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想起…6



ひじきができあがってから、洗い物の間にお味噌汁も作った。それから一時間ちょっと経って、お父さんが帰ってきた。


『ただいまー』

『お帰りなさい』

『おっ?この匂いはもしかして…ひじき?』


お父さんは鼻で匂いをかぐ仕草を見せた。


『ちょっと待って…あっ、この匂いはKFCー!』


私もお父さんの真似をした訳じゃないけど、無意識に鼻で匂いをかぐ仕草をした。

お父さんは私の大好物であるケンタのフライドチキンを後ろ手に隠していたが、私には見えなくとも匂いでバレバレ。


『バレたか。きっとひじき乗っけて食べると旨いぞ?』

『いやいや、ケンタはケンタ。
それ以外の味の侵入はお断りです。て言うかさ、お父さん。
美味しいひじきできたよ。
ひじきとお味噌汁作ってたらご飯炊いてないことに気付いて遅くなっちゃった。
ご飯まだ炊けないからお風呂入っちゃって』


キッチンに向き直った恵美が、そう言いながら振り向いて唇を閉じたまま笑顔を向ける娘。

それは母親譲りの仕草で、キッチンで振り向いてその仕草を見せる恵美には、いまだにドキッとさせられる武。

ひじきの懐かしい匂いといい、娘の母親譲りの仕草といい、武は胸に込み上げてくるものをグッと堪えた。


『じゃ、父さん風呂入ってくるよ。ひじき楽しみだよ』


武も恵美に笑顔を向けて風呂場へ向かった。




お父さんがお風呂から出る頃にはご飯も炊けて、希望のお母さんが交換してくれたお刺身の盛り合わせをお皿に乗せかえてキレイに盛り付けた。

これもお母さんがやってたこと。

パッケージのままで出すより美味しそうに見えるでしょ、って言ってたことを思い出したんだ。

その時、お父さんが愛情の一手間なんだな、と言って美味しそうに食べていた事も、私は想い出していた。


『これは娘の感謝の一手間』


そんなことを呟きながらお刺身をお皿に盛り付けてテーブルに置いた。

お箸と茶碗、お椀を置いたところで、私はもう一品自分のおかずが欲しくなって、魚肉ソーセージを甘辛く炒めてスクランブルエッグを作りお皿に盛るととても美味しそうに見えた。

この時、私が本格的に料理にハマった時だったのかもしれない。

心の底の方で何かが目覚めたような気がしたんだ。


テーブルの上には、お刺身の盛り合わせと少し大きめのお皿にひじき。

私のおかずで魚肉ソーセージ二本ザクザク切って甘辛く炒めてスクランブルエッグを乗せたお皿。

そしてケンタの箱が置いてある。

おぉ、私ってばいいお嫁さんになれるんじゃない?とか想っていたら髪を乾かしたお父さんが部屋に入ってきた。


『おぉー!久々のご馳走だ! 恵美、お見事』

『見た目はね。後はお父さんに味見してもらって合格点もらえればお見事になる』


私はそう言って、お茶碗にご飯を盛り、お椀に味噌汁を注いでテーブルに着いたお父さんの前に置いた。

お父さんは何故かお刺身の盛り合わせをずっと見ていた。

 

武は昼間の坂井美枝子からの電話を想い出していた。

娘が父のためにタイムセールでスーパーへ行ったこと、その帰り道自転車に乗りながら亡き母を想い泣いていたこと、父のためにひじきを作ると言っていたことを、恵美の同級生の母親、坂井美枝子から聞いていた。




