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リネージュ2二次創作長編小説16 

2017.11.27(01:10) 162


アラン・ケイス結盟軍とインナドリル傭兵軍隊ダークエルフ




アラン・ケイス血盟軍、インナドリル傭兵軍隊の両隊長の合図により両軍が激しく動き出した。

アラン・ケイス血盟軍、弓部隊の弓が一斉に放たれた。

敵軍の中に1000本 の矢が雨のように降っていった。

当たったのかどうか判らないが、続けざまに弓の第二掃射が放たれた。

数人が倒れたように思えた。

アラン血盟軍の前衛部隊のファイター達も槍と剣を振り上げインナドリル軍に向かっていく。

アラン血盟軍とインナドリル軍が激しくぶつかり合い両軍が入り乱れ交差した。

たちまち両軍の数人がバタバタと倒れていく。

『怯むなー!道を抉じ開けろー!』

『何がなんでもここを通すなー!』

両軍の隊長は槍と剣を振り回し自軍の士気を昂らせた。

そこここで剣と剣とがぶつかり合う鈍い金属音や悲鳴や叫び声が聞こえていた。

インナドリル軍の傭兵である身体の大きなオーク種族の進撃は物凄かった。

オーク種族の足は止まることなく、アラン・ケイス軍のファイター達を蹴散らしながら、後方支援部隊のメイジ達目掛けて突進していた。

そんな状況のなか、アラン血盟軍の中にいたサラは最後方のヒーラー達メイジ部隊の中にいた。

サラは初めて目の当たりにする戦争に恐怖していた。

サラのすぐ隣にはアンジェリカがいた。

『あなたは此処から動いちゃ駄目よ』

『はい』

サラはアンジェリカに言われるまま、その場で戦闘の成り行きを見ていることしか出来なかった。

他の魔法支援職のヒーラーを始め他のメイジ達は自分の出来る事を的確にこなしていた。

前の方では相変わらず剣と槍が入り乱れていた。

その中から敵軍の数人のオークが乱闘を抜けて後方のメイジ達に襲い掛かってきた。

メイジ達は慌てる事無くシールド(盾)に身を隠し剣を前に突き出した。

そんな中、インナドリル軍オークの一人がヒーラー職の女メイジに襲い掛かっていった。

そして敵のオークの突き出した剣が女メイジのシールドを弾き飛ばし腹に大きな剣を突き刺した。

女メイジの腹部から背中までオークの突き刺した剣の刃先が貫いた。

女メイジは地面に踞り、そのまま動かなくなった。

もう一人のオークはサラの傍にいたヒーラーのアンジェリカに襲い掛かってきた。

アンジェリカはシールドに身を隠しながら、剣を前に突き出して身構えた。

『サラ!逃げて!』

サラを見てアンジェリカが叫んだその時、オークの大型剣がアンジェリカに振り下ろされた。

アンジェリカは盾で防御したがオークの剣の破壊力は凄まじく、もの凄い金属音がしてアンジェリカは軽く弾き飛ばされた。

その光景を見ていたサラは恐怖の中、アンジェリカを助けようと無我夢中でアンジェリカを襲ったオークに魔法攻撃ハリケーンを放った。

オークは倒れたアンジェリカに剣を突き刺そうとしたその時、サラの放ったハリケーンをまともにくらい、いともあっけなく弾き飛ばされた。

そして、その倒れたオークを別の男のメイジが剣で突き刺した。

倒れたオークは絶命したが、別のオークが倒れた仲間のオークを突き刺した男のメイジに剣を突き出した。

オークの剣が男のメイジの胸に突き刺さった。

男のメイジは、そのまま倒れて動かなかった。

サラは男のメイジを殺したオークにハリケーンを放った。

魔法攻撃に対し耐性の弱いオークはサラの魔法攻撃をまともに食らい呆気なく倒れた。

サラはそれをきっかけに前方の乱闘を掻い潜り、後方のメイジ達に次々と襲い掛かって来る敵兵にハリケーンを浴びせた。

サラ達の少し前にいたソーサラーやスペルハウラー魔法攻撃隊が後方支援のヒーラー部隊に襲い掛かってくるオーク達に総攻撃をかけ始めた。

前衛部隊のファイター達もメイジ達を守る為に後方へ来ていた。

アラン血盟軍隊長は、遥か前方で槍を振り回し屈強な体を持つオークたちを次々に倒していた。

そんな状況のなか、敵軍インナドリル軍の数が明らかに減っていた。

乱闘の中、インナドリル軍隊長ラングレィの元へ副隊長グレッドがやってきた。

『ラングレィ隊長!』

副隊長グレッドがアラン血盟軍の攻撃をはね除けながらラングレィの傍に来た。

『おぉ!グレッドか!』

ラングレィがアラン軍の一人を剣で突き刺したところだった。

『隊長!このままでは我々は全滅してしまいます!奴等の魔法攻撃部隊の数が多すぎます。奴等を潰す事が出来ない限り、我々に勝ち目はありません!ここは一度撤退して弓部隊を増援しましょう!』

『うむ…確かに攻撃魔法を封じなければな!攻撃魔法部隊の数がこれ程いたとは…敵に尻を見せたくはないが、仕方ない!一度撤退しよう!ただし、撤退する前にギランへ伝令を飛ばせ!ギランへ続く道の所々に弓部隊の小隊を配置するように伝えろ!そして敵のメイジ達、特に魔法攻撃部隊を根絶やしにするように伝えるんだ!』

『はっ!!』

グレッドはラングレィ隊長の命令通りワイバーンを使い伝令をギランへと飛ばした。

両軍の戦いは4時間に及んだ。

アラン・ケイス血盟軍は前衛部隊のファイターを800人程失い後方支援部隊のメイジを200人失っていた。

インナドリル軍は剣を交えながらもジリジリと撤退しつつあった。

この時、インナドリル軍の残存兵は1600人程しか残っていなかった。

そしてついにラングレイ隊長の退却命令が出たのだった。

インナドリル軍は全滅を恐れ逃げるように退却していった。

アラン血盟軍は徐々に撤退していくインナドリル軍を見て勝利の雄叫びをあげた。

アラン軍隊長は退却していくインナドリル軍を見ながら息を切らしたまま大きく溜息をついた。

辺りを見渡せば倒れた自軍の兵とインナドリル軍の兵が所々で絶命していた。

アラン・ケイスは、その時ほんの一瞬だけ目の前が暗くなるのを感じた。

一睡もしていないアランは、かなり疲れを感じていた。

それでも、自慢の槍を背中に括りつけアランは両手で顔を叩き自らに気合を入れた。




その後、アラン隊長は自軍の比較的軽傷の者達を集め、これからのギランでの戦争に参戦出来るのか、それぞれの意思を確認した。

軽傷を負った者達全てがギラン奪還に意欲を露にしていたのだった。

そして重傷者はストライダーに乗せ、取りあえずギランまで行く事になった。

最後に命を落とした者達の名前を確認してそのまま荒れ地に丁寧に葬っていった。

『メイジ達がかなり殺られたな…』

アラン隊長は手を合わせながら一人呟いた。

しかし、ヒーラー、バッファ達が多く殺られている中、同じメイジでも攻撃魔法部隊には一人も犠牲者はいなかった。
あの敵軍……さては攻撃魔法部隊には手も足も出なかったのか…?。

オーク人種は魔法耐性に劣るとは聞いていたが俺が思っている以上に魔法には弱いというのか…?

剣士同士の闘いには優れた防御力と攻撃力があるというのに…。

アランは考えていた。

奴等、このまま大人しく引き下がるだろうか?

いや…恐らく次の一手を準備しているに違いない。

だとすると…

攻撃魔法部隊に苦戦を強いられたのだから、次はメイジ達を集中的に狙ってくるかも知れん。

奴等の部隊には弓兵がいなかった。敵に弓部隊がいたら…状況は変わっていたかもしれん。奴等我が軍にこれ程攻撃魔法部隊がいると思わなかったのだろう。

メイジ達だけを狙うなら弓がかなり有効な攻撃になるだろう。

アラン隊長はすぐに隊列を組み直す事にした。前衛隊を左右に配置して中央にメイジ達を挟むようにした陣形で支援魔法部隊の前後左右のガードを固めるように指示した。

そして、戦死した仲間を全て手厚く葬り、隊列を組み直し出発する頃には太陽は大きく傾き、夕陽が荒れ地を朱色に染めていた。

アラン・ケイス血命軍隊長は出発の合図を出そうとした。

そこでアランは、ふとサラの事を思い出した。

あの娘は無事だったんだろうか…戦死者の中には居なかった。アンジェリカの名前も無かった…。

アランは前の方にいたメイジの一人にアンジェリカとサラを見掛けたか聞いてみた。

『確か、アンジェリカは後ろの方にいたと思います。ダークエルフの若い娘と一緒にいましたよ。あのスペルハウラーの娘が私達後方支援隊の中に居てくれて助かりましたよ。あの娘がいなかったら私も死んでいたかもしれません…』

女メイジのプロフィットが言った。

それを聞いたアランは、傍にいた部下にアンジェリカとダークエルフの若い娘を探して此処に連れてきてほしい、と告げた。

ほどなくして、アランの部下がアンジェリカとサラを連れてきた。

ダークエルフのサラは肩を震わせ、しゃくりあげながら泣いていた。

アンジェリカは寄り添うようにサラの身体を支えていた。

アンジェリカはアランを見つめ敬意を表し頭を下げた。

アランは一歩前へ出た。

『アンジェリカ、無事でよかった…』

アランはボロボロになったアンジェリカのローブを見ていた。

『サラが助けてくれたのよ…この娘がいなかったら…私は間違いなく死んでいたわ…』

アランは肩を震わせながら泣いているサラの傍に行き、両手で優しく肩を抱いた。

サラの哀しげな泣き声と身体の震えがアランの身体に伝わってきた。

『サラ…貴女が無事で良かった。こんな戦闘に巻き込んでしまってすまなかった。しかし貴女のお陰で我が軍の何名かの命が救われた。礼を言わせて頂きたい。ありがとう』

アランは敬意を表し頭を下げた。

しかし、サラは涙をボロボロと流しながらその場に座り込んでしまった。アンジェリカがサラを抱き締めて慰めの言葉をかけた。

『…私……私…人を殺しちゃった…私…人殺しになっちゃった』

サラはガタガタ震えていた。

『大丈夫よサラ…これは戦争なの。皆、死ぬのは覚悟しているわ。敵の兵士だって同じ考えのはずよ。貴女は本能的に自分を守っていただけなの。自分を危険から守る…それは当然の行為でしょ?それに…貴女のお陰で私も他の皆も助かったわ。貴女は私達を助けてくれたの。貴女は人助けをしたのよ。だから…けして悪い方に考えないでほしいの…』

サラは泣きながらアンジェリカの言葉に、じっと耳を傾けていた。

『サラ、貴女に辛い思いをさせてしまった事を許して欲しい。しかし自分のしたことを後悔しないで欲しい。何故なら貴女は私の妻アンジェリカと多くの仲間の命を助けてくれたのだから…。心から感謝している。ありがとう』

アラン・ケイス軍隊長はサラに感謝の意を表した。

そしてメイジ達からも、沢山のありがとうの言葉を貰ったサラは、ほんの少し気持ちが楽になったのだった。

そして、赤く染まっていた荒れ地は次第に闇へと移ろうとしていた。

アラン隊長は皆に出発の合図を出した。

『よし!そろそろ出発する!ギラン到着は、この先何も障害が無ければ明日の夜になるだろう。本来は、明日の朝にギランへ着いて準備を整えて、インナドリル軍と交戦する予定だったが、今日の予想外の敵の待ち伏せに合い身体を休める時間も無くなった。申し訳ないが、ギランでは各々が出来うる最良の戦いをして欲しい!』

