美雪、今年も男っ気無いのか。まぁ、その方が兄貴役の俺としては変な虫が美雪に付かないから、安心っちゃー安心だけどな。
好きな人ができたら俺に言うんだぞ。妹の彼氏としてどうなのか俺が見極めてやる』


一美と同じ歳の孝は、美雪が小学校の時から知っていた。

高校生の時から孝と一美は付き合っていて、妹思いだった一美は孝とデートの時にも、両親が居なかったので妹の美雪を連れてきていた。

孝も別に嫌がるわけでもなく、すぐに美雪とも仲良くなった。

あの時から、一美が居なくなった今でも、こうして誕生日に来てくれたり、色々な相談にも乗ってくれる孝は美雪にとって本当の兄のような存在だった。

孝自身も、美雪を妹のように可愛がっていた。



『じゃあ、シーフードピザのデカイやつ一つともう一つ適当に選んで買っていくな』

『ありがとう、孝兄ちゃん』


そう言って美雪は電話を切り、時計を見てから窓の外を見ると黒い雲が拡がりつつあった。

『一雨来そう…』

美雪がポツリと言った途端、空から大粒の雨が落ちてきた。

遠くの空は明るいので、この雨ははすぐ止むだろうと、美雪は思った。

美雪の思い通りに20分ほどで雨は止んだ。

黒い雨雲は瞬く間に消えて、夕暮れ前の空に黒い雲と入れ替わるように綿のような白い雲が所々に浮かんでいた。

その時、ドアチャイムが鳴った。

『ピザの宅配でーす』

孝の声が聞こえた。

美雪は玄関のドアを開けて、孝を招き入れた。

『ほれっ、シーフードピザ一枚と、あれこれ混ざったピザ一枚』

『ありがとう、孝兄ちゃん。いまお茶いれるね』

一美の面影が見える美雪の笑顔に抱き締めたくなる衝動に駈られる孝。

髪の長さ、艶と質感、あどけない笑顔は当時の一美とよく似ていた。

これが、俺が次の心の拠り所を見つけられない理由なのかもしれないな…

そんなことを思いながら、孝は美雪から目を反らしキッチンの横にある小さなテーブルの椅子に腰かけて窓の外に目を向けた。

さっきのどしゃ降りが嘘のような青い空が見えていて、うっすらと虹が掛かっていた。

孝は椅子から立ち上がり窓のところへ行った。

うっすらと見えていた虹が、次第に色濃くなっていった。

『美雪、来てごらん』

孝は美雪の顔を見て手招きした。

『なぁに?どしたの?』

孝の指差す方を見た美雪は声をあげた。

『わぁー!綺麗な虹だー』

『あぁ、久しぶりだ…こんな綺麗な虹を見るの…。なぁ…美雪。虹には虹の女神が居るって知ってるか?』

『知ってるよ。虹の女神イリス。虹を渡って空にメッセージを届けてくれるらしいよ』

『もしかしたら…その話、美雪も一美から聞いたんじゃないのか?俺も同じこと言おうとしてた…』

『そうだよー。小さいとき、お姉ちゃんに教えてもらってた。虹の女神に伝えてほしいことをお願いすると伝えてほしい人に伝えてくれるんだって』

『こんな綺麗な虹なら、お願いも聞いてもらえそうだな』

『お願いしとこうよ、お兄ちゃん』

『…』

『…』

二人は窓を開けて虹に向かって手を合わせた。

『孝兄ちゃん、何お願いしたの?』

『一美に伝言お願いしたよ。美雪の事は心配するなって。妹思いだったからな…あいつ…美雪は?何お願いしたんだ?』

『アタシもお姉ちゃんにお願いしたんだよ…』

『何てお願いしたんだよ!言ってみろ!ほれっ』

『いや~、内容は言えませぬ。お兄ちゃんのこと、とだけ言っておこう…』

『えー、俺の事なら尚更気になるじゃねーかよ!言えっ!言って楽になれ!』

『嫌ですぅー』

舌をペロッと出してマグカップにスティックのカフェオレを入れてポットのお湯を注いで孝に渡した。

もう一度窓から虹を見たら既に色が薄くなっていた。

その時、アパートの前にタクシーが1台停まって、美雪の親友3人が降りてきた。

窓から親友に声をかける美雪。

見上げる美雪の親友が美雪に応えて手を振っていた。

『じゃ、俺はこれで帰るよ。あっ、これ誕生日プレゼント』

『えっ、帰っちゃうの?一緒にピザとケーキ食べていってよ』

『女ばかりの席におっさんがいたら、話したいことも話せなくなっちゃうだろ?』

その時、玄関のチャイムが鳴った。

美雪がドアを開けると部屋の中が一気に賑やかになった。

入れ違いに孝は一言二言、美雪の友達に声をかけて部屋を出ていった。

夕暮れと共に、美雪たちの尽きないお喋りが始まり、夜の帳は降りていった。



おしまい…

【虹の彼方に】コニー・タルボット

どんなに哀しいことがあっても、いずれは日常の想い出となって幸せの中の一つの大切な記憶となる…

長文、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この作品は、私のオリジナル短編小説として書いた【一年間だけの約束】のスピンオフとして書きました。



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