『お父さん、どしたの?お刺身ジーっと見ちゃって』

『いや、旨そうな刺身だなーなんて思ってた。これお皿に恵美が盛り付けたのか?』

『もちろん、お母さんもそうしてたじゃない?だから真似した。娘の感謝の一手間』


恵美はそう言って唇を閉じたまま小さな口を横に広げ笑った。


『そっか…だから余計に美味そうに見えるんだな。うん、ありがとう…。さぁ、ご飯食べよう!』

『食べよう。お父さん、ひじき最初に食べてみてよ』

『うん、そのつもりだ。いただきます』



お父さんは、箸でひじきを適度な量にとり口に入れた。

数秒後、お父さんは何とも言えない、普段はあまり見ない笑顔になった。


武は涙が零れそうなのを堪えながら、健気な娘の気持ちに笑顔で応えようとして普段の笑顔ではないような笑顔になっていた。


『旨い、旨いぞ恵美。百万点だ!』

『百万点かー。良かった。じゃあ合格だね?』

『もちろんだ。ご飯が進むくんだ!』

『なにそれ?お父さんの合格貰えたからお母さんにも食べてもらう』



私はそう言ってから、小皿にひじきを乗せお母さんの写真の前に置いた。


私はテーブルに着いて『いただきます』と言ってひじきをつまんで自分のご飯の上にのせた。

自画自賛ではなく、かなり美味しかった。

我ながら良くできたと思いながら、ケンタを横目にお父さんと食べる久しぶりの温かな晩ごはんだった。




続く。。。


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ジャンル : 小説・文学

想起…5


『よ~し、そろそろいいかな…』


洗い物を終えた私は、お鍋の中のひじきを箸で掻き回して残り汁を確認した。

お鍋の底に程よく残った煮汁を見て火を止めた。

キッチンに懐かしい匂いがたちこめていた。


『お母さんがそばに居るみたい…』


私は何とも言えない心地よさに包まれた。



『よし、味を確かめてみよ…ドキドキだ~』



ひじきを箸でつまみ小皿に乗せた。

香りを確かめる。


『うんうん、間違いないぞ…味はどうかな~』


箸でつまんで口に入れた。

私は途端に笑顔になった。


『料理本さすが。希美のお母さんにも感謝だ…』


丁寧に手順を踏んで作る料理が、こんなにも美味しいものなんだ、ということに感動すら覚えた私。

あまりの出来の良さに、希美に電話しておばさんに代わってもらった。


「もしもし、恵美ちゃん?希美から聞いたけど、ひじき上手にできたんだって?」

『はい、おばさんが教えてくれたお陰です。あたし、上手にできたことが嬉しくておばさんに報告したくて電話しちゃいました』

「うんうん、おばさんも嬉しいよ。もう家庭科の宿題大丈夫だね。おばさん、恵美ちゃんのひじき食べられるの楽しみにしてるね」

『はい、これならおばさんに高い点数付けてもらえるかも。今度ひじき作って持っていきます』

「うん、楽しみにしてるよ」

『はい、すみません希美ちゃんそばにいます?』

「いるよ、代わるね」



「もしもーし」


希美の声が電話から聞こえた。


『希美ちゃん、ごめんね。ひじき上手にできたこと、一番におばさんに知らせたかったんだ』

「うん、お母さん喜んでるよ。恵美ちゃんのお母さんの味に近付けた?」

『うん、多分。後はお父さんの評価待ちだよ』

「恵美ちゃん、楽しそう。あたしも料理勉強してみようかな」

『楽しいのはあるよ。今度おばさんに出された宿題のひじき持って遊びにいくね』

「うん、待ってる」

『じゃ、明日学校でねー』

「ほいほい、じゃねー」


電話を切った私は、お母さんの写真を見て胸に抱き締めながら、ひじきを上手にできたことを知らせてから、もうすぐ帰ってくるかもしれないお父さんの晩御飯の支度を始めた。



続く。。。

【逢いたくていま】MISIA

このお話は「空蝉」というお話に繋がっております。
【空蝉】

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想起…4


『お鍋にサラダ油入れて…と、なになに~?弱めの中火?で熱くなったらニンジン投入~。…そして軽く炒めるのか』

私は薄く細い短冊状に切ったニンジンを熱くなったお鍋にパラパラ入れて炒め始めた。

ふとお母さんが歌っていたニンジンの歌を思い出した。
私はニンジンの歌を歌いながら炒め始めた。


『ぼくニンジン赤いニンジン♪子供には嫌われるけれど♪
ぼくニンジン赤いニンジン♪憎めない野菜だよ~♪ お鍋に入れて煮込めば煮込めばキャロットスープのできあがり♪っと。
このくらいで良いかな』


そして私は水を切ったひじきをお鍋にバサッと入れた。

ジュワーっと水分が弾ける音が、私の空腹のお腹を鳴らした。


『炒めることでひじきの磯臭さが無くなるのか~。炒める時間は一分半』


私は一旦火を止めて、スマホで一分半の曲を探した。

「トムとジェリー」の歌が一分半。これなら知ってる。


キッチンタイマー代わりにトムとジェリーの歌をYouTubeで再生した。


トムとジェリーの歌の間ひじきとニンジンを炒め続けて、歌が終わった所で油揚げ投入。

かき混ぜたあと、だし汁150mlをお鍋に流し込み、予め作っておいた調味料、醤油大さじ2、砂糖大さじ一つ半、みりん大さじ1を入れて箸でよくかき混ぜた。


『そして弱火で7~8分か…。えっと…時々かき混ぜて、煮汁が鍋の底に残るくらいまで煮込むのか…。その間に洗い物しとこ』


料理で使った物を片付けはじめて私はあることに気付いた。

料理をする前はお腹空いていた筈なのに、今はそれがなくなっていた。


『そう言えば…お母さん、よく言ってたな。料理するとお腹空いててもご飯食べたくなくなるって。
晩御飯の量は少なくなるけど、寝る前とかお腹空いちゃってお菓子とか食べちゃうから太っちゃうって体重気にしてたな…。
こういうことなんだね…。
お母さんの言ってたこと、今わかったよ』



♪君と夏の終わり将来の夢大きな希望を忘れない♪
♪10年後の8月 また出会えると~♪


私はお母さんがよく歌っていた歌を歌いながら洗い物をして、ひじきが出来上がるのを見ていた。





続く。。。


【Secret Base/ 君がくれたもの 】 ZONE

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想起…3


大型スーパーで偶然出会った、恵美と仲の良いクラスメイト希美(のぞみ)の母親に、料理に使うための出汁の作り方を教わった恵美。

希美の母親との別れ際には笑顔で手を振っていた恵美だったが、希美の母親との買い物に自分の母親、冴子の想い出を重ねていた恵美の胸には、次第に寂しさが込み上げていた。


それでは、想起…3
本編へお入りください🍳🔪🎽

🍳※※※※※※※※※※※※※※🍳


新藤恵美は、大型スーパーでクラスメイトの希美の母親と別れ、希美の母親に自分の母親の記憶を重ねていたことで、まだ中学3年の恵美の胸に、何とも言えない寂しさが込み上げていた。