アラン血盟軍隊長はそれだけ言い出発の合図をした。そしてメイジ達を真ん中に、左右両脇をファイターで護衛する隊列のままアラン・ケイス血盟軍は静かに動き出した。


一方、各所からギランへ続く道の所々に、インナドリル軍隊長ラングレィの伝令指示により数十人程のギラン、インナドリル軍の傭兵弓部隊が闇に潜んで展開していた。

その内の一小隊、50人は荒れ地からギランへ続く道の暗闇に潜んでいた。

『こんなに暗くちゃ誰がメイジだか判りゃしねえな。おまけに何時来るか判らない軍隊をどう見分けりゃいいんだ』

弓兵ダークエルフ、ファントムレンジャーの一人が誰にともなく愚痴を吐いていた。

と、その時、遠くから地響きの様な音が聞こえてきた。

『やっと来たか?』

別の弓兵が小声で呟いた。

そして、各々が攻撃の準備に入った。しかし、暫くすると地を揺るがす程の地響きは次第に小さくなり消えていった。

ギラン軍の弓小隊は、次第に消えていった地響きを、何処かの軍隊が道を外れて行ってしまったのだと思い込んでしまった。

『おいおい!奴等何処行った?この辺りにはギランへ通じる道は此処しか無い筈だろ?それとも別に抜け道でもあるのか?だとしたら…俺達は、とんでもない失態をした事になるぞ!』

弓兵達はざわめき始めた。


アラン・ケイス血盟軍隊長は、更なる敵の待ち伏せを警戒していた。

そしてアラン血盟軍は、あと少しで荒れ地を抜けるというところで、先頭を走るアランが徐々にスピードを落として止まった。

アラン血盟軍は長い隊列を組んでいたため、先頭が止まっても最後部が止まるまで時間差があった。

そして、先頭から徐々にスピードを落として小さくなっていくストライダーの足音を、アラン血盟軍を待ち伏せしていたギラン、インナドリル傭兵弓部隊はアラン血盟軍が道を逸れていったのだと勘違いしていたのだった。

アランはギランへ続く荒れ地の出口が一つしかなく、その出口が狭い事を知っていた。

『前衛隊を半数だけ前に集めてくれないか』

アラン隊長は後続のファイター達に声をかけた。

『残りの前衛部隊は、そのままメイジ達の護衛を頼む。彼等、後方支援の協力が無ければ我々前衛隊は100%の力は出せないからな』

そう言いながら、アランは遥か前方の暗闇を見つめた。

程なくして、前衛部隊の半数程のファイター達がアランの前に集まった。

『皆聞いてくれ。あと少しでギランへ続く荒れ地の出口がある。その出口は、とても狭くなっていて切通になっている。そこで、俺の勘なんだが、またインナドリル兵が待ち伏せているような気がしてな。奴等、我が軍の魔法攻撃部隊のメイジ達に、かなりやられたからな。また待ち伏せするとなると、この先の荒れ地の出口は格好の場所になると思うんだ。そして奴等はメイジ達を狙ってくると思う』

前衛部隊のファイター達は黙ってアランの言葉を聞いていた。

『荒れ地の出口は狭い上に切通になっている。そして弓兵には絶好の攻撃場所になっている。奴等がメイジ達を狙うとしたら弓兵を繰り出してくる筈だ。まぁ、今は夜だから奴等には誰がメイジなのかファイターなのか解らん筈だ。そこで俺達前衛部隊が囮となり先に出口へ向かう。奴等が待ち伏せていれば、何等かの動きがあるはずだ。仮に何も無くても、前衛隊は安全確保の為、周囲の警戒を怠らぬ様にしてほしい』

ファイター達は、それぞれ力強く返事をして前衛囮部隊は全員が剣とシールドを持ち荒れ地の出口へと向かっていった。

一方、荒れ地の出口で待ち伏せていたギラン兵弓部隊50人は、敵軍が違う道へ行ったものと思い込み、右往左往の大騒ぎになっていた。

『おい!誰か地図を持ってきてくれ!灯りも欲しい!他に道なんか無いはずだ』

インナドリルの寄せ集め傭兵弓部隊は、暗闇で灯りを使ったり大声で叫ぶなど、大失態を演じていた。

これがアラン血盟軍には願ってもない事だった。

先頭を走るアランは、ギラン兵の灯した灯りを見逃さなかった。

『とまれ、止まれ!!』

アランは両手を拡げて後続の者に止まるよう合図を出した。

『やはり待ち伏せていたか…』

アランが呟いた。

『隊長、奴等インナドリル兵ですかね?』

傍にいたエルフファイターがアランに問いかけた。

『まず間違いないだろうな』

アランは顎を擦りながら応えた。

『恐らく、奴等は弓兵だと思う。そしてメイジ達を狙ってくるだろう』

アランは、大分延びた自分の顎髭を触るように顎を撫でていた。

アラン自身かなりの疲労が溜まっていた。

今、休憩をとったら五分もしないうちに寝てしまうだろう。

他の皆も同じだろう。

早くギランへ着いて、皆を少しでも休ませたいと思っていた。

アランは両手で自分の顔を叩き気合いをいれた。

『皆疲れていると思うが聞いてくれ。ギランまであと少しなんだが、この先の荒れ地出口の所で敵ギラン兵が待ち伏せしていると思われる。ギランへ行くにはこの先の荒れ地出口しかない!俺達はそこを強行突破する!そして奴等を倒し後続部隊の安全を確保する!』

アラン・ケイス血盟軍隊長の気合いの入った言葉に前衛部隊、ファイター達の力強い返事が アラン隊長に返ってきた。

『皆疲れているのにすまない。私は皆が無事に此処を抜けられるよう願っている』

アランは皆に労いの言葉をかけたのだった。

アラン血盟軍前衛隊は荒れ地の出口まで7~800メートル手前にいた。

そして、その前衛隊から更に後方数百メートルの所にメイジ達がファイター達に囲まれて待機していた。

『敵は弓部隊が多いと思うが攻撃魔法隊やファイター達も居るかも知れん。各々が最善な闘いをしてほしい。皆の無事を祈る』

アランは、それだけ言って前方の暗闇に目を向けた。

そして突撃の合図を出した。

『よし!いくぞ!』

アランを先頭に鎧で固められたストライダーに跨がりアラン血盟軍前衛隊は荒れ地出口に向かい動き出した。




暗闇に約2000人のアラン・ケイス血盟軍を乗せたストライダー達の足音が地響きとなり辺りの空気を震わせた。

インナドリル軍の一人が、その音に気が付いた。

『おい!皆静かにしろ!静かにしろ!!!奴等戻って来たんじゃねぇか?』

皆がそれを聞いて静まり返った。

徐々に地響きは大きくなっていった。

『皆!元の配置に着け!!すぐに弓の準備をしろ!モタモタするなよ!』

インナドリル弓兵達は、すぐに矢の準備をして荒れ地の出口の道を見下ろす場所に着き、矢を構えた時にはアラン血盟軍は目の前に迫っていた。

『準備ができ次第矢を放てー!!』

インナドリル軍、弓兵のリーダー格の一人が叫んだ。

インナドリル傭兵弓部隊は、それぞれがバラバラに矢を放った。

アラン血盟軍、前衛部隊は皆が全て盾を頭の上に翳していた。

インナドリル弓部隊が放った矢は、数本がアラン軍前衛部隊の数人のシールドに当たっただけで、残りの矢は虚しく地面に突き刺さっただけだった。

先頭のアラン・ケイス血盟軍隊長は、荒れ地の出口に差し掛かった。

ガッ、ガッ、ガッと数本の矢がアランのシールドに当たった。

しかしアランは怯むことなく、突き進んだ。

そして切通の上に上がる道を見つけた。

『お前たちは左へいけー!』

そう言いながらアランは迷わずその切通の右側の道をストライダーで駈け上がっていった。

反対側の方にもアラン軍が駆け上がっていった。

インナドリル軍傭兵弓部隊は、アラン血盟軍の圧倒的人数に怖じけずき、それ以上戦うことなく皆バラバラに逃げていった。

こうしてアラン血盟軍の一方的勝利により、ギランへ繋がる荒れ地出口の道の安全は確保された。

そして、アラン・ケイス血盟軍は荒れ地を抜け、ギランへ向かった。

大軍隊アラン血盟軍と行動を共にしている、サラは後方支援部隊のメイジ達の中にいた。

睡眠は愚か、休憩も殆んどとらずにここまで来てサラの疲労は限界にきていた。

睡魔に襲われながら、何度もストライダーから落ちそうになった。

しかし、それはサラだけではなかった。

血盟軍の中でも疲労を隠せない者達は沢山いた。

アラン・ケイス自身も、かなりの疲労感があった。

二度に渡るギラン軍の待ち伏せはアラン血盟軍にとって、過酷を強いられるものとなった。

そして、後に悲劇が待ち受けているとはこの時誰も考えてはいなかった。


続く…


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移り行く日々の徒然に…


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リネージュ2 二次創作長編小説 15

2017.11.19(21:52) 161


悲劇のアラン・ケイス血盟軍ダークエルフ




処刑場にて処刑場の監視者を倒したクラゥディとガルシニア一行。

シルバーレンジャー、マリマルの話を聞いたガルシニアとクラゥディ達は、兄を探しに行くというマリマルの支援のためギランへと向かうのだった。


途中、処刑場の様々なモンスターの襲撃に合いながらも、クラゥディ達は無事に最上段を抜けようとしていた。

『なんとか処刑場を抜けられそうだ。あと少しってとこかな』

ガルシニアが言ったその時、後方から凄まじい地響きが聞こえてきた。

暗い処刑場なのでよくわからないが、本能的に危険を察したガルシニアは皆に隠れるように言って、皆は草陰に隠れた。

地響きはたちまち大きくなり、クラゥディたちの隠れている草陰の横をストライダーに乗った軍隊が次々と走り抜けていった。

『凄い大群ね。どこの軍隊かな?』

ローズがガルシニアの顔を見た。

『恐らくあれはヌルカの同盟軍隊だろう。図体のでかいオエルマフムの姿がチラホラ見えてるからな』

オエルマフムは、ライオンの様な鬣を持ち、顔立ちもライオンの様な顔をしているが、二足歩行の動物系モンスター。

体は大きく攻撃力、防御力共に優れた性質を持っているが、体が大きくかなりの力を持っている割りには、スタミナが無く長時間の戦いには不向きだった。

しかし、そのスタミナの無さを補う為に、モンスターには珍しく体力回復魔法のヒールが使えるオエルマフム シャーマンという魔法を使う者がいるのだった。

『ヌルカの軍隊なら、さっき闘ったダークエルフのレイも居るのかな?』

ラシュが誰にともなく独り言の様に呟いた。

『どうだろうな…もしかしたらあの中に居るかも知れんな』

クラゥディが大軍隊を見ながら応えた。

その軍隊は、大雑把に見ても4~5千人は居る様だった。

こりゃ本当に大規模な戦争になりそうだな…。

クラゥディは心の中でそう感じていた。

ガルシニア達は軍隊が通り過ぎるのを待っていた。

そして大軍隊は慌ただしく通り過ぎ、処刑場の不気味な静けさが戻った。

『行ったようだな』

ガルシニアが立ち上がり、草陰から出てきた。

続いて皆も草陰から出てきた。

その時だった。

上空からワイバーンが十数匹舞い降りてきた。

ガルシニア、クラゥディ達は、たちまち囲まれてしまった。

ガルシニア、ラシュは剣を構えた。セシル、アンナも強化魔法を皆にかけ始めた。

『誰かと思えば・・・あんたら、まだこんなとこにいたのか?』

ダークエルフのレイだった。

『人影がチラッと月明かりで見えたもんでな。ちょっと忠告してやろうと思ってな』

レイは静かな口調でガルシニアを始め皆の顔を見ていた。

『あんたか…もう少しで斬り付けるとこだったぜ』

ガルシニアは剣を納めた。

『俺も、あんたとやりあう気は無いさ。それより早く此処を抜けちまった方がいいぜ。また後からヌルカの軍隊が来る。今通り過ぎて行ったのは、第一陣だ。あと一時間もしないうちに、柄の悪い第二陣が来る筈だ。奴等に見付かると面倒な事になる』