『お母さん……』


私は突然込み上げてきた寂しさで涙が止まらなくなった。

寂しさを紛らわせようと、長い上り坂を自転車で立ち漕ぎし始めた。

一気に坂道を登りきったけど、寂しさは私を追いかけてきていた。

坂を登りきった赤信号の交差点で私は立ち止まった。

追いかけてきた寂しさは、また私の心に潜り込んできた。

涙を我慢しようとすればするほど涙は止めどなく溢れてきた。



そのすぐ横に赤信号で止まった希美の母親の車が追い付いた。


『あっ、恵美ちゃんだ…やだ…どうしたの…何で泣いてるの?』


信号が青に変わり希美の母親はゆっくりと車を走らせ交差点の少し先で車を左に寄せて停めた。

後ろを振り返ると恵美は自転車にまたがったまま、下を向いて涙を拭っていた。

歩道を歩く人達は、泣いてる恵美を見つつ通り過ぎていった。

希美の母親は急いで車を降りて恵美の所へ駆け寄った。


『恵美ちゃん、どした?』


優しい声が聞こえて顔を上げた恵美は、さっきまで自分の母の想い出を重ねていた、希美の母親の顔を見たとたん恵美は声をあげて泣き出した。

恵美の家庭事情を知っている希美の母は、恵美がお母さんを思い出したのだろうと思い、本能的に自分の子供のように恵美を抱き締めていた。


『おばさん…おばさん…お母さん、会いたいよ』

『そっかそっか…うん、寂しいよね。そういう気持ちの時は気が済むまで泣くのがいいよ』


希美の母も人目を憚ることなく泣いてる恵美を抱き締めていた。



私の気持ちが落ち着いてきたとき、おばさんは私を車の助手席に乗せてくれた。


『おばさん、ごめんなさい…』


私はおばさんに、足止めさせたことを謝った。


『おばさんが勝手に止まったんだから、そんなこと気にしないの。それより少し落ち着いたかな?』

『はい』

『うん、そっか。今夜はひじきを作るんでしょ?』

『はい』

『出汁の作り方は大丈夫かな?』

『はい』

『出汁の出た鰹節の最後にしちゃいけないことは?』

『絞らないこと』

『よろしい』


おばさんのテンポの良さに、私は笑顔になれた。



『恵美ちゃんなら、きっと美味しいお料理できるよ。ただ、これだけは言っておくね』

『はい』

『娘は母親の料理の味を継ぐものだけど、完璧は追求しないこと。
母親の味に近付けるだけで良いんだからね?あとは応用で自分の味を作ればオッケー。
はい、分かりましたか?』

『はい』

『よろしい。では今日の家庭科の授業はこれで終わりにします。
それから宿題として、今度希美と家で遊ぶときは、ひじきを作ってくること。いいですね?』

『はい、分かりました』

『うん、良い返事。もう大丈夫ね。気を付けて帰るのよ』

『はい、おばさん、ありがとうございました』



希美の母は自転車に乗り遠ざかる恵美を、切ない思いで見送っていた。

希美の母は車を走らせ、10分ほどで自宅へ着いた。

部屋に入った希美の母、坂井美枝子(さかいみえこ)は、中学3年の希美のクラスの連絡表を取り出し、新藤恵美の父親の連絡先を見つけた。

そこには恵美の父親、武の携帯番号も記載してあった。

美枝子は自分の携帯から恵美の父親の携帯へ電話をかけた。

3回コールで武が電話に出た。


『はい、もしもし』


携帯に登録されていない番号に少々戸惑いを見せた武。


『おそれいります、新藤さんの携帯でよろしいでしょうか?』

『あっ、はい…新藤ですが』

『突然お電話して申し訳ありません。私、⭕⭕中学の恵美ちゃんと同じクラスの坂井希美の母ですが…いまお時間大丈夫でしょうか…』


恵美の名前が出たことで慌てる武。

まだ仕事中で同僚に自分の仕事を任せるような武の声が美枝子の携帯から聞こえていた。


『もしもし、すみません。時間大丈夫にしました。それで娘の恵美の事で…何か…』

『お仕事中すみません。実は…』


美枝子は、スーパーでのこと、そして今しがた恵美が母恋しさに泣いていたことを恵美の父親、武に話した。


『そんなわけで、差し出がましい事とは存じますが、お父様にもお伝えしておいた方が良いと思いまして…』

『そんなことがあったのですか…いや、教えていただいてありがとうございます。恵美も、まだまだ寂しさが拭いきれないのは分かっているつもりでしたが…。
娘のこと、お気遣いありがとうございました』

『私も、恵美ちゃんと同級生の娘が居ますので、恵美ちゃんの気持ち、何となく分かるんです。
新藤さんは、お仕事もあるので大変だと十分承知しております。
幸い、うちの娘と恵美ちゃんは仲が良くて、よくうちにも遊びに来てるので、私もできる範囲で恵美ちゃんの心のサポートができたらと思っています』

『お心遣い、本当にありがとうございます。
男親の私一人では娘に対しても学校のことにしても何かと気が付かないことも多くて…。
今日は早めに仕事終わらせて娘の好きなケンタッキーでも買って帰ろうと思います。
今日は、娘のこと…ありがとうございました』

『どうぞ気になさらないでください。私もお節介なところがあるので。ではこれで失礼します』

『はい、ありがとうございました』


そう言って、武はいつものように、相手が電話を切るのを確認してから携帯をポケットにしまった。



その頃、私は家に戻りお母さんが使っていたエプロンを着けて、出汁を作る準備をしていた。


『よし、これでおばさんの教えてくれた通りに作れば、美味しい出汁ができるはず』


おばさんから教わった通りの順番で、私はひとつひとつ丁寧にこなしていった。


『昆布のアクを取りながら最後に鰹節をゴソッと一掴み、昆布の出汁のお鍋にバサッと入れて、弱火で鰹節がお鍋の底に沈むまでこまめにアクを取りながら2分くらい待つ。キッチンタイマー2分セット♪』

そして2分セットのキッチンタイマーが鳴った。


『この二つのザルの間に、キッチンペーパーは挟んであるから、ザルをボウルに引っ掻けて…ここに昆布と鰹節の出汁を流し込めば完成。
よいしょっ、お鍋が重くて手が震える…こぼすなこぼすな~』


お鍋の出汁をゆっくりとザルに流し込む恵美。

『おー、出来た♪透明感のある色と香り…味はどうかな…』

スプーンでほんの少し掬い出来立ての出汁を口に入れた。

『ん~…美味しいけど薄味?最初はこれで良しとしよう。それからもう一つのボウルにお水をたっぷり入れてひじきを水で戻す…30分か。その間に油揚げとニンジンを切って…』

料理本を見ながらの始めての料理に挑戦する恵美。


悪戦苦闘の次回へ続きます(*^^*)b


今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました😆💕✨

【back number 手紙】

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想起…2


亡き母親、冴子の料理の味を懐かしみ、時々無性に食べたくなることがある中学3年の新藤恵美。

母、冴子の料理の味の記憶を頼りに母の味を自分のためにも…。

そして毎日夜遅くまで頑張って仕事をしている父親、武にも…。

妻の料理の味であり、娘としての母親譲りの味を外食ばかりしている父、武にも食べてほしいと新藤恵美が努力して、母親の料理の味を再現しようとするお話です。

それでは…前回の続き、本編へお入りください♪

長文なので、本文と追記で分割しております♪


🍳※※※※※※※※※※※※※※※※※🍳


翌朝、武はいつにも増して気持ちの良い朝を迎えた。

昨夜の娘の健気な言葉に不覚にも涙を見せてしまったが、素直に育ち少しずつ大人になっていく娘の恵美は、親として守っていくべき宝である事を、改めて心に刻む武だった。

武は水を飲みにキッチンへ行くと綺麗に片付いている食器と綺麗なシンクに目が止まった。

今までは、あまり気に留めていなかったキッチン周りが明らかに昨日とは違っていた。

まるで冴子が居るかのように、キッチンにあるべきものは、収まる場所にそれぞれが収まっていた。




私が2階から降りてキッチンに入るとお父さんがシンクを見つめてた。



『あれっ?お父さんおはよー。どしたの、いつもより早起きだね』

『おっ。おはよう恵美。なんだか目覚めが良くてな。水飲みに来たら昨日と違って、母さんが居たときみたいにキッチンがやけに綺麗だから見とれちゃったよ』

『うん、今日からお母さんの料理を真似て作るから、お母さんがいつも綺麗にしていたキッチンにすれば、少しでもお母さんの料理の味に近づけるかなって思って…。
でも、本当のこと言うと…一昨日、夢の中でお母さんに言われたの。
キッチンは綺麗にしておかないと美味しい料理も作れないよって…』

『そうか…。そういえば、お前が生まれる前に、お母さんは料理も片付けるのも手を抜きたくないって自分で言ってたことあったな…』

『そうなんだ…あたしも、そんな風にできるかな…』

『うーん、恵美はそこまで気にすることないと思うぞ。
母さんは、それが母さんのやり方であって、恵美は恵美のやり方でいいんじゃないか?
料理は母さんを真似ていいと思うけどな。
要は仕事と一緒で手を抜かなきゃ良いんだと、父さんは思うぞ』

『どういうこと?』

『仕事で言えば、本来やらなければいけないことを省いちゃうのが手抜きって言われるんだよ。
本来やらなければいけないことを省けば、良い品物は作れないし品質も落ちるからな。
食器も綺麗に洗わないと料理もできないだろ?
まぁ、中には手を抜いても平気なこともあるけどな。
要は、手を抜いていいところと手を抜いてはいけないところの見極めだと思う…』

『じゃぁ、料理で言うなら塩コショウ少々を塩だけしか入れないって言うこと?』

『それは手抜きと言っていいだろうな。味も微妙に変わりそうだし。
料理で手を抜いても、あまり問題じゃないのは出汁だろうな。
母さんは出汁を昆布と鰹節で作ってたけど、ほんだしとか昆布つゆは立派な出汁になるみたいだからな。
それは母さんも言ってたぞ。
料理ではこういうところが手を抜いても良いところじゃないかな』