レイは顔をガルシニアに向けたまま、視線だけを女達に移した。

『どういう事だ?』

ガルシニアがレイの視線の意味を確かめようとした。

レイはガルシニアに近付き小声で話した。

『奴等は、女を見付けると片っ端から拐っていくんだ。そして思う存分遊んで、飽きたら・・・』

レイは、その先の事を言いたくないようだった。

『俺の妻も奴らにおもちゃにされた…そして殺された…』

自分の妻のことを引き合いに出しガルシニアに伝えた。

『そんな連中だから見つからないようにした方がいい。いくらあんたらが強くても大勢が相手となると間違いなく殺られる』

ガルシニアはレイの忠告を聞き入れた。

『忠告ありがとう。レイ…気を付けて行く事にする』

『それがいい』

レイが軽く頷いた。

『ところで此処最上段のずっと向こうの方で、モンスター監視員がバラバラになって倒れてたけど…あんた達がやったのか?』

レイがガルシニアに聞いた。

『そんなとこだ』

ガルシニアはニヤッと笑った。

『たったこれだけの人数で……信じられん。そのサムライロングソードは幾つまで強化してあるんだ?それに…あの綺麗な切り口は、通常の剣では出来ない切り口だ……いったい、どうやればあんな切り方が出来るんだ?』

レイは理解できない、という顔でガルシニアを見ていた。

『俺の剣も、お前さんの剣も大した違いはない。あんたの剣でも俺が使えば同じ事が出来る。それだけの事だ』

『腕の違いって事か……ますますあんたに興味が涌いてきたぜ』

レイがガルシニアの顔を見ながら笑った。

『腕の差より歳の差だ。年期が違うだけだ』

ガルシニアが言うと、レイは口許だけで笑った。

『足止めして悪かった。もう行った方がいい。また何処かで会おう』

レイはワイバーンに乗ると、一気に上昇した。

レイの部下達もガルシニア達に一礼し数十匹のワイバーンは空高く舞い上がっていった。

『よし、俺達も出発だ。まだ後からヌルカの血盟軍が来るそうだ。厄介な連中らしいから追い付かれない様にしよう』

そして皆はギランへ向けて歩き出した。


          2

ガルシニア達が処刑場を歩いている頃ギランから戻ってきたアドロはグルーディン村のサラの家に着いたところだった。

部屋の中に灯りは見えなかった。

『サラッ!サラ!』

ドアを叩いたがサラは出てこなかった。

アドロはサラを探しに街へ出てみた。

夜なので人通りはすくなかった。

一通り街を探し歩いたアドロはティアラの家へと向かった。

サラの事を聞いたが、一昨日から見ていない、と心配していた。

他の知り合いにもサラの事を聞いてみたが誰も知らなかった。

アドロは一人途方に暮れていた。

『サラ…何処に行ったんだ……まさか…』

アドロの頭の中は、様々な臆測が駆け巡っていた。

アドロは、もう一度サラの家に戻った。

やはり、サラは居なかった。

アドロはサラの家が見える小高い丘に登って、このままサラの帰りを待つことにした。

しかし、いくら待ってもサラは帰って来なかった。

アドロは疲れのせいか、いつの間にか寝てしまっていた。

暫くして、アドロは小さな物音で目が覚めた。

サラが帰って来たのかと思ったが、相変わらずサラの家は真っ暗で誰も居なかった。

アドロは、また仰向けに寝転んだ。

沢山の星が目に飛び込んできた。

瞼が重くなっている目でその星屑の中に浮かぶ丸い月を見た。

『サラ…』

アドロは声に出して呟いていた。

その時、何とも心地良い風が吹いた。

アドロは柔らかい風に包まれ、再び眠りに落ちていった。

再び目が覚めたのは、太陽が顔を出し眩しい朝日がアドロの顔を照らした時だった。

サラの家が見える小高い丘の上で目覚めたアドロは上半身だけを起こし、まだ完全に目覚めていない目でサラの家を見つめていた。

やはり人の気配は無かった。

アドロは何気無く辺りに視線を巡らせた。

遠くの方から誰かが歩いてくるのが見えた。

サラの家へと真っ直ぐ向かっているようだった。

『サラ…?』

アドロは急いで立ち上がった。

するとサラの家に向かっていた人影もアドロを見て立ち止まった。

アドロは静かに歩き出した。

サラの家に向かっていた者も歩きながら手を振っていた。

『アドロー!!』

ティアラだった。

アドロは小走りに丘を下っていった。

『ティアラ!こんなに早くどうしたんだ?』

『アドロの家に行ってもいなかったから、もしかしたら此処に居るのかと思って』

二人は歩きながら近付いて行った。

『俺を探してたのか?』

『そうだよ』

ティアラは返事をしてから話を始めた。

『あのね、サラの行き先が解ったよ』

『本当か?ティアラ!』

アドロは目を丸くしてティアラに詰め寄った。

『うん、私もサラの事が心配だったから色々な人に聞いてみたの。ついさっき街の出入り口にいる警備兵の人に聞いてみたのよ。そしたらね、2~3日前にダークエルフの若い女が独りで出ていくのを見たんですって』

ティアラは警備兵に聞いた事を、そのままアドロに伝えた。

『何処の出口の警備兵に聞いたんだ?』

アドロはドラゴンの笛を小物入れから取り出しながらティアラに聞いた。

『あぁ、えっとね…荒れ地に向かう方よ。多分ギランへ行くつもりなんじゃないかな。あなたを追い掛けて…』

『そうか…解った。ありがとう』

アドロは答えるや否やドラゴンの笛を吹き出し、ワイバーンを召喚した。

『すごーい!どうしてワイバーン持ってるの?』

ティアラが目を丸くして驚いた。

『リキさんが貸してくれたんだ。さぁティアラ、家まで送っていくよ』

アドロがワイバーンに乗るように促した。

ティアラの家にはすぐに着いた。

『ありがとうティアラ…俺は、これから街で必要な物を揃えてくる。それからサラを探しに行く。必ず見付けて連れ戻して来るよ』

『うん、解った。ステラもサリーも心配してたからさ。サラが帰ってきたら私が怒ってやるわ!皆に心配かけるんじゃない!ってね』

『皆で思いっ切りお仕置きしてやろうな』

『うん』

ティアラは笑いながら返事をした。

『じゃ、行ってくるよ』

アドロはティアラに手を降った。

『気を付けてね』

ティアラもアドロに小さく手を振った。

アドロの合図に、ワイバーンが大きな翼を拡げた。

ワイバーンの翼が上下に羽ばたくと、大きな体がフワッと浮いた。

その後は一羽ばたき毎に高く舞い上がり、そのまま街の中心部へと消えていった。

街に着いて、剣を使って攻撃する時に相手に与えるダメージを増幅させるソウルショットを売っている露店商を探して2000個買い付けた。

次に雑貨店へ行き、パンと水を多目に買い、回復ポーションや自らの移動速度をあげるポーション、攻撃速度をあげるポーションなどを買った。

それから、ペット管理人の所へ行き、ワイバーンの食料と水を買ってワイバーンに好きなだけ与えた。

『沢山食べろよ。またギランまで行くことになりそうだからな』

アドロはワイバーンの鼻の辺りを撫でた。

ワイバーンは猫の様に喉の辺りをゴロゴロ鳴らしながら、もっと撫でろと言わんばかりにアドロの手に鼻を押し付けてきた。

アドロがワイバーンの鼻を両手で一頻り撫で回すと、ワイバーンは気持ち良さそうに目を閉じた。

そして、ワイバーンが満足するまで食べ物を与えてから、アドロはワイバーンの召喚を戻した。

それからアドロは一旦、家に戻り必要なものを持ち出した。

そして再びワイバーンを召喚した。

ワイバーンは元気一杯だった。早く飛びたいらしく、翼を頻繁に動かしていて今にも飛んでしまいそうな勢いだった。

アドロはワイバーンに荷物を載せ、自分も飛び乗った。

『頼むぜ!ワイバーン!』

アドロはワイバーンの首をポンポンと叩いた。

それが合図かの様にワイバーンは力強く羽ばたいた。

瞬く間に高く舞い上がったワイバーンとアドロは、グルーディンを後にして荒れ地方面へと向かっていった。


一方、血盟軍と共にアドロを探しにギランへと向かっているサラは、アドロが自分を探している事など知る由も無かった。

そして、その血盟軍隊はあと少しで荒れ地を抜けようとするところだった。

先頭を走る血盟軍隊長は前方に沢山の人影を見つけ、後方の軍隊に合図を送り、徐々にストライダーの速度を落とし立ち止まった。

その前方に見える人影は、広い荒れ地の中を三つのグループに分かれていて行く手を塞いでいた。

一つのグループだけでもざっと数えて千人以上いるようだった。

それぞれのグループにはインナドリルの旗とその同盟軍らしき旗があった。

軍隊長アラン・ケイスは直ぐ様隊列を組み直す合図をした。

『槍使いと剣士は前に出てくれ!後方に弓部隊とハウラー、ソーサラーの攻撃魔法で固めて待機せよ!ヒーラー、強化魔法等、支援魔法部隊は最後方へ行け!』

軍隊長の合図で瞬く間に隊列が入れ替わり接近戦を得意とするファイター達が自軍を囲むように扇状に拡がり前方を固めたのだった。

アラン・ケイスの部隊は総勢8000人、内、ファイターは5000人程いた。

弓部隊1000、魔法攻撃部隊1000、支援魔法部隊1000人で構成されていた。

対してアラン・ケイス血盟軍の前に立ちはだかるインナドリル軍は総勢5000人だった。

しかし敵の軍隊は屈強な身体を持つオークという人種が多く、人数こそアラン血盟軍より少ないがオーク人が多い事により攻撃、防御共に強力な力で少ない人数でも存分に闘える能力を持っていた。

ただ、物理的な攻撃と防御には優れた能力を持っているオークだが、魔法攻撃に対する耐性が格段に低かった。

魔法耐性のアクセサリーを着けることによって多少は耐性アップするが、それでも他の人種に比べると魔法耐性は劣っていた。

そんなオーク人種が軍隊の半数以上を占めているインナドリル軍、同盟軍隊がアラン血盟軍と、にらみ合いになった。

軍隊長アランが独りで前に出ていった。

敵のリーダーらしき者も独りで前に出てきた。

軍隊同士の距離は300~400メートル程開いていた。

アラン軍隊長と敵のリーダーと思われる、鎧で固められたオークが至近距離で立ち止まった。

それが合図という訳ではなかったが、アラン血盟軍のヒーラー、支援魔法部隊は、それぞれが前方のファイター達に防御、攻撃の強化魔法をかけ始めた。

敵の軍隊もオークメイジ独特な味方強化魔法をかけ始めた。

エルダーやプロフィットのメイジ等は、それぞれのパーティーごとに個別に強化魔法をかけるのと同じで、オークメイジもパーティー全員に強化魔法をかけることが出来るのだが同じメイジでもエルダーやビショップの職業は体力回復魔法のヒールが出来るのに対し、オークメイジはヒールを使うことは出来なかった。

従って敵軍にはヒーラー職は、ダークエルフのシリエンエルダーやヒューマンメイジのビショップと思われる者達が少数見受けられた。

アラン・ケイス軍隊長はインナドリル軍隊長ラングレィと睨み合っていた。

『我々はギランへ行く。道を開けてもらおう』

アラン軍隊長が静かに言った。

『俺達が何故、此処にいるか…あんたも解っていると思うが…。俺達はインナドリルに敵対する者達を此処で阻止する為の軍隊だ。それにギランという領地は…今となっては存在しない。そして…あんたらが初めてのお客さん、って訳だ。で?あんたらはインナドリル防衛軍か?それとも…?』

そこまで言ってインナドリル軍ラングレィ隊長は大型の剣を両手で持ち上げ地面に突き刺した。

『我々はギラン防衛軍だ。ただし…今の忌々しいインナドリル軍供を蹴散らしてから、だがな』

アラン軍隊長はニヤッと笑いながら言った。

『なるほど…ならば…俺達の敵軍という事になるな。そうと解れば此処で引き返して頂こう』

ラングレィ隊長はアランの目を見据えたままだった。

『我々はギランへ行かなければならない。あんたらが道を開けないのなら…我々が抉じ開けるまでだ。素直に道を開けたほうが身のためだ』

アランは口元だけで笑った。

『引き下がる気は無いという事だな…』

『聞くだけ無駄だ。我々は前進あるのみ…後退はない』

少しの間沈黙が続いた。

不意にラングレイ隊長が自軍に攻撃命令を下した。

インナドリル同盟軍5000人が砂ぼこりをあげながら、一斉にアラン・ケイス血盟軍に襲い掛かっていった。

アラン血盟軍もほぼ同時に攻撃を開始した。



続く…

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今の私…

2017.11.18(21:35) 160


はい♪どうも~(*´∀`)ノ

このところ、家に閉じ籠りなワタクシです(^_^;)

と、言うのも…

今週、11月13日の月曜日の朝、体調悪化。(身体の随所に炎症をおこしていた。結膜炎、両手腱鞘炎、肩、膝の関節炎)

今の腎臓の病気であるC3腎症について、ある教授の論文を読んでみたところ、自分の症状に当てはまること多々あり、おそらく腎症の影響と思われ…

前回の受診の時にも、身体のあちこち痛みがあり、それを先生に告げたけど曖昧な答えしか返ってこなかった。

私のC3腎症も、診断特定されるまで1ヶ月半ほど掛かっていたことを思えば、腎症のいろいろな症状も特定するのは時間がかかるのかな…なんて思うのであります。

身体の随所に炎症を起こし始めたのは、かなり前から…

思うようにならない身体のダルさと目視で分かる血尿がでたのは、今年の中頃から…

尿淡白は数年前から、会社の健康診断でわかっていたけどお医者さんには行ってなかった。

左足の酷い浮腫みと、あちこちの炎症に悩みながら、先日初めて腎生検をおこなったのであります…

そんなわけで、思うようにならない身体のため…

会社より強制療養の勧告を受け、腎症を含め痛みが完治するまで出てくんな!と、いうことになったのであります(^_^;)

確かに、手の甲は腫れ上がり箸もろくに持てないんだから仕方ない…

しっかり治さないとクビになりそうな…

でも、C3腎症は難病指定されてるようでして…

治療は長期に渡るみたい(^_^;)

ここで会社に見放されたら社会保険も使えず、お金のない私は治療もできなくなるのであります。

難病指定ということで、医療費助成金の申請もできるのか調べております。

まったくもう…┐(-。ー;)┌ヤレヤレダヨ…

服を着るにも肩が痛くて中々着られず…

着れても指の痺れと腫れてる痛みでボタンを留めるのも一苦労( ;∀;)イテーヨ…

髪を洗うのも片手のみ…

後ろに手を回せないからポニーテールなんてできるはずもなく…

痛くて辛い毎日が続くと思うと気が滅入るよね…

もし、会社をやめざるを得なくなったら…

精神的にも参るだろうな…

とか考えたくないことも頭に浮かんでくるのであります。

だから…

箸は上手く持てないものの…

スマホは普通に持てるわけでしてw

だから…

時間を持てあます私は、余計なことまで考えてしまうので、スマホゲームのリネージュ2レボリューションへと走るのでありますw

まぁ…もともとスマホゲームは好きだし、さらに大好きだったリネージュ2がスマホでできちゃうので、私がやらないわけがないw

ゲームをやらない人から見れば、いい歳こいてゲームなんかやってんなよ…と思われるかたもいると思いますが…

今やスマホゲーム産業は一兆円産業なのであります。

人々の娯楽であるパチンコが来年の新基準で大幅に変わるそうで、最近の出なくなったパチンコから離れた方々が時間を持てあまし、スマホゲームへと流れてきているそうです。

まぁ、腰を据えてやるパソコンのゲームやコミュニケーションソフト等よりは、気軽にどこでもパソコンと同じことができるスマホは時間潰しに最適なわけで…

そのままゲームにハマる人もいればすぐに飽きる人もいます。

テレビCMでも、スマホゲームのアピール度はすごいですよね?

私の好きなリネージュ2レボリューションには、日本を代表するロックの矢沢永吉さんを起用してるし、ジャニーズの嵐もスマホゲームのCMに出てます。

高いギャラを払っても痛くも痒くもない、というゲームメーカーの強気の姿勢の表れだと思ったりするのであります(*^.^*)b

そんなスマホゲームのリネージュ2レボリューション。

通称リネレボ♪

私の大好きなゲームで、痛みの逃避行先なのでありますw


ここからは、バーチャルの世界へgogo♪



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リネージュ2 二次創作長編小説 14

2017.11.12(22:02) 159


処刑場の監視者ダークエルフ





サラが血盟軍に助けられた頃。

クラウディ、ガルシニア一行は夜の処刑場の最上部に差し掛かった所で身を潜めていた。

処刑場は三層になっていて、一番下の最下部、中段部、最上部に分かれていた。

下部、中段部を抜けて、最上部の階段を上がりきった所で処刑場の魑魅魍魎の塊、処刑場をさ迷い続けるモンスター、身長が2メーターを優に越える処刑場の監視者と言われる者に行く手を塞がれていたのだった。

『奴が警備兵の言っていた監視者か…でけぇなぁ』

ガルシニアが誰に言うでもなく呟いた。

『あと少しで処刑場を抜けられるとこなのに…』ローズも呟いた。

『だけど、ただのモンスターだろ?体は中身スカスカの骸骨だし。俺と兄貴とクラゥディでダメージ与えればバラバラになっちまうんじゃない?』

ガルシニアの弟ラシュが言った。

『そう簡単にできりゃいいけどな…』

ただならぬ監視者の気を感じたクラウディの言葉にガルシニアも頷いた。

『うむ、中々手強いかもしれんな…しかしこのままでは前に進めない。ここでハミルのパーティーリコール使っても、ここはまだディオン領地だから又ディオンにもどっちまうからなぁ。…いっちょやってみるか?』

ガルシニアが皆の顔を見た。

皆が頷いた。そしてセシルとアンナはガルシニア、ラシュ、シルバーレンジャーのマリマル、そしてドワーフのメリーに攻撃力、防御力、回避能力をメインに味方の能力を上げる強化魔法をかけ始めた。

ダークエルフ、スペルハウラーのクラウディには魔法攻撃の魔力アップのエンパワーをセシルにかけてもらい、魔力が数倍上がっていった。

それぞれが能力上昇で気合い十分の攻撃体制に入った。

クラウディ、マリマルは後方からの攻撃となり、更に後方からはビショップのローズがモンスターとの接近戦を余儀なくされるガルシニアとラシュ、メリーに体力回復の為のヒールを務める事になった。