『そっかー…。なんかよくわかったよ』

『うん、あまりお母さんのやり方に拘らないで、恵美は恵美のやり方でお母さんの料理の味を見つければいいよ。
仕事も料理もプロセスは大切だけど、応用も利くところだからな恵美は恵美のやり方を見つければいいよ。
料理で使うものや欲しいものがあれば遠慮なく父さんに言えよ。
母さんの料理の味は、恵美よりは知っているつもりだから惜しみ無く協力するぞ。楽しみにしてるよ』


お父さんはそう言って私の頭に手を乗せて、指先だけでポンポンと軽く叩いた。

私はその時、お父さんの大きな手の優しさに何とも言えない心地好さを感じた。



その日の夕方、恵美は何時も買い物をしてる近くのスーパーではなく、少し離れた駅前の大きなスーパーへ自転車で向かっていた。

長い上り坂を上り長い下り坂を下ったところに大きなスーパーがあり、近くにはドラッグストアやスーパーの2階には100円ショップがあり、恵美は母の冴子と時々一緒に買い物に来ていた場所だった。

恵美はスーパーの入り口で、かごをカートに乗せて店内に入っていった。

このスーパーに恵美一人で入るのは2回目だった。

一度目は、母の冴子が風邪で寝込んだときドラッグストアで薬を買い、その足でスーパーに寄り母に頼まれたものを買うために一人で入った事があった。

その時はベテラン主婦に圧倒され、私は母に頼まれていたタイムセールの商品を買うことができなかった。

大型スーパーでの熾烈な戦いに敗れたのである。

家に帰って、私がその事をお母さんに話したらお母さんはクスクス笑いながら洗礼を受けたのね、と言った。

その後で、私はお母さんからタイムセールの商品ゲットの秘訣を教わった。

次こそは、と虎視眈々とその機会を狙っていたが叶わなかった。

私が家で宿題や勉強をしている間に、お母さんは大型スーパーへ行き狙いの商品を手に入れていた。

そしてお母さんの買い物に付いていったときにはタイムセールの無い日だったり…。

今となっては、お母さんとの買い物も出来なくなってしまった。

そんなことを思い出していた私は、今朝の新聞広告のチラシを見て大型スーパーのタイムセールがあるのを確認していた。

狙いの商品はお刺身の盛り合わせだ。

他にも揚げ物やお総菜、焼き肉一パック等あり、何れも値段が200円と激安。

タイムセールは午後五時半から…

完売と共に終了ということだった。

それぞれが一つのワゴンに乗せてありバラバラの場所で目隠しをされて配置されるのである。

どのワゴンに何があるのか買い物客には分からないので、それぞれのワゴンが配置される場所には、遠巻きに人だかりができていた。

午後五時二十五分…

調理場から続々とワゴンが店員によって運ばれて、タイムセールのスペースに配置されていった。

それが、買い物客にとってお目当ての商品なのか遠巻きに匂いを嗅ぎわけようとする人もいた。

私はお母さんに教わったように、お目当てのものがお肉ならお肉売り場にあるとは限らない、お肉には野菜が付き物、だから野菜売り場に置かれることもあるんだよ、と言っていた。