そしてダークエルフ、シリエンエルダーのセシルとアンナはモンスターの力を弱体化させる支援魔法に専念するという事になり、それぞれが自分の役割を決めた。

『じゃあ私が先にスタンアタックかけてみるよ』メリーが言った。

『いや、俺とラシュでしかける。メリーは俺たちの攻撃の後にスタンをかけてみてくれ』

ガルシニアが言うと、『大丈夫よ。私は貴方達より体力あるし、敵の攻撃を避けるのも上手いのよ』

くすっと笑いながらメリーが言った。

スタンアタック(斧による強力な攻撃で敵を一時的に気を失わせる)が決まれば少しの間はモンスターは何もできず棒立ちになるだけで、一方的に攻撃できるのだった。

『俺のスリープで眠らせたらどうかな?』クラゥディが割って入った。

『いえ、駄目よ。スリープは必ず効くとは限らないでしょ?メイジのあなたにターゲットがいったらまずいわ』

メリーが言うとガルシニアも頷いた。

『メリー、ほんとにだいじょぶか?』

ラシュが念を押すようにメリーに聞いた。

『大丈夫、スタン決めてくるよ』

メリーは皆の顔を見ながら言った。

『メリーが攻撃したら俺たちもすぐにいくからな』ガルシニアが言うとメリーは頷いて監視者を見た。

ドワーフのメリーは攻撃力こそ強くはないが、女ながら体力があり打たれ強いという特徴がある。

更に敵の攻撃をかなりの確率で回避できる特殊能力を身に付けていた。

その上、ローズの敵の攻撃をかなりの確率で回避できる強化魔法をかけてもらい、メリーの回避能力は飛躍的に上がった。

そしてメリーは立ち上がり、大きく深呼吸をしてから処刑場の監視者というモンスターに立ち向かっていった。

すぐあとにガルシニアとラシュが走り始めた。

監視者は向かってくるメリーに気付くと、大きな剣を振り上げてメリーに襲いかかってきた。

そして小さなメリーと大きなモンスターがぶつかり合った。大きな体の監視者は思っていた以上に動きが素早く、惜しくもメリーのスタンアタックは外れてしまった。

直ぐさま、モンスター監視者の剣がメリーに襲いかかった。

メリーはシールドでモンスターの攻撃を受け止めたが、モンスターの力は想像以上に強くメリーは弾き飛ばされた。

そして、転がるメリーを横目で見ながらガルシニアとラシュが監視者に突進していった。

ビショップのローズは体勢を立て直しモンスターに向かっていくメリーにヒールをかけた。

そこから一斉攻撃が始まった。

シルバーレンジャーのマリマルは矢継ぎ早に、しかし正確にモンスターの頭目掛けて矢を放った。

クラウディも自分の持ちうる魔力を最大に引き出しハリケーンを撃ち放ち、モンスターにダメージを与え続けていた。

セシルとアンナはモンスターを弱体化するべく魔法をかけていた。

エルダーのハミルも接近戦に加わりつつローズの補助としてガルシニア、ラシュ、メリーにヒールをかけていた。

時折アンナとセシルの魔法がきいているのか、モンスターの動きが鈍くなるときがあるのをガルシニアは見逃さなかった。

しかし、多少動きが鈍くなるとはいえ力は衰えていないようで、モンスター監視者は執拗にメリーだけを狙って剣を振りかざしていた。

それから十数分、モンスターの攻撃を一人で受けているメリーは、さすがに疲れが見えてきた。

攻撃を始めた時はモンスターの剣を華麗なステップとシールドで回避していたが、モンスター監視者の力で弾き飛ばされることが多くなってきた。

モンスター監視者はガルシニアとラシュの攻撃には目もくれず、メリーだけを狙っていた。

ローズとハミルはメリーだけに立て続けにヒールをかけた。

メリーは傷だらけになっていた。

シールドは監視者の剣で抉られ防具は所々裂けていた。

それでもローズとハミルのヒールに助けられながら攻撃と回避を繰り返していた。

ガルシニアとラシュはモンスターのターゲットを、なんとか自分達の方へ向けたかった。

『まずい…このままではメリーが危ない。何とかしなければ…』

ガルシニアはメリーの前に割り込もうとした。

その時だった。

メリーは足が縺れてバランスを失った。

そこへモンスターの剣が横殴りに飛んできた。

メリーは辛うじてシールドを盾にしたが、大きく弾き飛ばされた。

メリーの手から武器とシールドが離れクラウディの足元に転がってきた。

『メリー!!』

アンナが叫んだ。

クラゥディはすぐに弾き飛ばされたメリーに駆け寄った。

執拗にメリーだけを狙ってくるモンスター監視者からメリーを守ろうと監視者の前に立ちはだかり、モンスター監視者に渾身の一撃、魔法攻撃ハリケーンを放った。

これが通常攻撃の数倍のダメージを与えるクリティカルヒットとなり、監視者はよろめいた。

しかし、おおきなダメージを喰らった監視者だが、すぐさま体制を立て直し倒れたメリーに更に襲い掛かってきた。

監視者は目の前のクラウディの存在を無視するかの様に、倒れているメリーに剣を振りかざした。

シールドを持たないクラウディは魔法武器の長い杖でモンスターの剣を受け止めようとした。

『このやろう!!』

メリーに振り下ろされたモンスターの剣がクラゥディの杖とぶつかり合った。

だがクラウディの力では、やはり力不足だった。

しかし、モンスターの剣はクラゥディの杖のおかげで、メリーの数十センチ横の地面に食い込んだ。

クラゥディは一瞬よろめいたが、近接魔法攻撃オーラバーンを連発した。モンスターは再びよろめいた。

『ハミル!メリーを別の場所へ!』

ガルシニアが叫んだ。

ハミルは倒れているメリーを抱き
上げモンスターから離れた。

モンスター監視者はガルシニア、ラシュ、クラゥディ、マリマルに集中攻撃を受けながらも、離れていくメリーを追っていこうとした。

その時、モンスター監視者の腕をガルシニアの剣が渾身の一撃で断ち切った。

監視者は、この世の者とは思えぬ声をあげた。

そして監視者は、今度はガルシニアに剣を持つ残った片腕だけで襲い掛かっていった。

ガルシニアは後ろに跳びモンスターと間合いを取った。

『よしっ!やっとこっちに向いたか!』

ガルシニアが言うと同時に地面を蹴ってモンスターに突進した。

ガルシニアに向かって付き出してくるモンスターの剣をサムライロングソードで払い除け、モンスターの背後に回り込んだ。

ガルシニアは跳躍して、モンスターの残った片腕を狙い切りつけたが、モンスターは素早く踵を返しガルシニアの剣を避けた。

モンスターの剣が横殴りに飛んできた。

ガルシニアは自らの二刀で受け止めたが、モンスターの力は相変わらず強くガルシニアは弾き飛ばされた。

その間、ラシュは監視者の背後に回り込んで攻撃を続けていた。

後ろに転がりながらも、ガルシニアは直ぐに体制を立て直し激しく地面を蹴りモンスターの片腕目掛けて突進した。

その時モンスター監視者がバランスを崩して倒れた。

目標を失ったガルシニアの剣は激しく空を切った。

その空を斬った剣の勢いは、鎌鼬[かまいたち]の如く風を作りモンスターにこそ当たらなかったが、空を切り裂く風により地面を深く抉っていた。

ガルシニアは思いがけない自分の剣の威力を、視界の隅で見ていた。

そしてガルシニアは振り返り、倒れたモンスターを見た。

モンスター監視者は、倒れたままバタバタと剣を振り回していた。

モンスターの体から、少し離れたところにモンスターの足が落ちていた。

先ほどのガルシニアの剣が監視者の腕を狙って空を切り裂いた風が鋭い刃の鎌鼬となり、倒れた監視者の足を切断したのだった。

『やったか!』

ガルシニアが叫んだ。

『足を切り落としてやったぜ!』

ラシュがガルシニアに向かって高々と剣を上げた。

ガルシニアはラシュに笑顔で応えた。

片手片足を失ったモンスターは、それでも這いずりながらガルシニアに近付いていった。

ガルシニアは気を高めて、そのエネルギーを剣に集中させた。

さっき、モンスターの腕を狙った時の様に、這いずってくるモンスターに力一杯剣を振り下ろした。

空気を切り裂く音がしただけだった。

もう一度気を高めてから、今度はほんの少し力を抜いて、しかし力強く剣を振り下ろしてみた。

空を切り裂く音と共に地面が抉れていき、倒れているモンスターの剣を持つ腕が切断された。

両手片足を奪われたモンスターはガルシニアの目の前で這いずることさえできなくなり、ただ、もがきながら不気味な声を出しているだけだった。

ラシュがモンスターに近寄っていった。

『兄貴、こいつは痛みを感じるのかな?』

『どうだろうな…こいつは骨だけだし、亡者の塊だからな。血が出てるわけじゃないし、痛みなんか感じないんじゃないか?』

もがきながらも、ガルシニアを見据えているモンスターの顔を見下ろしながらガルシニアが言った。

モンスターの頭には無数の矢の跡があり、何本かは目の中や口の中にマリマルの放った矢が突き刺さっていた。

『手足を無くしては、もう人を襲うこともできまい。このままにしておくか…』

ラシュは、そう言ってモンスターから目を反らしメリーを探した。

少し離れた所でローズとハミルがメリーの傷の手当てをしていた。

ガルシニアとラシュもメリーの傍へ駆け寄った。

アンナがメリーに水を飲ませていた。

メリーは傷だらけだったが意識はしっかりしていた。

『ごめんね…スタン決められなかった。想像以上の動きの早さで、あいつの攻撃避ける事しかできなかった…』

『メリー、大丈夫か?すまなかった。やっぱり俺とラシュでしかければよかった…』

倒れているメリーの横に膝まずいてガルシニアが言った。

『ガルシニア、気にしないで。私が自分で行くって言ったんだから…』

メリーが苦痛で顔を歪めながら言った。

『じゃ、皆ちょっと離れてて。メリーにリザレクションかけるから』

ハミルが、皆にメリーから離れるように促した。

ハミルの回復魔法リザレクションは自分の持つ生体エネルギーを負傷した者に分け与え、回復させる魔法で、エルフ、エルダーのみが使える魔法だった。

負傷した者を回復させる事ができるが、その代償として、自らのエネルギーを大きく消費する事になりリザレクションを使った後は暫くの間、全ての魔法が使えなくなるのだった。

『俺がこの魔法を使うと暫くの間、一切の魔法が使えなくなる。勿論ヒールもパーティーリコールも使えなくなる。そこは理解してほしい。ローズ、この先、又モンスターと戦闘になるような事があったらヒール頼むぜ』

『解ってる。任せて』

ローズか静かに応えた。

ローズの返事を聞いて、ハミルは、リザレクションの詠唱を始めた。

傷ついて座り込んでいるメリーが、みるみる白い光に包まれていきメリーが見えなくなるほどになった。

更に、一際大きな光が広がり徐々に消えていった。そして、メリーの傷付いた身体は癒された。

ハミルの顔にはうっすらと汗が浮かんでいた。

ゆっくりとメリーが立ち上がった。

『ありがとう、ハミル。痛みが少なくなったよ』

にっこり笑いながらメリーが言うと

『完全に回復させるのは無理だからなぁ。これで勘弁してくれ』

ハミルは照れ臭そうに言った。

『さすがエルダー。聖なる魔法だ。ハミル、俺からも礼を言わせてくれ。ありがとう』

ガルシニアが言うと

『何だよ、やめてくれよ。よそよそしいぞ。これはパーティーに入っているエルダーの役目なんだからさ』

ハミルは、またまた照れ臭そうに言いながら何気なく倒れたまま、もがいているモンスターを見た。

ハミルの視界に信じられない光景が飛び込んできた。

切断されたはずのモンスターの腕が元に戻っていたのだった。

更にガルシニアが切断した筈のンスターの足も元に戻ろうとしているところだった。

『おい!まずいぞ!奴が復活しようとしてる!!』

皆が一斉にモンスターを見ると、切断されていた足が意思を持っているかのようにズルズルと動いていて、今まさに元に戻ろうとしていた。

『くそっ!奴は再生できるのか!』

ラシュが言うと同時に地面を激しく蹴り、モンスターに向かっていった。

『ラシュ!左に回り込め!』

ガルシニアの言葉にラシュはモンスターの左に回り込んでいった。クラゥディとマリマルも攻撃を始めた。

そしてガルシニアは剣に気を溜めてモンスターの頭に狙いを付け剣を斜めに振り下ろした。

空気を斬る鋭い音がした。

ラシュは、頭の上を何かが高速で通り過ぎるのを感じた。

そして、ラシュの目の前でモンスターの片腕が落ちたのだった。

『ん!?』

ラシュはモンスターの腕が落ちるのを目の前で見ていた。

更にマリマルの矢とクラゥディのハリケーンが、再生されかかったモンスターの足を吹き飛ばした。

ラシュの目の前でモンスターは、再度崩れ落ちた。

それを見ていたラシュが『なんだよ…俺の出番無しかよ』

皆に聞こえるように言いながら、トボトボと戻ってきた。

『ガル、今何やったんだ?』

クラゥディが不思議な顔をしてガルシニアに聞いた。

『へへへ、偶然に新しい技ができたんだ』

ガルシニアは笑いながらクラゥディに親指を立てて見せた。

『新しい技?俺の頭の上を何かが通りすぎて行ったやつ?』

戻ってきたラシュがクラウディより先に口を開いた。

『多分それだろう。ガルシニアが剣を振り下ろした時に、すごい音がしたよな?』

クラゥディが目を丸くしてセシルの顔を見た。

『うん。見えない何かが飛んでいったみたいだったわ。そしたらモンスターの腕か切れたのよ』

ラシュの顔を見ながらセシルが言った。

『モンスターの切れた腕は綺麗に切断されてたぜ。さっきも倒れたモンスターの腕が切れたのを見たけど兄貴がやったの?』

『あぁ、俺がやった。さっき奴と戦ってる時偶然にできたんだ』

それを聞いたラシュが突然甘えるような口調で『なんだょ…てっきり俺が切り落としたと思ってたのに…兄貴ぃ~、俺にも教えてくれよぉ~、そのスキル…』

と、ガルシニアに言った。

『何甘えた声出してんだよ!ぜんぜん可愛くねーんだよ!気持ちわりーな!…まぁ、どうしても教えてほしーってんなら俺の前で膝ま着いて、どうか教えてください、尊敬するお兄様って言ったら教えてやらん事もないがな』

そう言ってガルシニアは高笑いをした。

皆の顔に笑顔が戻った。『けちっ!』

ラシュが笑いながら言って、倒れているモンスターの所へ行き切断された片足を引き摺りながら持ってきた。

『兄貴、教えてくれなきゃこの足をあいつにくっ付けて元に戻すぞ』

にやっと笑いながらラシュが言った。

『わかったわかった。後で教えてやるよ。実はまだ完全にマスターしてる訳じゃ無いからさ。今だって、ほんとは頭を狙ったんだが、外れた。お前に当たるんじゃないかと思って、一瞬ヒヤッとしたぜ。まぁ、これから二人で勉強して完璧なスキルにしようぜ』

ガルシニアが言うとラシュは、またニヤっと笑い頷きながらモンスターの足を引き摺りながら階段の方へ歩いていき、そのモンスターの足を階段の手摺の所から遥か下の処刑場の下段層に投げ落とした。

それを見ていたガルシニアとクラゥディも、それぞれ切断されたモンスターの両腕を同じように下段層に投げ落とした。

最後にガルシニアは、もう一度倒れてもがいているモンスターに新しいスキルを使ってみた。

剣に気を溜めて二刀を、片方ずつ交互にクロスして振り下ろしてみた。凄まじい風を斬る音がしたかと思うと剣の放った風が地面に二本の線を抉りながらモンスターまで一直線に延びていき、見事にモンスターの体か三つに切断されたのだった。

『これで暫くは再生できないだろう』

皆が目を丸くして驚いていた。

しかし、二刀を使って成功するとは思っていなかったガルシニア本人が一番驚いていたのだった。

クラゥディがモンスターの傍に歩み寄っていった。

切断された部分は鋭利な刃物で切られたように、綺麗に切断されていた。

しかし切断されても尚、それぞれがまだ奇妙に動いていた。

また再生しようとしてるのだろう。

クラゥディは、そう思った。

そして、モンスターの傍らに落ちている光る物に目が止まった。

拾い上げてみると見たこともないネックレスだった。

恐らく魔法防御の為のアクセサリーだろう。

さっきの闘いで、クラゥディはモンスターの魔法抵抗力の強さを感じていた。

魑魅魍魎の呪いが込められているであろうネックレスは、かなりの魔法抵抗力がありそうで何とも複雑怪奇な形をしていた。

クラゥディは、そのネックレスを遠くに放り投げた。

そしてモンスターから少し離れてモンスター監視者の頭にハリケーンを放った。

モンスターの頭は粉々に吹き飛んだ。

魔法防御のアクセサリーが無いと、呆気ないもんだな。

そう思いながらクラゥディは変わり果てたモンスターを見下ろしていた。

今まで再び再生しようとして奇妙に動いていたモンスターの身体は動きが止まっていた。

『終わったな』

それを見ていたガルシニアが呟いた。

クラゥディが皆の元に戻ってきてメリーの顔を見た。

『メリー、歩けるか?』

『もう大丈夫よ。ハミルのおかげで大分楽になったよ』

メリーは、にっこり笑いながら言った。

『じゃ、出発だな』

ガルシニアが皆に出発を促した。

ローズ、アンナ、セシルを囲むように皆は、又歩き始めた。

『早く処刑場を抜けちまおう。後は何処かで野宿して明後日の朝にはギランに着けると思う』

皆の顔を見ながら言った。

『あぁ~水浴びでもしたいね~』

アンナがセシル、ローズ、マリマル、メリーを見ながら言うと

『そういえば、何処かに湖があるって言ってたよね?』

セシルがクラゥディに聞いてきた。

『あぁ…確かガルシニアが言ってたな。ガル、湖って何処にあるんだ?』

『あぁ、湖か…コース変更して処刑場に来ちゃったからなぁ。ディオンとギランの中間辺りにあるんだが…確か、ヌルカのアジト入り口に近いところだったはずだが…もう通り過ぎたでございます』

苦笑いしながら女性陣に頭を下げた。

そしてガルシニアは、セシルにわざと聞こえるように大きな声でクラゥディに話しかけた。

『すまん!クラゥディ!お前が楽しみにしていた女性陣達の裸を見られなくなっちまったな。お前楽しみにしてたのになぁ。若いエルフの女の子もいるのになぁ。お前の楽しみ奪っちゃって、ほんとすまん』

ガルシニアは悪戯っぽく笑いながらクラゥディを見て言った。

『ばかやろ!ガル!俺がいつそんなこと言った?誤解されるだろ!』

アタフタしながらガルシニアに怒鳴り付けてから恐る恐るセシルに目を向けた。

セシルは軽蔑の眼差しを夫であるクラゥディに向けていた。

『ふぅ~ん…古女房よりピチピチの若い娘がいぃんだ…。そうなんだ……マリマル、私達の中にもモンスターがいるから気を付けてね。何かあったら私に言って。私が退治してあげるから 』

セシルがマリマルに言うと、ローズも口を開いた。

『マリマル、モンスターは一人だけじゃないからね。厳つい兄弟のモンスターもいるみたいだからね。兄弟で襲ってくるかも知れないから気を付けてね。その時は私もセシルと一緒にモンスターを退治するから』

ガルシニアを指差しながらローズはマリマルに言った。

『ローズ姉さん。真面目な僕を柄の悪い兄と一緒にしないで下さい』

後ろの方からラシュが、いかにも真面目そうに言った。

『後ろにも気を付けてね』

ローズがラシュも指差しながらマリマルに言った。

『わはは!ガル、ラシュ!お前らも俺と同罪だな』

大袈裟に笑いながらクラゥディがガルシニアに言い放った。

『同罪って事はガルシニアの言ったこと認めてるわけ?』

間髪入れずにセシルが食い付いてきた。

『い、いゃ、そういう訳じゃ…』

クラゥディがしどろもどろになった。

『やーい、怒られてやんの』

ガルシニアはクラゥディを指差しながら小憎らしい子供の様に言った。

『ガル!私にも怒って欲しいの?』

ローズがガルシニアに釘を刺した。

『すんません…』

ガルシニアが大人しくなった。

マリマルがクスクスと笑い出した。

『男の人って大きくなっても子供みたいね。なんか可愛いね。…なんか結婚て楽しそう』

マリマルが言うと

『まいったなぁ~。マリマル。俺に惚れても駄目だぜ。俺はローズと結婚するから俺に惚れても幸せになれないぜっ』

ガルシニアが、わざと申し訳なさそうにマリマルを見て言った。

それを聞いたアンナとメリーが驚いた。

『えぇっ!ローズ、ガルシニアと結婚するの?』

アンナが驚いた顔でローズの顔を見た。

『もぅっ!何でここで言うのよ!この仕事が終わったら皆に言うつもりだったのに』

ローズはガルシニアの腕をつねった。

『あちゃ~、すまんすまん。つい勢いで言っちゃったよ』

『やっぱりね~。そうなるんじゃないかと思ってたよ。ローズ、ガル、おめでと』

セシルが、にっこり笑いながら言った。

『じゃ、この仕事終わったらパーティーだね』

メリーが楽しそうに言った。

照れ臭そうにガルシニアが口を開いた。

『三年前死んだソニアと約束してたんだ。あいつは病気で自分の死を覚悟したとき、もし再婚したくなるような事があったら相手はローズじゃなきゃ駄目よ。ローズ以外は許さないからねって言ったんだ。勿論ローズの気持ち次第だけどね。だけど…もしそうなるとしても私が死んでから二年間は再婚しないで。そう言ってたよ。その二年間の意味は分からなかったけどね。ローズはソニアと仲良かったからな。あいつが逝ってからはローズが、よく息子のアドロに飯作ってくれたり家の掃除をしてくれたりしたんだ』

ガルシニアは歩きながら淡々と語り続けた。

皆は黙って聞いていた。

『それで?』

アンナが続きを聞きたくて、話の続きを催促するようにガルシニアの次の言葉を待っていた。

『ローズ自信、そして俺も最初はお互い結婚しようなんて、これっぽっちも思って無かったと思うんだ』

ガルシニアはローズの顔をちらっと見た。

俯いたままだった。

『俺は…ソニアを無くした。その哀しみをローズが癒してくれたんだ。勿論、最初は俺もローズと再婚しようなんて考えてなかった。ただ、俺はソニアとの約束は守ってきた。あいつと約束した二年間。あいつの事だけを想い、死んでも尚、愛し続けてきた。でも、身近にいる女と長く付き合えば情も湧いてくる。それはローズも同じ想いだったと思うんだ。だけど、俺もローズも結婚の事は一言も口にしなかった』

皆は歩きながら静かに聞いていた。

少しの沈黙が訪れた。

『二年間だけ…か…』

ローズが呟いた。

『二年だけじゃなく、ずっと…これからもずっとソニアのこと想っていてあげて。ずっと愛していてあげて。きっとソニアの言ってた二年ってそのことだと思う。二年のあいだだけは自分だけを愛して欲しかったんだと思う。その中で、ほんの少しだけ私の事想ってくれればいいから。ソニアの事はいつまでも忘れないでいてあげて』

ローズは目に涙を溜めながら、微笑んで言った。

『分かってる。俺は、あいつのこと忘れることはできない。と言うより忘れちゃいけないと思っている。だけど…今の俺の中ではソニアもローズも同じ位置にいるんだ』

いつものガルシニアらしからぬ、少し照れたようにしていた。

そんなガルシニアを見ていたクラゥディが口を開いた。

『ガル。今だけじゃなく、これからもその位置をずっとキープしていてあげろよ。ローズの為にも』

クラゥディの言葉に女達は、皆賛同した。

『あぁ。わかってる』

ガルシニアは前を向いたまま返事をした。

あいつ堪えてんな。

クラゥディは何時もと違うガルシニアを見てそう思った。

そんなガルシニアを見たクラゥディは、ガルシニアの中では、まだソニアの存在が大きいんだな、と思った。

『なんか湿っぽくなっちまったなぁ』

ガルシニアが大きな声で言った。

『帰ったら盛大に兄貴とローズ姉さんのパーティーだな。姉さん兄貴をよろしく!』

ラシュが言った。

ローズが照れ笑いで返事をした。

『そうだ。マリマルも来ないか?なぁ、兄貴。いいよな?』

ラシュがマリマルに声をかけた。

『勿論。マリマルさえよければ大歓迎だ』

ガルシニアが笑顔で応えた。

『皆さん、ありがとう。行けるかどうかわからないけど、ギランで用事を済ませる事が出来たら必ず、お二人の祝福に行きます』

マリマルは笑顔で応えた後、一瞬だけ寂しげな表情を見せた。

すぐ隣にいたセシルは、そんなマリマルの顔を見て何かを感じ取っていた。

『ありがとう、マリマル。嬉しいわ』

ローズがマリマルを見て言った時、ローズもマリマルの寂しげな表情を見た。

が、マリマルはすぐに笑顔で取り繕った。

『マリマル?今、ギランで用事を済ませることが出来たら、って言ってたけど…何か大切な用事なの?』

マリマルが一瞬見せた暗い影を見たセシルが問いかけた。

『そう言えば…何でギランに行くのか聞いてなかったな?まさか戦争に行く訳じゃないよな?』

ハミルもマリマルに聞いてきた。

『…』

しかし、マリマルは沈黙していた。

『その用事ってのはマリマル一人で出来る事なのか?ギランは、もうすぐ戦争状態に入るはずだ。事と次第によっちゃ手を貸すぜ』

ガルシニアもマリマルを見て、何か事情があるな、と感じ取った。

マリマルは皆の顔を見た。

皆がマリマルの言葉を待っていた。

『皆さん。ありがとう…』

ほんの少し間を置いて、マリマルが話し始めた。

『実は、私ギラン城へ行きます』

『おぃおぃ、ギラン城って…本当に戦争に行くつもりなのか?』

ラシュがビックリした様子で聞き返した。

『いえ。戦争に行くんじゃないの。人を探しに行くんです』

マリマルは応えた。

『この前の攻城戦でギランはインナドリル軍の宣戦布告も無く、不意討ちを食らって壊滅状態って聞いたぞ。そして、奴等はギランを手に入れた。そのインナドリル軍のやりかたに納得のいかない血盟軍が、インナドリル城とギラン城に宣戦布告をして、今まさに沢山の血盟軍隊が集結しているそうだ。インナドリル軍も同盟軍やら傭兵を集結しているらしい。ギランの街へ行くならまだしも城へ行くのは危険だぞ』