『あたしのお目当てはお刺身の盛り合わせ…お刺身にはお醤油が付き物…。恵美は調味料売り場の横のタイムセール配置場所に陣取っていた』


店内アナウンスでタイムセール販売開始と共に店員がワゴンに被せてある目隠しを外すと同時に溜め息と喜ぶ声が入り交じっていた。

以前とは違い、一人一つずつ店員が手渡しでお客さんに渡していくので奪い合いの混乱は無い。

お目当ての商品ではなかったお客さんも諦めてタイムセールの商品を受けとるのである。

そんな中、私も溜め息をついた一人だった。

ワゴンの中には天ぷらの詰め合わせが並んでいた。


『外した…。でも二百円でこの量の詰め合わせはお買い得に間違いない』


そんなことを思いながら恵美は一番最初に天ぷらの詰め合わせを店員から受け取った。

どうやらお刺身の盛り合わせは魚の売り場のタイムセール場所だったと後で分かった。

と言うのも、仲の良いクラスメイトのお母さんと店内で鉢合わせになったからだ。


『あら、恵美ちゃん』

『あっ、希美ちゃんのお母さん』

『恵美ちゃん、ここまで買い物にくるんだ』

『はい、タイムセールでお父さんにお刺身買うつもりだったけど外れちゃいました』


恵美のかごの中をチラッと見た希美の母親はガッカリしている恵美を見て、恵美の健気な気持ちに心を打たれた。


『恵美ちゃん、よかったらおばさんのお刺身と交換しようか?』

『えっ、そんな…悪いです』

『ここのタイムセールは何が当たるか分からないからね。おばさんはお惣菜狙ってたけど外れてお刺身だったの。値段は変わらないから恵美ちゃんが良ければ交換しよう』


私は嬉しさに笑顔になった。


『本当に良いんですか?』

『うん、遠慮しないで良いんだよ。じゃ、これお刺身』

『ありがとう、おばさん』


そう言って私は希美ちゃんのお母さんから、お刺身の盛り合わせを受け取り、天ぷらの詰め合わせをおばさんに渡した。


『おばさん、ありがとう』


そう言いながら、私は一つ疑問に思っていることをおばさんに質問を投げ掛けた。


『そうだ、おばさんに教えてもらいたいことがあるんだけど…』

『何?恵美ちゃん。おばさんの知ってることなら教えてあげるよ』



下へ続く↓↓↓↓↓

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想起…


私、新藤恵美(しんどう えみ)中学3年生。

お母さん(冴子)さえこ)が病気で亡くなって半年が過ぎた。

お父さん(武)たけし)と家事を分担しながらの毎日。

お父さんは掃除担当。

私は洗濯と料理の担当。

料理を始めた頃の私は、野菜を切るのも危なげだった。

お母さんが居なくなってからは、ほか弁やコンビニのお弁当が夜の主食で、その状態は3ヶ月続いた。

学校に持っていくお弁当は、なんとか自分で作って持っていってたけど、おかずはコンビニのお総菜がほとんどでレンジで温めるだけのものだった。

時々、お母さんの作ってくれたお弁当が恋しくなり無性に食べたくなることがある。

お父さんも時々は、私のために馴れない手つきでお弁当を作ろうとすしてるけど、卵焼きは黒焦げになり、野菜を切れば自分の指も切っていた。

そんなお父さんを見かねた私。


『お弁当は、あたしが頑張って早起きして作るから…。
お父さんは仕事で帰りが遅いんだから朝はゆっくりしててよ。
それから夜のご飯もあたしが作れるように頑張る。
お母さんの味で作ってみたいんだ…』

『うん、その方が良さそうだな…』


お父さんは少し落ち込んだような表情で、切れた指を見せながら私に任せてくれることになった。


私がお弁当や晩御飯を作りたくなったのは、お母さんの味を再現したいと思ったからだ。

そうは思いながらも、あまりお母さんの料理しているところを見ていなかったし、宿題や予習をしている間にいつも晩御飯はできていた。


『お母さんに料理の味付けとか聞いておけばよかったな…』


そんなことを思いながらも、母親の料理と味を思い出していた。


そんなある日の夜…

宿題を終えた私は、お母さんの料理のメニューを思い出しながらノートに書き出していた。


『えーと…、カレーとハンバーグ、それから肉じゃがとひじき、あとは…ロールキャベツにきんぴらごぼう、カジキマグロのネギを乗せた煮付けと…あっ、すいとんすいとん。これは絶対お母さんの味で作りたいなー…あとは…』


私は、あれやこれやとお母さんの料理のメニューを思い出していた。

その時、一階の方から武が二階の恵美に声をかけてきた。


『恵美ー、ただいまー』

『お父さん、お帰りー』


私は2階の部屋の戸を開けて顔を出した。

そしてお母さんの料理のメニューを書いたノートを持って、一階に降りていった。


『お父さん、お帰り』

『ただいま。ご飯ちゃんと食べたか?』

『今日は、そこのスーパーで生ラーメンとチャーシューとメンマとコーンと海苔を買ってきて全部トッピングで食べた。
美味しかったよ。お父さんは食べてきた?食べてないならラーメン作るよ』

『おっ、美味そうだな。
実は父さん、今日は晩飯食べてないんだよ。だから酒のつまみとカップラーメン買ってきたんだけど…
恵美のラーメンの方が美味そうだから作ってくれるか?』

『オッケー、お風呂入ってからにする?
それともすぐ食べる?』

『先に風呂に入るよ』

『わかった、準備しとくね』

『うん、わるいな』


私がお母さんの使っていたエプロンを首から掛けて後ろ手にエプロンの紐を結んでいるところをお父さんは何気なく見ていたらしい。


『後ろから見ていると、紐を後ろ手に結ぶ仕草が母さんにそっくりだな。親子は仕草も似るもんだな…』


そう言い残してお父さんはお風呂場へ向かった。



ほどなくして、風呂を出てきた武はキッチンに入り、冷蔵庫からビールを取り出しながらキッチンに立っている恵美を見て、ハッとした。

キッチンに立っているのが冴子に見えたからだ。

目眩がするような感覚に襲われた武は、一度思いきり目を閉じて、首を振ってからもう一度恵美を見た。

そこにいるのは紛れもない、冴子の面影を持つ恵美だった。

武の視線に気が付いた恵美。


『どしたの?お父さん?』

『あぁ、疲れてるのかな…ちょっと目眩がして…』

『えー!大丈夫?お父さん?』

『大丈夫大丈夫、ほんの一瞬だから。それより美味そうな匂いがしてきたな。あー、腹へったー』


そう言いながら、武は部屋に戻りテレビをつけてテーブルの前に座って缶ビールのプルトップを開け少し多目の一口を飲み込んだ。

そして飾り棚に置いてある冴子の写真を見上げた。


『冴子…お前が居なくなってもう半年が過ぎたんだな…。恵美も何だかんだ俺に協力してくれてるんだ。
俺も助かってるよ。
恵美のやつ、少しずつお前に似てきて親父の俺もビックリするくらいだよ。
今は二人で上手くやってるから心配すんなよ…』