ガルシニアが言うと

『危険なのは承知しています。…だけど…どうしても連れ戻したい人がいるんです』

その言葉で、ガルシニアはマリマルの意思は揺るぎがたいものなのだと思った。

『その人は、あなたにとって大切な人なの?』

アンナが聞いた。

『はい。私の兄です。兄は、攻城戦専門に戦うプロの傭兵です。先日のインナドリル城とギラン城の戦争がありましたよね?そしてギラン城を手に入れたインナドリル軍がギラン城防衛の為に傭兵を集めていると聞いた兄は傭兵として高額な報酬に目が眩み、インナドリル軍に協力しようとしています。そして兄は、もうギランに着いている頃だと思います』

マリマルは話を続けた。

『インナドリルの卑劣なやりかたに、元々のギラン同盟軍や血盟軍がギランを取り戻すべく終結していると、ガルシニアさんも言ってました。だから…今までに無い壮絶な闘いになりそうな気がして…』

マリマルは、そこまで言うと俯いたまま黙ってしまった。

クラゥディ始めガルシニアもラシュも他の皆もマリマルの気持ちを察していた。

『どうだろう、皆。マリマルの兄貴はプロの傭兵って事だけど…見付けたところでマリマルの気持ちに応じるかな?』

ガルシニアが口を開いた。

『まぁ、とにかくマリマルの兄貴を見付けてから説得してみないと解らんだろうな。とにかくマリマルと俺とガル、ラシュ、ハミルで探してみよう』

クラゥディはマリマルの顔を見た。

『ダメですダメです!そんなこと!私の兄の事で皆さんを危険に晒すことなんて出来ません!』

マリマルは、慌てて首を横に振った。

『心配するな、マリマル。俺達だって攻城戦は何度も経験している。それにガルとラシュがいれば、まず心配することは無いさ。なぁ、ガル!』

クラゥディはラシュ、ガルシニアとハミルの顔を見た。

『まぁ、俺とラシュが思う存分暴れる事が出来るのもハミルとクラゥディの支援があるからこそ出来ることだ。だから、もし誰かと闘う事になったとしても、俺達四人いれば大丈夫だ。マリマル、心配するな。』

ガルシニアもマリマルに心配しないよう告げた。

『でも…あなた方は胞子の海へ行く目的があるのに……皆さんの仕事に差し支える事になってしまいます』

マリマルは申し訳なさそうに言った。

『1日や2日遅れたってたいして影響無いわよ』

セシルが言うとアンナ、ローズ、メリーも頷いた。

『ギランに着く頃にはハミルの魔法も回復しているはずだからヒールも強化魔法もハミルがいれば大丈夫。私達はギランの街で待ってるわ。私達がいると足手まといになるかも知れないからね。その代わり、街でも貴方のお兄さんの事探してみるわ。ドワーフのメリーの情報収集能力は凄いのよ』

ローズはニッコリ笑いながら言った。

『マリマルも知ってると思うけど、物作りが得意な私達ドワーフは露店商をしてる人達がとても沢山いるの。その人達の情報網はすごいのよ。その人達から色々聞いてみるよ』

メリーはマリマルの顔を見て言った。

『皆さん、本当にありがとうございます。本当は…私一人で兄を探しに行くのが、とても不安でした。私には父も母もいません。二人とも私が小さい頃、ディオン城に攻めてきた大規模な血盟軍との激しい戦闘で戦死しました。それからは兄が、私の親代わりとなって傭兵となり私を育ててくれたのです。今回のギラン防衛隊としての仕事は、私は大反対しました。だけど…兄は私の反対を押し切って書き置きを残してギランへ行ってしまったのです。たった一人の家族を失いたくなくて、独りでギランへ向かおうとした時に貴殿方に出会いました。あなた方に会ったことで、ほんの少しの間だけでも兄を失うかも知れないという不安から逃れることができました。皆さんの気持ちに甘えるような形になってしまう事を、お許し下さい』

マリマルは、そう言うと皆に向かって丁寧に頭を下げた。

『マリマル、そんなに気にするな』

ガルシニアが言うと他の皆も笑顔で頷いた。

『そうと決まれば少しでも早くギランへ行って戦争が始まる前にマリマルの兄貴を見付けなきゃな。処刑場を抜けたらストライダーに頑張ってもらおう』

皆は少しペースを上げて歩き出した。



続く…

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新種現る(;`・ω・)ノマジカヨ…

2017.11.10(11:03) 158


どもです~(*´∀`)ノ

お久しぶりな未分類記事なのであります(^_^;)



朝晩と昼の気温差が著しく上下する秋…

朝の冷たい空気に浮かぶ白い息に移ろいゆく季節を感じ…

色付いてゆく木の葉に深まる秋を見つめ…

深まる秋に自然の営みを思いつつ…



コスモス咲けば 秋が来て

木枯し吹けば 枯れ葉は落ちて

残る木の葉は 色気付き

春の桜に 負けまいと

人目を引けば 恥ずかしく

赤くなりなりつつ

散る紅葉…



と、いうことで…

自然のサイクルは、毎年変わらぬ季節を繰り返しているのであります(*^.^*)b

命あるものは年々老いてゆき、世界は日に日に若返る。

老いは防げぬ命の定め。

命あるものに病は付きもの…(^_^;)

病の元も、一つの生きものなわけで…

人の中に潜む病も、進化を遂げたりするみたいでして…(^_^;)

9月に、非常に痛い思いをして腎臓の検査をしたのでありますが…

主治医も困惑するような私の中の病原体w

中々、病気が特定できず結果が延び延びになっていましたが…

ようやく、11月8日に検査結果が出たのであります。

その名も【C3腎症】というものでした。

因みにC3POはスター・ウォーズだからね(*^.^*)b

間違えないでね♪ダレモマチガワネーヨ( *´艸`)

そんな私の中のC3君ですが…

最近見付かった病気らしいのです(^_^;)

私の中の免疫君が、本来何かしらウィルスが体に入ってきたら追い出してくれるはずなのですが…

突然変異した私の免疫君…

お人好しなのか気が弱くなったのか…( ̄▽ ̄;)

何でも受け入れてしまう免疫君になってしまったらしくw

本来の役目を放棄してしまったみたいなのであります(´-ω-`)マッタク…

しかも進行性ときたもんだw

最近見付かった新種のC3君なので、確たる治療方がまだ無いとのこと…(´・ω・`; )

とりあえず、出発進行させないために足止めとして、二泊三日の点滴ツアー♪ヽ(´▽`)/ヨロコブナw

ツアーのあとは仕事しながらの4日間の薬付け((( ;゚Д゚)))

それを、3回繰り返すらしく…

6日入院しただけで80000円使ったのに…

仕事も一月ちょっと休んだから、お給料がた落ちな私には、もう入院はできません!飲み薬だけでお願いします。と、先生にお願いしたのであります。

追々、相談しながら治療方を検討しましょう、ということになったのであります。

そんなことを言いつつも、私はやっぱり多少の不安はあるのであります。

最近見付かった新種の進行性の病気、免疫異常…

確たる治療方がまだないこと…

なんか…HIVみたい…とかおもったり(^_^;)

まぁ…、それは無い…無いよな………

ま、まぁ…、そ、それは…無いよ…な…

とか、LGBTな私は真剣に考えちゃったりしちゃうわけで…

私の場合、免疫はあるんだから!

あるんだけど本来の役目を忘れてるだけだから、薬で思い出させてあげればいいんだもん( ;∀;)

やっぱり、ちゃんと点滴ツアーした方がいいのかな…


と、いうことで今日はこの辺で…(*^.^*)