そう言いながら武の心は無意識のうちに、冴子との想い出を振り返っていた。



『よーし、美味しそうなラーメンできた』

私はラーメンのどんぶりをおぼんに乗せて両手で持ちながら、そろりそろりと部屋に入った。


『お父さん、できたよー。恵美亭特製とんこつ醤油ラーメンだよー。餃子はサービス』



テーブルに置いたおぼんには、餃子五つと具沢山の熱々ラーメン。

具の配置もコーン、海苔、チャーシュー、メンマ、玉子を綺麗に分けて麺の上に乗せた。

これもお母さんのやり方。


『恵美、見るからに美味そうだなー。具の盛り方も母さんと同じだな』

『へへー、気付いてくれた?美味しいのは見た目だけじゃないんだからね』

『分かってる分かってる、いただきます‼』

『めしあがれー』


フーフーしながら武はレンゲでスープを一口啜った。


『美味い美味い!』

『美味しいでしょー。お母さんが作るのはちょっと一手間愛情入りなら、娘のあたしは感謝の一手間だよ』

『感謝?俺にか?』

『当たり前でしょ。あたしがお父さんの他に誰に感謝するの?お父さんが一生懸命働いてくれるから…あたしは学校にも行けるし、何でも食べられるんだから。
それはそうとお父さんは、お母さんの料理で何が好きだった?』


武は涙が溢れそうになるのをグッと堪えた。


『恵美、そんな風に思っていてくれたのか…ありがとう。お父さん明日から百万馬力で頑張るぞ』

『百万馬力って…あたしには今のままのお父さんででいいんだから。元気でいてくれるのが一番だよ。それよりお母さんの料理で何が好きだったの?』

『肉じゃがとひじき…』

『肉じゃがとひじきね。明日の夜作ってみる。
あたし…お母さんの味を思い出したいんだ…。
今日、お料理の本買ってきたの。お母さんの味を思い出しながら作ってみる』



武は堪えていた涙が止められなくなった。

武の目から堰を切ったように涙が溢れ出した。


『あたしが寂しいのと一緒でお父さんも寂しいんだよね…。
だから、お母さんの料理の味をお父さんにも食べてほしいと思って…。
最初は無理かもしれないけど…お母さんの味を思い出しながら作ろうと思ってる…』


私も涙が溢れだして泣いた。


『ありがとう、恵美…』


お父さんは涙声でそう言ってくれた。





続くのです(*^^*)b




長い間眠っていた未完成なお話を再開致します♪

テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

ただいま~ε=ヽ( *´▽`)ノ


おはようございます♪

ご無沙汰しております(*^^*)

しばらくブログをお休みしておりましたが…

創作意欲は衰えず、目を労りながらもあーだこーだと、このブログで書いていた物語や詩を読み返していました。

物語をちょこちょこ直しつつエブリスタという以前から登録していた小説サイトに、ブログをお休みしているにもかかわらず、投稿を始めてしまったのです(^_^;)

エブリスタでコンテストに応募。

最優秀賞を目指しつつ、ただいまドキドキの結果発表待ち。

まぁ、他の皆さんがお上手過ぎて、私なんか入賞すら難しいかもですが改めて創作に目覚めたワタクシ♪

何時かは最優秀賞受賞を夢見て頑張るのであります(*^^*)b

これからのブログの更新は…呟きか、創作作品になります。

定期的にお休みの癖があるワタクシですが暖めてよろしくお願いします♪

小説サイト
エブリスタ ホーム

エブリスタ mika のページ

お暇なときに覗いてみてくださいませ♪


またね(@^^)/~~~♪

過ぎ去る日々…


静かな夜を抱き締めて


季節に吐息をかけてみた


街の灯りに照らされた


黄色い歩道は過ぎた記憶に


夢を重ねた蜃気楼


木枯らし吹けば消え失せる



儚い日々に身を任せ


儚い夜に抱かれたら


一夜の宴は艶やかな


交わりの夜は泡沫の中


重ねた夢は蜃気楼


夜明け迎えりゃ消え失せる




とかくこの世は時にもまれて


忙し過ぎ行くことばかり


一つ数えりゃ二つ消え


二つ数えりゃ四つ消え


儚く終わる一日も


気が付きゃ一年過ぎていく


目の前の箱を開けてみりゃ


煙の中に吸い込まれ


走馬灯を見るように


時は流れて消えてゆく…





どもです(*´∇`)ノ♪

乙姫様に誘われて竜宮城へ行ってきました(笑)

みたいな感じの、上記の詩は歌詞として書きました。


なんと申しましょうか…
とにかく一年が早い…(^^;

現在、11月の23日午前5時過ぎ…

横浜は雨になっています。

このブログ記事を書いていても

雨に濡れた道路を見ていても

あくびをしても水を飲んでも

時間は止まることなく過ぎているわけでして…


そんな中で…

もしも…もしもですよ?

一度だけ、時間を一時間止められることができるとしたら…

皆さんは何をしたいですか?(笑)

一時間…私なら何するかな~

行動半径狭い私だから、多分…だいぶ前から気になってた、近所におしゃれで大きな家があるから中覗いてみたい(笑)

後は…いけないことばかり浮かんでくる(笑)


時間と言うのは人間が考えたものですよね?

だから、本来自然界に時間と言うものは存在しないのでは?

などと考えることがあるワタクシ(*^^*)

時のようなものが過ぎていくことはわかるけど、時間というものが無いとなると人間の意識って変わってくるのかな…?

意識が変わるとなると、老い方も若干変わったりするのだろうか…。

等とどうでもいいことを考えつつ終わりたいと思います(*^^*)



短歌

泡沫に過ぎ去る日々の儚さに止めたい刻に夢を描いて


今回も最後までお付き合い
ありがとうございました♪

(@^^)/~~~ マタキテネー♪



時を止められる事のできるカメラ…
閉じ込められた時間は…懐かしみ
嘆き微笑み想い出語り
一人未来を歩いている自分に気付き
切なく一人胸焦がす…
(見応えのあるショートストーリーです♪)
【きみのうた】安田レイ


【時】小椋佳



202211230528188ea.jpg
膝の上のアンモニャイト💕

テーマ : 詩・想
ジャンル : 小説・文学

不協和音…


夜を歌う雨音

夜明けを口ずさむ静寂

昇る陽は朝を奏で

迎えた朝を鳥が歌う…


穏やかに始まるクラシックな朝

目覚めた街はリズム&ブルース

人はロックを口ずさみ

やがてハードロックを歌いだす

夕暮れはバラードに包まれて

ジャジーな夜に身を任せ

インストゥルメンタルの世界で眠る…


不協和音なこの世界に

不況な音が滲み出る


乱れた鼓動はドラムのように

ずれたリズムは疲れた足のベースライン

弦の切れてるリズムギター

半音上がったリードギター

マイク壊れたボーカルシャウト

不和な集いは不協和音

不和な集いのこの世だから

不況な音を繰り返す

不況和音を繰り返す♪🎵🎶




どもです(*´∇`)ノ♪

オリジナル小説、人間になった猫の続きにちょっと手間取ってる美香ちゃんどす(^^;

繋ぎと言っちゃ何ですが…(^^;

曲のリズムで文字を繋げたらこうなりました(笑)

私なりの世相を表現した(歌)であります(笑)


戦争をしている隣国

ミサイル飛ばす隣国

領海侵犯する隣国の船

戦争を始めようとしている隣国

防がなければならない自国

それを反対する自国民?がいるのは…おそらく日本だけだろう。

最も、本当の日本人なら自国を守ってほしい、と思うのは私だけではないはず。


不協和音のように協和できない、しようとしない者(私も含め)のいざこざに巻き込まれた世界は、再び不況の世界となって荒れ果てていくのでしょうか…。



話は変わりますが、このところすっかり体調を崩してしまい、不調な日々が続いています。

お葬式やら遺品整理とかで心も身体も疲れているせいなのかもしれません。

高血圧190/100や原因不明の脇腹の激痛。
酷い腰痛と10代の時の事故の後遺症で杖必要。
止まらない咳、発作的な動悸の息苦しさ…
これは今週金曜日に検査予定。
それに加え、現在治療中、とは言え治療法のない
難病腎臓疾患(予後不良)の薬を飲み続けてる毎日┐(´д`)┌

泣き言いっても始まらないけど…
泣き言も言いたくなるような日々です(´_`。)゙



短歌

この道を歩いていきたかったのに切れた操り人形の糸


人間になった猫…頑張ってお話し進めたいと思います♪


ではこのへんで…

最後までお付き合い
ありがとうございました♪

(@^^)/~~~ マタキテネー❣️


【Rose Of Pain】X Japan
クラシックとロックが見事に融合、調和。
間奏のベースタップもカッコいいしツインギターの
ハモりもカッコいい♪
11分を越える曲です(*^^*)

【TAVEMONO NO URAMI】打首獄門同好会
この歌も私の好きな歌♪
重厚感のあるハードロックサウンドだけど…
歌詞が可愛い(笑)
同じ状況なら歌っちゃうかも♪

猫好きの私はやっぱりこの歌を入れておきたい🐈
猫への愛の形(笑)
【猫の惑星】打ち首獄門同好会


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保護間もない頃の幼いトマト💕

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虹の彼方…



眠れない夜をさ迷い


たどり着いた朝


濡れたため息は乾いた空へ


湿った心は夜明けの詩で


流す涙に映す虹を


越えて貴女の面影探す…



あれから季節は色付いて


目覚めた街は黄金色


爽やかに晴れた秋空が


潤む瞳に眩しくて


色付く歩道を見下ろせば


知らない人の後ろ姿に


私の身を案じて会いに来てくれて


この歩道を歩いてた


貴女の姿を重ねてしまう…



潤む瞳はたちまち霞み


面影揺れる虹の彼方…





黄葉に色付く街を滲ませる面影はただ虹の彼方に


【吾亦紅】すぎもとまさと 


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美香

Author:美香
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LGBT(トランスジェンダー)美香のブログへようこそ~♪

このブログは、私のリアルな日常や思うこと、感じたこと、など書いてます。
エッチな記事も含まれてますので苦手な方は飛ばして読んでくださいね♪

リンクはご自由にどうぞ♥

また、ご連絡いただければ、よろしければ私の方でもリンクさせていただきます♪

よろしくお願いいたします♪

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