皆さんも健康には気を付けてね♪


いまは、人に会う時は必ずマスクなわたくしなのであります。

因みに、私から他人には移りません。

他人からもらうだけの一方通行なのであります。

もし、私と同じ診断を受けた方が身近にいましたら、その人から他の人には移りませんからね(*^.^*)b

誤解のないように(*^.^*)b


ではまた(@^^)/~~~♥


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リネージュ2 二次創作長編小説 13

2017.11.05(10:34) 157


血盟軍隊ギランへ…ダークエルフ




処刑場で、クラゥディとガルシニア達がヌルカ血盟集団と闘っていた頃…

リザードマンの縄張りでオルマフムとリザードマンに襲われリザードマンに装備を全て奪われたサラは、今更ながらギランへ行こうとしたことを後悔していた。

サラを生け捕りにしたリザードマン達は、また旅人を襲うためにサラを囮にしようと考えた。

そして体の大きなリザードマンに担ぎ上げられたサラは海岸の方へ連れていかれるところだった。

サラは両手をリザードマンにガッチリと掴まれ暴れることすら出来なかった。

サラの脳裏には、この近くでリザードマンに殺されていたエルフの女性の事が再び甦っていた。

『私もあの娘みたいに…』

そう思ったサラの身体は小刻みに震えていた。

『この女、やっとおとなしくなったぜ。おまけにガタガタ震えてやがる。ほれっ!助けてーって大声で叫んでみろや!』

サラをガッチリ捕まえているリザードマンの一匹が薄ら笑いを浮かべサラを見て言った。

『まぁ、叫んだところでこんな夜中に俺達の縄張りに居るようなバカはお前だけだろうから誰も助けちゃくれないだろうがな!』

サラの腕をガッチリ捕まえているもう一匹の体の大きなリザードマンがニヤニヤ笑いながら周りにいる仲間達に聞こえるように大きな声で言ったその時だった。

暗い夜の空気がざわめき始めた。

地響きのような音が聞こえて夜の空気が激しく揺すられ始めた。

『な、なんだ!!』

異様な空気のざわめきと地響きが地面を小刻みに揺らしている事に、リザードマン達は立ち止まった。

空気のざわめきと地響きは次第に大きくなってきたその時、道の真ん中でサラの腕を捕まえているリザードマンの横を大きな物体が通りすぎた。

その物体は少し先で止まった。

『トカゲ野郎が道の真ん中で女を担いで何してんだ?』

硬い鎧を身に纏ったストライダーに乗ったファイターの男だった。

月明かりの中で、その姿を見たサラは叫んだ。

『助けてっ!!助けて!!』

サラの声は悲鳴に近かった。

『生きているのか?』

サラの声に反応したファイターの男はストライダーから飛び降りた。

『お願いです!助けて!』

男は長い槍を手にサラを担いでいるリザードマンに近づいていった。

『女を降ろしてやれ』

静かな口調で男は言った。

いつの間にか空気を揺るがすほどの地響きは、小さくなっていた。

『てめえに指図されて、はいそうですかって言うこと聞くとでもおもっ…うっ!』

男の槍の刃先が一瞬で、サラを担いでいるリザードマンの口の中に飛び込んできた。

『女を降ろせ』

ファイターの男の槍が、更にリザードマンの口の奥に入った。

『てめえ一人で俺達相手に勝てると思ってんのか!?』

別のリザードマンが男ににじり寄ってきた。

『トカゲ野郎共が多かろうが少なかろうがそんなことはどうでもいい。これが最後の忠告だ。早く女を降ろせ』

男は相変わらず静かな口調で言った。

『なにが最後の忠告だ?そっくりそのままお前に返してやるわ!』

そう言って、別のリザードマンが横から男に剣を振りかざしてきた。

ファイターの男は慌てることなくリザードマンの口の中に入っている槍を前に突きだしリザードマンの頭を槍で貫いた。

すぐに槍を引き抜き、もう一方の槍の刃で横から襲い掛かってきたリザードマンの腹に槍を突き刺した。

サラを担いでいたリザードマンは瞬時に絶命してサラはリザードマンから解放された。

地面に転がったサラは、すぐにその場から離れた。

その時サラは、背後に異様な気配を感じた。

振り向くと、うっすらと月の光に照らされた幾つもの光点が見え、それが動いていた。

サラは無意識に後退りをしていた。

『何?何の光?』

更なる恐怖を感じたサラに近付いてくる人影が月の明かりで徐々にハッキリと見えてきた。

エルフの女性だった。

『怖がらなくて大丈夫よ。私はアンジェリカ。あそこでリザードマンと闘ってる盟主の軍隊の一人よ』

そう言いながらアンジェリカは、サラに自分のローブを羽織らせた。

『あ…ありがとうございます』

サラは訳も判らずアンジェリカと名乗る女性に渡されたローブを震えが止まらない身体に巻き付けた。

そして大勢いるリザードマンと一人で闘う盟主といわれる男を見た。

長い槍を巧みに振り回しリザードマンを倒していた。

『あの…あの人は一人で大丈夫なのですか?』

サラはアンジェリかを見て心配そうに言った。

『あの人なら一人で大丈夫よ。リザードマンがどれだけ沢山いても負けるような人じゃないから』

アンジェリかは、そういってサラの顔をみた。

次から次へと槍使いのファイターに襲ってくるリザードマン達は次々と槍の餌食となっていた。

月の明かりで、槍の刃先がキラキラと光っていた。

その槍の刃先は、まるで生き物のように複雑な光の軌跡を描いていた。

槍が、一振りされる度にリザードマン4~5匹がバタバタと倒れていった。

『おらおらー!死にたくない奴は、早く尻尾巻いて帰れ!!』

槍使いの血盟軍隊長の一喝が闇に木霊した。

文字通り尻尾を巻いて逃げていくリザードマンもいれば、増援に駆け付けるリザードマンもいた。

だが、たちまち槍の餌食となっていった。

そして、生き残った者達は一目散に海岸の方へ逃げていった。

乱闘は血盟軍隊長一人の一方的勝利に終わった。

軍隊長は、道の隅に落ちていたサラの装備一式をかき集め、軍の隊列へ戻ってきた。

『さっきの娘は何処にいる?』

軍隊長はサラを探していた。

サラの傍にいたアンジェリカが、サラの背中をポンと押して前に出るよう促した。

オズオズと前に出たサラは軍隊長の前に行き、敬意を表し頭を下げた。

『助けていただきありがとうございました』

サラは丁寧に、もう一度頭を下げた。

『助けて、と言われたから助けたたけだ。気にするな』

穏やかな口調で、そう言うと、軍隊長はリザードマンに奪われたサラのローブや武器をサラに手渡した。

『それより、何でこんな危険な場所を夜中に娘が一人で歩いている?何処へ行くつもりだったんだ?』

呆れたように、隊長はサラに問いかけた。

『はい。私の友達がギランへ戦争に行ってしまいました。それで…』

サラは、そこまで言って黙り込んでしまった。

『そうか…その友達というのは男か?女か?インナドリル軍の増援部隊なのか?』

軍隊長がリザードマンの血で汚れた槍の両尖端の刃先を拭きながら言った。

『男です。彼はギラン城主のリキさんと一緒にグルーディオからゲートキーパーでギランへ行きました』

サラが応えると、『おぉ、リキ殿を知っているのか?ならば、その彼は我々の味方だ。我々はリキ殿に借りがある。その借りを返すべく、ギランの増援部隊となり卑劣なインナドリル軍を蹴散らしに行くところだ。あなたの彼が敵でなくてよかった。しかし…愛する者の傍に居たい気持ちは解るが無茶はするな』

そう言って、槍の刃先を拭き終わった軍隊長は、自分の腰に着けていた小物入れの中からドラゴンの笛を取り出し、ストライダーを召喚した。

『このストライダーを使いなさい。ギランまで一緒に行こう。この先には、まだ危険な所がある。この軍隊の中には女もいるから誰かと一緒についてきなさい』

サラは丁寧に感謝の気持ちを伝え、近くにいたアンジェリカを見た。

アンジェリカは小さく手を振ってサラの視線に応えた。

『早く自分のローブに着替えなさい』

『はい』

サラは返事をして、アンジェリカの所に戻っていった。

そして、軍隊の中の数人の女性達に囲まれ、他の者達から見えないように素早く着替えを済ませた。

軍隊長は近くに倒れているウルフのミミを見つけて側に行き抱き上げた。

『このウルフは貴女の召喚獣か?』

軍隊長はサラの方を見ながら叫んだ。

『はい…私を庇ってくれて…』

着替えを終えたサラは、そこまで言って黙りこんだ。

『お前は主人を守り通したんだな…』

軍隊長は、まだ温かいミミを抱いたままサラの側へ運んだ。

『ミミ…助けてくれてありがとう…』

サラは軍隊長から、ミミを受け渡してもらいミミに頬擦りをして地面に静かに横たえた。

ミミの鼓動も息づかいも感じられなかったサラは涙を溢していた。

そして傷ついたウルフのミミの召喚を戻した。

サラの準備が整ったのを見て軍隊長は、ストライダーに跨がり右手の槍を高々と上げた。

『よし!出発だ!行くぞ!!』

後続の軍隊から、地響きのような男達の咆哮が聞こえてきた。

その声は木霊のように断続して聞こえてきた。

サラは、その咆哮に圧倒された。

いったい何人位いるんだろう?

そう考えたら何故か鳥肌がたった

そして軍隊は隊長を先頭に動き出した。

徐々にストライダーのスピードがあがっていって、ストライダー達の足音は地響きとなり、暗闇にいつまでも響いていた。


そして…そのまま何事もなく数時間走り続け、黒い空は闇から薄い紫色へと変わっていった。

誰も何も喋らずに、ただギランへ向けて黙々と走り続けていた。

やがて空は白み始め、夜明けを迎えた。

サラは睡魔と闘いながらただただ、アンジェリカの後ろに付いているだけだった。

ようやく太陽が顔を出したとき、砂嵐が吹き荒れている荒れ地、荒野の入り口にたどり着いた。

ここには、小さな村があった。

先頭を走る血盟軍隊長は村の中へと入っていった。

後続の者達も、次々と村に入ってきた。

軍隊長は、ストライダーを降りて後続の軍隊の方へ向き、

『ここで暫く休憩をとる。皆、少しの間だが身体を休めてくれ』

後続軍隊の者達からは、安堵の溜め息が聞こえてきた。

皆はストライダーを降りて、ストライダーに水や食べ物を与えていた。

アンジェリカもストライダーに水と食べ物を与えていた。

サラの乗っていたストライダーも、物欲しげに

『くぅ~くぅ~』

と、サラを見ながら鳴いていた。

ストライダーにあげる水も食べ物もサラは持っていなかった。

『ごめんね。今、水と食べ物探してくるからね』

サラはストライダーを連れて、村にある小さな店に入っていった。

雑貨店の中には、体力回復ポーションや魔法攻撃を受けた時に自分のダメージを最小限にしてくれるアクセサリーや食べ物の他、ペット用の水と食べ物も置いてあった。

『すみません。ストライダーにあげる食べ物と水を下さい。それからパンと私の飲む水もください』

サラは店主に声をかけた。

初老の女性店主は、はいよ、と言いながら、サラの注文した品物を出してくれた。

『あなたも戦争に行くのかい?』

サラはお金を出しながら『いいえ、私はギランに行くけど戦争をしに行くんじゃないの』

『そうかそうか。よかった。戦争なんかするもんじゃないよ。私の主人も戦争に行ったんだ。だけど私を残して死んだ。私に何も言わず城を攻めに行って死んだ。残された家族の悲しみも知らずにさ…』

そう言って女性店主はサラの頼んだ品物をサラに手渡した。

サラはお金を渡し、代わりに品物を受け取った。

『…どうも』

サラは、女店主にそれだけ言って店を出た。

アドロの事が一層心配になった。

まだ戦争は始まっていない。

サラは、なんとしても戦争が始まる前にアドロを見つけて一緒にグルーディオに帰るつもりでいた。

そして、ストライダーに食べ物と水を与えてから自分もパンと水でお腹を満たした。

お腹が満たされると強烈な睡魔が襲ってきた。

サラはストライダーに寄り掛かると、すぐに眠り込んでしまった。

暫くして軍隊長の声で目が覚めた。

『さぁ!皆起きてくれ!まだ眠いだろうが、そろそろ出発しなければならない!本日、夜までにはギランに着くと思う。明後日の朝にはインナドリル軍との決戦である。インナドリル軍もかなりの部隊を増援していると思われる。しかし我々は必ずやギランを奪還し、リキ殿に今まで通りギラン城主として君臨してもらうと共に、リキ殿が手を貸してくれた我々の過去のアジト戦、勝利の恩を返す事ができる!リキ殿の軍隊はインナドリル軍の不意討ちを食らい壊滅的な状態である!我々はリキ殿の軍隊となりギランを奪還し、後に防衛軍となりギランを守る事となるだろう!』

隊長は、そこまで言って自軍の兵達を見渡した。かなりの数の兵隊が居るにも関わらず誰一人言葉を発する者が居なかった。

その光景を目の当たりにしたサラは、軍隊の統率と軍隊長の統率力に改めて驚いていた。

そして隊長は自分の槍を高々と挙げ、力強く叫んだ。

『皆の無事を祈る!出発するぞーっ!!』

うぉーっ!!

男達の力強い咆哮が地響きとなってサラの身体を震わせた。

再び軍隊長を先頭に兵を乗せたストライダー達が静かに動き出した。

軍隊の咆哮は、まだ後ろの方から聴こえていた。

そしてストライダーは徐々に速度を上げていった。

先頭を走る軍隊長は、荒れ地の入り口に向かっていった。

後続の者達も隊長に続き、隊列を整えて次々と荒れ地へと入っていった。

今まで通って来た道は、海に沿ってギランまで繋がっている道でギランへ行くには距離的に遠回りだった。

荒れ地を通ることによって、時間も距離も短縮できるのだった。

ただ、道らしい道が無いので方向を見失う事も多々ある上に様々なモンスターが居るので、この荒野で命を落とすのも多かった。

そんな荒野の中でも、大軍隊を引き連れてストライダーに乗り先頭を走る軍隊長は、戸惑うこと無く荒野を走り続けて行った。

時折、激しい砂嵐が巻き起こり視界が悪くなる時もあったが皆、ギランを目指し黙々と走り続けていた。

後にインナドリル軍が待ち伏せていることを知らずに・・・。



続く…

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2017年11月
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